行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第18節  レノファ山口FC戦

2015-06-28 01:27:25 | カターレ富山
6月の3連続ホーム戦のラストに首位・山口を迎える今節。
もう1ヶ月以上も勝利から遠ざかり、絶対に勝たねばならなかったはずの最下位、ブービーのクラブにすら勝てない有様のカターレ。不振どころではないガッカリ感が漂う中にあって、前回対戦時にも“きっちりと負けきった”山口との対戦。
前節にしても、決めるべきところで決められず、悪いところを引きずるかたちで相変わらずの決定力不足を露呈したカターレ。
一方の山口は、前々節こそ町田に敗れて3敗目を喫したものの、それを引きずることなく、前節のYS横浜戦では相変わらずの得点力が爆発、6得点を挙げての圧勝。
対照的なんてもんじゃありません。
かたや、良い意味で全くぶれない安定性で首位を走るチーム。かたや、悪い意味で全くぶれずに勝利に見放され続けるチーム。
これがもしtotoの対象試合であったなら。あるいは、8割方山口の勝利予想についていたのでは?もしもGOAL3の対象試合であったなら。山口の3得点以上に対し、富山の0得点が最多予想であったやもしれません。
しかし、それが現実。
それほどまでに、差があるのが現実。勝ち点にして20もの差は、やはり歴然。そこから目を背けるわけにはいきません。

それでも。
だからおといって、負けて良い、勝てなくてしかたない、なんてことにはならないのです。
もはや風前の灯火どころか、限りなく赤に近い黄信号となっているJ2復帰ですが・・・それもこれも、勝ち続けないことには話にならないのであって。
首位だから、圧倒的に強いから山口は勝利の対象外・・・そんなことはありえないのです。
いくら勝てない試合が続いていようが。いくら決定力不足で不甲斐ない試合が続いていようが。
それと、この試合に勝てないということとは無関係だということを、首位撃破という結果をもって示すよりほかないのです。

期待したいのは、中西。
戦犯、とはいささか言い過ぎかもしれませんが、それでも。前節のJ22戦、途中出場から積極的なプレーぶりを見せ、そこからGKと1対1の決定的なシーンを作り出すも・・・そこで、決めきれず。試合を通じていちばんのビッグチャンスを逃し、カターレには悔いの残る、J22には自信を献上するスコアレスドローとなってしまったのでした。
攻撃的ポジションの選手として、なんとしても仕留めねばならなかったシチュエーション。それを落ち着きをもって、かつ、大胆に決めきれなかったということは・・・ひとえに、自信のなさが故のことでしょう。自らのゴールで試合を優位に進めること、なによりもそこから勝つということに関して、自信を持てていないということ。
勝ち慣れていないから、とも言い換えることができるかもしれません。その意味において、今節対戦する山口の攻撃陣は10得点以上を挙げて得点ランク上位を総なめ。シュートを決めること、そして勝つことが「あたりまえ」であり、そこに確たる自信を持ってプレーできていることのなによりの証でしょう。
しかし。現時点での差が勝敗を分ける決定的要因ではないということを、示さねば。
不覚をとってしまった試合の後だからこそ。ここで、名誉挽回となるゴールを決めて―――下馬評を覆す首位撃破を成し遂げることで、通常の2倍、3倍の自信を勝ち取るくらいの覚悟を見せなければ。
得点なくして勝利無し。攻撃陣の不振、不甲斐なさからファン・サポーターの期待を裏切る試合が続いてしまっているだけに。
山口の爆発的な得点力を抑えることはもちろんですが、それだけでは勝てない。
勝つための試合をしなければ。そのためにも、中西の奮起は必要不可欠。次のホーム戦は桃山開催で、このあとおよそ1ヶ月も県総での試合はありません。ここでしっかりとゴールという結果を残し、自信をつけなければ。

ここでもし大方の予想通りに山口の「順当勝ち」となってしまったならば・・・実質、シーズン終了と言ってもいいでしょう。
いや、現時点で既に相当苦しいけれど、それにとどめを刺されてしまうかたちで。
もう、今シーズンでのJ2復帰などとは、口にすべきではないくらいに。
前節の終了後、ゴール裏のメンバーが居残り、澤入GMを呼んで思いの丈をぶつける、という一幕がありました。
単なるヤジやブーイングではなく。カターレ富山のことを思えばこその、数々の言葉。
それが、チームにどう伝わったか。
とても満足できない・・・というよりは、不満と言い切って良い現状を変えるためには。
勝つことでしか、変われない。
それを、結果で示すことでしか、変われないのだから。

首位撃破は、容易ではないでしょう。
しかし、それでもやらなければならない。
現状に甘んじるな。やれることを、すべてやれ!
「逆襲の富山」と銘打たれたこの試合。
今節の首位撃破無くして、今後の反攻なし。
難しかろうが、関係ない。勝つ可能性だけを信じろ!!
首位・山口を、駆逐せよ!!
勝たれ!!!!富山!!!!!