行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第25節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2020-11-03 05:24:10 | カターレ富山
アウェイで2位であった長野を撃破し、2連勝を成し遂げたカターレ。そこから中2日、ホームで鹿児島ユナイテッドFCを迎え撃ちます。
理想には程遠い展開、諸手を挙げて賞賛される内容ではなかったものの、それでも。
劣勢にあっても諦めることなく得点を狙い、モノにしたこと。そして、最後まで集中を切らすことなくしのぎ切り、無失点に抑えたこと。連続無失点で連勝を成し遂げたこと。
それらにまで評価に値しないなど、どうして言えましょうか。
3戦連続逆転負けなど、頑張りが結果につながらない試合も多々あったなかで。
やればできる!それを結果に繋げた価値というものは、決して低くなどないのであって。
無論、改善は必要。その中で迎える、ホーム戦。いかに修正し、理想に近づく勝利に繋げられるかが問われます。
ホームのファン・サポーターの期待に応える3連勝をかけた戦い。もちろん、実現せねばなりません。

各クラブとも、特異なスケジュールに苦心している今シーズンにあって。
ときに不調の波にのまれてしまう経験というものは、なにもカターレに限ったことではない、というところでしょうか。
1年でのJ2復帰を目指す鹿児島ですが、現在2連敗中。
前回対戦でゴールを決められてしまったMF米澤 令衣をはじめ、酒本 憲幸、馬場 賢治、牛之濵、拓ら、攻撃陣に実力者を揃える鹿児島。
しかしながら、ここ最近はその攻撃力が鳴りを潜め、3試合連続で無得点が続いています。
ここまで34得点のうち11得点が前半15分までの間に決めるというデータもあり、前回対戦時の失点も、まさにそのパターンでのものでしたが。
その歯車がかみ合えば優勢に試合を進められる一方で、噛み合わなければ、なかなかうまくいかない、ということでしょうか。
ならばこそ。ここ2試合連続で零封勝利をおさめている自信を胸に、今節もまた相手を抑えきって無失点勝利に繋げねばならないことは、言うまでもなく。
もっとも、なかなか思うように得点につながらない、という意味では、カターレの側も、まったく他人のことは言えないのですが。
前半を無得点で折り返すことが続いており、得点を挙げたのは6試合前の藤枝戦にまでさかのぼらねばなりません。しかも、そのときの得点がオウンゴールというのだから、なんとも。
しかし、だからこそ。
今節は、相手のお株を奪うくらいの速攻を決めて、前半早々に先制、さらに追加点で突き放して戦意を削ぐくらいでなくては!
前節の長野もそうだったでしょうが。やはり、無得点状態にある焦り、もどかしさというものは、きっと鹿児島にもあることでしょう。
弱みがあるなら、そこを容赦なく突く!勝負事に対して、ときに非情なまでの徹底ぶりを見せないことには、連勝継続も難しいのではないかと思います。
鹿児島にとっての今節・富山戦は、前回対戦時のリベンジマッチ。勝利目前、試合終了間際にまさかの同点ゴールを決められ、勝ち点3を逃してしまっています。
その無念を晴らさんと乗り込んでくることでしょうが、そうはさせじと。
返り討ちとし、勝利を掴まねばなりません。

前節から中2日での試合。遠く九州から乗り込んでくる鹿児島のことを思えば、前節がアウェイ戦であったとはいえ、長野からならば、全然負担も小さかったはず。
とはいえ、先のホーム3連戦にしても、必ずしもホームアドバンテージを活かせていなかったのが、これまでであっただけに。
それだけに、メンバー編成にも慎重を期さねばならないところでしょうが。
これまでどおりターンオーバー編成とするなら、前節出場のなかった戸根や末木、陽次あたりが抜擢される可能性が高いのではないでしょうか。
そんななか、期待したいのは戸高。彼もまた前節はメンバー外、今節出場する可能性は高いかと。
前回対戦では、ベテランの酒本からの絶妙なパスがつながるかたちで米澤に決められてしまいましたが。
今回は、その意趣返しというか。ドリブルが上手くて、自ら決めるアグレッシブさを備えている戸高が、まさにそういった攻めからゴールを奪う、そんなシーンが見たいです。
そして、前節は途中出場の武。
スタメンか、やはり途中からかはわかりませんが、おそらくまた出場するのではないでしょうか。
幾人もの強力な攻撃陣を擁する鹿児島が、十全に力を発揮して襲い掛かってきた日には・・・やはり、苦戦は免れないでしょうが。
しかし、カターレにだって力のあるアタッカーは居るんだぞ!という、力を示すプレーぶりでもって、鹿児島に脅威を与えてほしいです。
両チームにとって、なかなか思うように得点できない状況が続くなかにあって。
個でなんとかできる力を持ち合わせている武。彼にかかる期待は大きいです。
いざ、無慈悲なまでにガッツリとやっつけるようなゴールを!

昨季はJ2で戦っていた鹿児島。ホームでの鹿児島戦は、2018年の5月以来のこととなります。
その、前回対戦というのが・・・。
そのシーズン、開幕から不振を極め、転がり落ちるように低迷していたなかで。
かつてカターレを率いていた三浦泰年監督の鹿児島に完敗を喫し、その不振に止めを刺されるかたちで、当時の浮氣監督が解任されたのでした。
まさに、どん底に突き落とされた敗戦。
その直後に、安達監督が就任、現在に至っているわけですが。
あの時以来の、ホーム鹿児島戦。
当時を知る選手のほうが少なくなったなかにあっても、それでも。
乗り越えなければならない試合です。
それでなくとも、この直接対決は。
もし、あえなく敗れて突き放されたならば・・・現時点ですでに風前の灯火である昇格への道が、完全に絶たれると言っていいでしょう。
逆に、首尾よく勝利を挙げたならば。
勝ち点3差、得失点差で上回るカターレが勝利すれば、順位がひっくり返ります。
消えかけた炎に、再び勢いを取り戻すことも。
ならば。
勝たねばならない理由しか、ありますまい。

やればできる、それを示した2連勝。
今節も、おそらくは苦戦必至。けれど、やってやれないことなどないはず!
勝ちたいという気持ちを貫いたからこその、連勝。
それを続けたならば、必ずや3連勝につながるはず!!

2シーズンぶりのホーム鹿児島戦、あのときの借りを返す勝利を!
勝ち点6ぶんの勝利を、奪い取れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!