3-0で勝利!
まさに、背水の陣で臨んだこの試合。勝利への気迫がプレーににじみ出ていました。
4月とは思えないほどの肌寒さ、それに加えて雨も降るという難しいコンディション。さらには、経験こそ少なくても、個々に高い技術を持つ選手が揃うガンバ大阪U23が相手。
これまで喫してきた敗戦のように、一瞬の隙が命取りという意味においては、今節もまた危険な状況であったと言えます。
それでも。
勝利への意志を前半のうちに先制点、さらには追加点を挙げるというかたちで示したカターレ。
2点差があっても油断できなかったところですが、そこでも相手の反撃をしっかりとしのぎきり。
集中力が切れて失点してしまってきた後半もしっかりと耐えたばかりか、3点目を挙げてさらに突き放すことに成功。
勝つのは当然として、油断なく無失点に抑えて勝つことが求められましたが、それもしっかりとクリア。今季初の無失点試合を成し遂げました。
季節外れの寒さの中、それでもカターレの勝利を信じて応援に駆け付けたファン・サポーター。
その期待に、今季いちばんの内容で快勝して応えてみせたカターレ。
ホーム・県総は、連敗で溜まってしまっていた留飲を下げる勝利の歓喜に包まれたのでした。
4月も8日にもかかわらず、午前中には雪もちらつくなど、春めいたサッカー日和とは程遠いなかでの試合となった今節。
北陸電力の新入社員のみなさんの動員もあって観客数の最少記録更新は免れましたが、その人たちにとっても「なにもこんな日じゃなくても」というところだったかもしれません。
「寒いから行かんわ」という人も、いたと思います。いや、それよりも・・・「勝てんから、弱いから行かんわ」という理由をつけられてしまうことのほうが、深刻といえたかもしれませんが。
そんな人たちを、「やっぱ行けばよかった」と後悔させてやらねば!という試合でもありました。
前節からいろいろとメンバーが入れ替わったスタメン。弓崎や新井のスタメン復帰もさることながら。トピックとしては、開幕戦以来のスタメン起用となった苔口、そして今季初出場・初スタメンとなった脇本でしょうか。
ふたりとも、去年の失速を知り、そこから名誉回復を目指して臨んだ今季であったはず。それがスタートダッシュで大コケ、出場できないあいだ、忸怩たる思いでいたことかと。
それでなくとも、なんとしても連敗阻止、そしてホーム勝利を挙げねばならなかった今節。意気込みは、相当なものであったかと。
冷たい雨が降ったりやんだり、といったなかでの試合。いやがおうにも前回ホームゲームのセレッソ大阪U23を思い出しました。
相手の個々の技術が高かった、ということもあったにせよ。「いったいどっちのホームだよ!?」というくらい、カターレ側のほうがプレーがおぼつかなかったりして。
新加入選手が多いことを差し引いても、それでも、ホームアドバンテージもなにもあったもんじゃない、という試合ぶりにはガッカリさせられたものでした。
今節もまたそんなことを繰り返しているようでは、到底勝利など、という状況でしたが。
そんななか、選手たちは意識も高くしっかりとプレー。特に新井・前嶋・エドといった若い攻撃陣がしっかりと攻撃への意欲を示しながらのプレー。
先制点は、まさにそんな流れから。
12分、ペナルティーエリア付近から2人を相手にも怯まずに仕掛けた新井、そのこぼれ球を拾ってクロスを上げた前嶋、その攻勢に走りこんできた差波が思い切ってシュート!
見事に決まり、うれしいJ初ゴール。2試合連続無得点であった停滞感を吹き飛ばして「今節こそ!」という勇気を与える、価値ある先制点を決めたのでした。
勝利の要件を整え、それを結果に結び付けねばならないカターレ。もちろん、攻撃の手を緩めるわけにはいかない。
そんななか、追加点が。
37分、左サイドの競り合いから、新井がペナルティーエリアわずかに外から蹴りこんだボールがポストに跳ね返るかたちでゴール。
シュートだったのかクロスだったのか・・・リプレイを見せろ!と思ったものの、残念、まだ県総の大型ビジョンは改修中だ。
スタメン復帰となった新井の移籍後初ゴールでしたが、意外性のほうがまさって、なんだか喜びきれないような得点、といった印象でした。
その新井についてですが・・・正直、本調子ではなかったように見受けられました。自身がイメージしていると思われるプレーと、実際のプレーとのあいだに齟齬がある、というか。持てるポテンシャルをフルに発揮したらこんなもんじゃないだろ?という、どこかちぐはぐなプレーが散見されました。
いや、それも裏を返せば、それだけの力を持ち合わせているということ。イメージとプレーがしっかりと合致したならば、まだまだこんなもんじゃないはず。それは、疑いません。
前半は2-0で終了、後半へ。
ただ、楽観は出来ませんでした。ここ2試合連続で後半開始直後に失点していたならなおのこと。相手の反撃を抑えつつ、しっかりと追加点を狙っていく積極性が不可欠でした。
その追加点もまた、思わぬかたちで。
CKのチャンスで、キッカーは椎名。ニアに蹴ったボールに頭で合わせた今瀬が中央に送ると、ゴール前でもつれるようなかたちに・・・って、入った???
おい、リプレイ見せろよ!ってか、改修中で見れないじゃんか!!(2回目
ガンバ大阪U23のGK 谷 晃生が猛然と審判に詰め寄ったりもしていましたが、主審ならびに線審はしっかり見ていたようで。
あとから映像を見てみましたが、なるほど、ライン上ではなくしっかりと入っている。
なんとも意外なかたちではありましたが、最後に足先が掠るように触れた苔口の、今季初ゴール。なにはともあれ、得点への意欲があってこそ決まった、貴重な追加点となったのでした。
3点差と大きくリードし、勝利をぐっと手繰り寄せたカターレ。そのまま勝つのは当然として。あとは、いかに勝つかでした。
ここまでリーグワースト失点。同じ勝つにしても、3-1、あるいは3-2では、やはりこれまでのマイナスが払しょくできないまま。
無失点で勝つ、その重要性。
試合終盤の体力的にもきつい時間帯。それでも、選手たちは集中力を切らしませんでした。
なかでも目を惹いたのは、今節のプレビューでも期待の選手として挙げたエド。88分に交代するまで、攻守両面で高い集中力を発揮。勝利への意気込みというものが、よく見て取ることができました。得点こそなかったものの、それでも、スタメン出場選手の役割はしっかりと果たしたかたち。次につながる活躍であったかと。
ガンバ大阪U23の宮本 恒靖監督にして「失点をしないというところでカターレのほうは徐々に集中力が高まっていったと思う。体を投げ出してシュートをブロックするシーンがたくさんあった。」と言わしめた守備。無失点で勝つ、その重要性を、みんなが意識し、それをプレーで示した。その成果であったかと思います。
そして、試合終了。
課題であったところの先制点、追加点、さらには無失点。なによりも、連敗阻止。それらを、しっかりとクリアしての勝利でした。
もし今節負けていたら・・・想像するだけで恐ろしい。けれども、そんなプレッシャーに打ち勝っての勝利。
まだたったの2勝、気を緩めるわけにはいきません。勝ったと言っても、3得点したと言っても。4点以上獲るチャンスはあったし、ミスも少なくはなかったし。改善の余地は多々あります。
けれども。
結果を、出してみせた。勝つことでしか得られないもの、それを、改めて実感したことかと。
だからこそ、勝って兜の緒を締めよ。
次は、連勝に向けて。
着実に、進んでいかねばなりません。
まさに、背水の陣で臨んだこの試合。勝利への気迫がプレーににじみ出ていました。
4月とは思えないほどの肌寒さ、それに加えて雨も降るという難しいコンディション。さらには、経験こそ少なくても、個々に高い技術を持つ選手が揃うガンバ大阪U23が相手。
これまで喫してきた敗戦のように、一瞬の隙が命取りという意味においては、今節もまた危険な状況であったと言えます。
それでも。
勝利への意志を前半のうちに先制点、さらには追加点を挙げるというかたちで示したカターレ。
2点差があっても油断できなかったところですが、そこでも相手の反撃をしっかりとしのぎきり。
集中力が切れて失点してしまってきた後半もしっかりと耐えたばかりか、3点目を挙げてさらに突き放すことに成功。
勝つのは当然として、油断なく無失点に抑えて勝つことが求められましたが、それもしっかりとクリア。今季初の無失点試合を成し遂げました。
季節外れの寒さの中、それでもカターレの勝利を信じて応援に駆け付けたファン・サポーター。
その期待に、今季いちばんの内容で快勝して応えてみせたカターレ。
ホーム・県総は、連敗で溜まってしまっていた留飲を下げる勝利の歓喜に包まれたのでした。
4月も8日にもかかわらず、午前中には雪もちらつくなど、春めいたサッカー日和とは程遠いなかでの試合となった今節。
北陸電力の新入社員のみなさんの動員もあって観客数の最少記録更新は免れましたが、その人たちにとっても「なにもこんな日じゃなくても」というところだったかもしれません。
「寒いから行かんわ」という人も、いたと思います。いや、それよりも・・・「勝てんから、弱いから行かんわ」という理由をつけられてしまうことのほうが、深刻といえたかもしれませんが。
そんな人たちを、「やっぱ行けばよかった」と後悔させてやらねば!という試合でもありました。
前節からいろいろとメンバーが入れ替わったスタメン。弓崎や新井のスタメン復帰もさることながら。トピックとしては、開幕戦以来のスタメン起用となった苔口、そして今季初出場・初スタメンとなった脇本でしょうか。
ふたりとも、去年の失速を知り、そこから名誉回復を目指して臨んだ今季であったはず。それがスタートダッシュで大コケ、出場できないあいだ、忸怩たる思いでいたことかと。
それでなくとも、なんとしても連敗阻止、そしてホーム勝利を挙げねばならなかった今節。意気込みは、相当なものであったかと。
冷たい雨が降ったりやんだり、といったなかでの試合。いやがおうにも前回ホームゲームのセレッソ大阪U23を思い出しました。
相手の個々の技術が高かった、ということもあったにせよ。「いったいどっちのホームだよ!?」というくらい、カターレ側のほうがプレーがおぼつかなかったりして。
新加入選手が多いことを差し引いても、それでも、ホームアドバンテージもなにもあったもんじゃない、という試合ぶりにはガッカリさせられたものでした。
今節もまたそんなことを繰り返しているようでは、到底勝利など、という状況でしたが。
そんななか、選手たちは意識も高くしっかりとプレー。特に新井・前嶋・エドといった若い攻撃陣がしっかりと攻撃への意欲を示しながらのプレー。
先制点は、まさにそんな流れから。
12分、ペナルティーエリア付近から2人を相手にも怯まずに仕掛けた新井、そのこぼれ球を拾ってクロスを上げた前嶋、その攻勢に走りこんできた差波が思い切ってシュート!
見事に決まり、うれしいJ初ゴール。2試合連続無得点であった停滞感を吹き飛ばして「今節こそ!」という勇気を与える、価値ある先制点を決めたのでした。
勝利の要件を整え、それを結果に結び付けねばならないカターレ。もちろん、攻撃の手を緩めるわけにはいかない。
そんななか、追加点が。
37分、左サイドの競り合いから、新井がペナルティーエリアわずかに外から蹴りこんだボールがポストに跳ね返るかたちでゴール。
シュートだったのかクロスだったのか・・・リプレイを見せろ!と思ったものの、残念、まだ県総の大型ビジョンは改修中だ。
スタメン復帰となった新井の移籍後初ゴールでしたが、意外性のほうがまさって、なんだか喜びきれないような得点、といった印象でした。
その新井についてですが・・・正直、本調子ではなかったように見受けられました。自身がイメージしていると思われるプレーと、実際のプレーとのあいだに齟齬がある、というか。持てるポテンシャルをフルに発揮したらこんなもんじゃないだろ?という、どこかちぐはぐなプレーが散見されました。
いや、それも裏を返せば、それだけの力を持ち合わせているということ。イメージとプレーがしっかりと合致したならば、まだまだこんなもんじゃないはず。それは、疑いません。
前半は2-0で終了、後半へ。
ただ、楽観は出来ませんでした。ここ2試合連続で後半開始直後に失点していたならなおのこと。相手の反撃を抑えつつ、しっかりと追加点を狙っていく積極性が不可欠でした。
その追加点もまた、思わぬかたちで。
CKのチャンスで、キッカーは椎名。ニアに蹴ったボールに頭で合わせた今瀬が中央に送ると、ゴール前でもつれるようなかたちに・・・って、入った???
おい、リプレイ見せろよ!ってか、改修中で見れないじゃんか!!(2回目
ガンバ大阪U23のGK 谷 晃生が猛然と審判に詰め寄ったりもしていましたが、主審ならびに線審はしっかり見ていたようで。
あとから映像を見てみましたが、なるほど、ライン上ではなくしっかりと入っている。
なんとも意外なかたちではありましたが、最後に足先が掠るように触れた苔口の、今季初ゴール。なにはともあれ、得点への意欲があってこそ決まった、貴重な追加点となったのでした。
3点差と大きくリードし、勝利をぐっと手繰り寄せたカターレ。そのまま勝つのは当然として。あとは、いかに勝つかでした。
ここまでリーグワースト失点。同じ勝つにしても、3-1、あるいは3-2では、やはりこれまでのマイナスが払しょくできないまま。
無失点で勝つ、その重要性。
試合終盤の体力的にもきつい時間帯。それでも、選手たちは集中力を切らしませんでした。
なかでも目を惹いたのは、今節のプレビューでも期待の選手として挙げたエド。88分に交代するまで、攻守両面で高い集中力を発揮。勝利への意気込みというものが、よく見て取ることができました。得点こそなかったものの、それでも、スタメン出場選手の役割はしっかりと果たしたかたち。次につながる活躍であったかと。
ガンバ大阪U23の宮本 恒靖監督にして「失点をしないというところでカターレのほうは徐々に集中力が高まっていったと思う。体を投げ出してシュートをブロックするシーンがたくさんあった。」と言わしめた守備。無失点で勝つ、その重要性を、みんなが意識し、それをプレーで示した。その成果であったかと思います。
そして、試合終了。
課題であったところの先制点、追加点、さらには無失点。なによりも、連敗阻止。それらを、しっかりとクリアしての勝利でした。
もし今節負けていたら・・・想像するだけで恐ろしい。けれども、そんなプレッシャーに打ち勝っての勝利。
まだたったの2勝、気を緩めるわけにはいきません。勝ったと言っても、3得点したと言っても。4点以上獲るチャンスはあったし、ミスも少なくはなかったし。改善の余地は多々あります。
けれども。
結果を、出してみせた。勝つことでしか得られないもの、それを、改めて実感したことかと。
だからこそ、勝って兜の緒を締めよ。
次は、連勝に向けて。
着実に、進んでいかねばなりません。