1-2で敗戦。
昨季のワーストゲームとなってしまった因縁の地・ニッパツ三ツ沢球技場で、雪辱を期して臨んだはずの今節。
そのときほど何もできずに一方的にやられることはありませんでした。先制点を奪われながらも、同点に追いついてみせました。
しかし。
結果は、敗戦。借りを返すことができませんでした。
これで、シーズンワーストとなる19位にまで後退。同勝ち点で、勝てば無条件にひとつ上がるはずだった順位を、みすみす下げてしまうありさま。
まだシーズンも折り返し地点であと半分あるからなんとかなる?
冗談じゃない。
去年、最終節にしてなんとか降格の危機を免れたけれど・・・その経験があるから大丈夫?
そんなわけはない。
逆に言えば。「そんな降格しかけた経験があるにもかかわらず、このザマなのか」と。
スコアの上では僅差でしょうが、内容では、まったく勝者のメンタリティというものが感じられなかった今節。
ファン・サポーターを失望させるのは簡単だということを、肝に銘じなければなりません。
シュート3本という低調な試合となってしまった前節・札幌戦よりは、いくらか改善されてはいたものの・・・厳しい言い方をすれば、「ちょっとはマシ」という程度。
なぜなら、根本的なところでは何も変わっていなかったから。
相も変わらず、相手に脅威を与えるような攻撃というものが全然出来ていません。
シュート数は相手と同じく6本だったものの、有効だったのは得点した1本のみ。そのほかは、相手ゴールを脅かすことすら出来ていなかったかと。
中盤からの推進力不足、形にこだわりすぎているのか、全然シュートまでいかない。
前節が終わった後、監督は語っています。「十分な体勢ではなくても思い切ってシュートを狙っていく姿勢を持ってほしいと思います」と。それが、今節も果たされていなかった、と。
悪い意味で、いつも通り。
今節は、負傷した西川、苔口らに代わる1トップとして三根が初スタメン。期待もかけられていたし、本人にも気合が入っている様子が見て取れました。
しかし・・・先に仕事をしたのは、警戒しなければならないとわかり切っていたはずの大久保。ゴール前のこぼれ球を懸命に詰めてねじ込むという泥臭いゴールによって、先制されてしまったのでした。
大久保の武器であるところの高さと強さにやられたわけではありません。ですが、やはりそこは百戦錬磨の選手。FWとして求められる働きを見事に結果につなげるゴール。
経験値が違いすぎるとの見方もありましょうが・・・同じ大型FWとして、なにがなんでもゴールしてやるぞというその姿勢は、三根に見習ってほしいところなのですが。
それでも、自身のゴールこそならなかったものの、同点ゴールには貢献していたかと。
36分、CKからドンピシャのタイミングで合わせた舩津のヘッドが決まり、1-1に。相手マークが三根につられたところを、フリーになってしてやったりのゴール。
前半のうちに追いつき、当然のように逆転勝ちを狙わなければならない展開だった・・・のですが。
気をつけなければならないとわかっていたはずなのに。
後半開始からわずか7分。CKからFW黒津 勝に決められてしまい、勝ち越されてしまいました。
注意して気を引き締めねばならない時間帯に、CKで追いついたところをCKで勝ち越されてしまうとか。2トップのゴールそろい踏みに沸き立つ横浜FCサポーター。
ここで。
ここで、「なにくそ!また追いついて、さらには逆転してやる!」とならねばならなかったのですが。
あるいは、意気消沈していたのか。反撃の勢いを見せられず。
そんななかにあって、21分に敬介に続き、22分、ついに黒部が途中出場。
手術、リハビリを乗り越えて、今季初出場を果たした黒部。大きな期待を背に、ピッチに立ったのでした。
これ以上ないくらいに、明確なメッセージ。「追いつき、逆転せよ」
しかし。
悪い意味でのいつも通りさは、変わりませんでした。
確かに、敬介のスピードなど、個々に良い場面はありました。ですが、それが全体の攻撃への勢いとはなりませんでした。
中盤でボールを奪っても、どうにもこうにも攻めあぐねる。
速攻で行くべき場面でも手数が増えてしまい、相手に守備の時間を与えてしまう。
落ち着いてパスコースを探すべきではあるものの、それが最後には積極性を欠いたバックパスになってしまうとか。
最後まで懸命にプレーしてはいたと思います。もちろん、諦めてしまうようなプレーをしていたような選手などいませんでした。
ですが。
結果が、すべて。結局はそのまま得点を挙げるには至らず。リードを守り切られて敗れてしましました。
復帰戦を勝利で飾れなかった黒部。試合後にコメントしています。「勝利にこだわる執念のようなものが感じられなかった」と。
チームの現状を表す、的確な表現ではないかと思います。
執念が足りないから、攻撃にも迫力が出ない。
執念が足りないから、相手を脅かすシュートができない。
そして・・・なにより、執念が足りないから、いつまでも同じようなミスを繰り返し、いつまでも勝てない。
昨年と同じ19位にまで後退してしまったカターレ。
開幕直後の好調さは完全に春の珍事にすぎず、定位置の低位置にもどってきただけ、とでも言うのでしょうか?
こんなことを繰り返しているようならば・・・選手たちが口にするところのプレーオフ進出という目標が、そらぞらしいものに聞こえてもやむなしとしか言いようがないようにも思います。
それでは、いけない。
もちろん、いけない。
やるべきことは、ただひとつ。
1試合でも・・・いや、1分1秒でも早く、現状を脱却すること。それだけです。
それが困難かどうかなんて、この際関係ない。
やるしかない。それだけのことなのだから。
追伸
富山市のグランドプラザにおいて、第4回となるパブリックビューイングが開催されました。
それに先立ち、カターレ富山をサポートする会のメンバーおよび有志で、市内を歩いてアピールするウオーキングが。
それまでは曇っていたところ、実施時間を狙いすましたかのように雨に見舞われ・・・なんともバッドタイミングでしたが。
「このあと午後8時まであるのに、ずぶぬれになるわけにもいかんだろ」とのことでしたが、幸いにして本降りには至らず。その後、現地に到着してからは晴れたりして、なんだかなぁ。
イベント自体は午前中から始まっており、富山県内のダンスチームによるダンス、ご当地アイドル・ビエノロッシのステージ、選手のトークショー&サイン会、Leap-Blueによるダンス、カターレ富山レジェンドである長谷川満氏による見どころ紹介など、盛りだくさんの内容でキックオフを待つことに。
そして、試合開始。
個人的には、第1回、第2回に続いて3度目となるグランドプラザでのPV。
前回にあたる第3回・今季開幕戦は現地参戦だったので、ここでの盛り上がりは経験がありませんでした。
その過去2回がいずれも0-3で惨敗を喫したものであっただけに、今回こそは!と。
前半の舩津の同点ゴール時には、大歓声!
よし、このまま今季初の逆転勝ちだ!・・・と、思っていたのですが。
結果は敗戦。またも、苦い思いで会場を後にすることとなってしまったのでした。
勝てないジンクスなんて、いらんよ・・・。
次回は、来月の群馬戦。
次こそ・・・次こそは勝利を・・・。
昨季のワーストゲームとなってしまった因縁の地・ニッパツ三ツ沢球技場で、雪辱を期して臨んだはずの今節。
そのときほど何もできずに一方的にやられることはありませんでした。先制点を奪われながらも、同点に追いついてみせました。
しかし。
結果は、敗戦。借りを返すことができませんでした。
これで、シーズンワーストとなる19位にまで後退。同勝ち点で、勝てば無条件にひとつ上がるはずだった順位を、みすみす下げてしまうありさま。
まだシーズンも折り返し地点であと半分あるからなんとかなる?
冗談じゃない。
去年、最終節にしてなんとか降格の危機を免れたけれど・・・その経験があるから大丈夫?
そんなわけはない。
逆に言えば。「そんな降格しかけた経験があるにもかかわらず、このザマなのか」と。
スコアの上では僅差でしょうが、内容では、まったく勝者のメンタリティというものが感じられなかった今節。
ファン・サポーターを失望させるのは簡単だということを、肝に銘じなければなりません。
シュート3本という低調な試合となってしまった前節・札幌戦よりは、いくらか改善されてはいたものの・・・厳しい言い方をすれば、「ちょっとはマシ」という程度。
なぜなら、根本的なところでは何も変わっていなかったから。
相も変わらず、相手に脅威を与えるような攻撃というものが全然出来ていません。
シュート数は相手と同じく6本だったものの、有効だったのは得点した1本のみ。そのほかは、相手ゴールを脅かすことすら出来ていなかったかと。
中盤からの推進力不足、形にこだわりすぎているのか、全然シュートまでいかない。
前節が終わった後、監督は語っています。「十分な体勢ではなくても思い切ってシュートを狙っていく姿勢を持ってほしいと思います」と。それが、今節も果たされていなかった、と。
悪い意味で、いつも通り。
今節は、負傷した西川、苔口らに代わる1トップとして三根が初スタメン。期待もかけられていたし、本人にも気合が入っている様子が見て取れました。
しかし・・・先に仕事をしたのは、警戒しなければならないとわかり切っていたはずの大久保。ゴール前のこぼれ球を懸命に詰めてねじ込むという泥臭いゴールによって、先制されてしまったのでした。
大久保の武器であるところの高さと強さにやられたわけではありません。ですが、やはりそこは百戦錬磨の選手。FWとして求められる働きを見事に結果につなげるゴール。
経験値が違いすぎるとの見方もありましょうが・・・同じ大型FWとして、なにがなんでもゴールしてやるぞというその姿勢は、三根に見習ってほしいところなのですが。
それでも、自身のゴールこそならなかったものの、同点ゴールには貢献していたかと。
36分、CKからドンピシャのタイミングで合わせた舩津のヘッドが決まり、1-1に。相手マークが三根につられたところを、フリーになってしてやったりのゴール。
前半のうちに追いつき、当然のように逆転勝ちを狙わなければならない展開だった・・・のですが。
気をつけなければならないとわかっていたはずなのに。
後半開始からわずか7分。CKからFW黒津 勝に決められてしまい、勝ち越されてしまいました。
注意して気を引き締めねばならない時間帯に、CKで追いついたところをCKで勝ち越されてしまうとか。2トップのゴールそろい踏みに沸き立つ横浜FCサポーター。
ここで。
ここで、「なにくそ!また追いついて、さらには逆転してやる!」とならねばならなかったのですが。
あるいは、意気消沈していたのか。反撃の勢いを見せられず。
そんななかにあって、21分に敬介に続き、22分、ついに黒部が途中出場。
手術、リハビリを乗り越えて、今季初出場を果たした黒部。大きな期待を背に、ピッチに立ったのでした。
これ以上ないくらいに、明確なメッセージ。「追いつき、逆転せよ」
しかし。
悪い意味でのいつも通りさは、変わりませんでした。
確かに、敬介のスピードなど、個々に良い場面はありました。ですが、それが全体の攻撃への勢いとはなりませんでした。
中盤でボールを奪っても、どうにもこうにも攻めあぐねる。
速攻で行くべき場面でも手数が増えてしまい、相手に守備の時間を与えてしまう。
落ち着いてパスコースを探すべきではあるものの、それが最後には積極性を欠いたバックパスになってしまうとか。
最後まで懸命にプレーしてはいたと思います。もちろん、諦めてしまうようなプレーをしていたような選手などいませんでした。
ですが。
結果が、すべて。結局はそのまま得点を挙げるには至らず。リードを守り切られて敗れてしましました。
復帰戦を勝利で飾れなかった黒部。試合後にコメントしています。「勝利にこだわる執念のようなものが感じられなかった」と。
チームの現状を表す、的確な表現ではないかと思います。
執念が足りないから、攻撃にも迫力が出ない。
執念が足りないから、相手を脅かすシュートができない。
そして・・・なにより、執念が足りないから、いつまでも同じようなミスを繰り返し、いつまでも勝てない。
昨年と同じ19位にまで後退してしまったカターレ。
開幕直後の好調さは完全に春の珍事にすぎず、定位置の低位置にもどってきただけ、とでも言うのでしょうか?
こんなことを繰り返しているようならば・・・選手たちが口にするところのプレーオフ進出という目標が、そらぞらしいものに聞こえてもやむなしとしか言いようがないようにも思います。
それでは、いけない。
もちろん、いけない。
やるべきことは、ただひとつ。
1試合でも・・・いや、1分1秒でも早く、現状を脱却すること。それだけです。
それが困難かどうかなんて、この際関係ない。
やるしかない。それだけのことなのだから。
追伸
富山市のグランドプラザにおいて、第4回となるパブリックビューイングが開催されました。
それに先立ち、カターレ富山をサポートする会のメンバーおよび有志で、市内を歩いてアピールするウオーキングが。
それまでは曇っていたところ、実施時間を狙いすましたかのように雨に見舞われ・・・なんともバッドタイミングでしたが。
「このあと午後8時まであるのに、ずぶぬれになるわけにもいかんだろ」とのことでしたが、幸いにして本降りには至らず。その後、現地に到着してからは晴れたりして、なんだかなぁ。
イベント自体は午前中から始まっており、富山県内のダンスチームによるダンス、ご当地アイドル・ビエノロッシのステージ、選手のトークショー&サイン会、Leap-Blueによるダンス、カターレ富山レジェンドである長谷川満氏による見どころ紹介など、盛りだくさんの内容でキックオフを待つことに。
そして、試合開始。
個人的には、第1回、第2回に続いて3度目となるグランドプラザでのPV。
前回にあたる第3回・今季開幕戦は現地参戦だったので、ここでの盛り上がりは経験がありませんでした。
その過去2回がいずれも0-3で惨敗を喫したものであっただけに、今回こそは!と。
前半の舩津の同点ゴール時には、大歓声!
よし、このまま今季初の逆転勝ちだ!・・・と、思っていたのですが。
結果は敗戦。またも、苦い思いで会場を後にすることとなってしまったのでした。
勝てないジンクスなんて、いらんよ・・・。
次回は、来月の群馬戦。
次こそ・・・次こそは勝利を・・・。