選手たちの勝利への意志がしっかりと結果に結実、見事に今シーズン初の3連勝を3連続無失点で飾った前節・鹿児島戦。
中4日で迎える今節、アウェイでFC岐阜と対戦します。
2014年の第2節以来となる、アウェイでの岐阜戦。忘れもしない、のちに降格にまで続く転落のきっかけとなった試合でもありました。
もはや、当時を知る選手は1人もいませんが。しかし、だからこそ。
6シーズンぶりのアウェイ岐阜戦。望むのは、勝利、勝ち点3のみ。
あの頃は実現できなかった4連勝を成し遂げ、首の皮一枚つながっている昇格への道を繋ぎ留めねばなりません。
1年でのJ2復帰を目指す岐阜ですが、なかなか苦戦が続くようで。
現在5位、カターレに比べたならば、まだまだ切羽詰まった状況とまでは言えないものの。
それでもやはり。J3の難しさというものに直面している最中、というったところでしょうか。
カターレとの前回対戦は前半戦最後のカードとなった第17節。その試合で逆転勝利し、そこから4連勝を果たしたものの、翌節から3連敗。第23節・岩手戦を4-0で快勝して連敗阻止、しかし、前々節の相模原戦、前節のYS横浜戦は引き分け。
前節のYS横浜戦では前半のうちに先制される展開の中、ベテラン・前田 遼一の同点ゴールで追いついたものの、勝ち越すまでは至らず。3戦連続勝ちなしを阻止すべく臨む今節となります。
3連勝中のカターレにとっては、そんな岐阜の勝利への意志を打ち砕き、勝ち点3をもぎ取らねばならない試合。
この3連勝のあいだ、いずれもそうでした。どの試合も、相手にとっては勝てなかった前節を引きずることなく、ままならない現状を打破すべく挑まねばならなかった試合。
YS横浜しかり、長野しかり、鹿児島しかり。いずれも、そういった意志を無失点勝利で打ち砕き続けたカターレ。
もちろん、今節とて例外ではありません。
現状を打ち破らねばならない深刻度という話をするならば。5位で2位・熊本までの勝ち点差4の岐阜よりも、8位・勝ち点差9のカターレのほうが、より追い詰められていることは確かなわけで。
プレッシャーにつぶされてしまうようなことが、実力を十全に発揮できないようなことがあれば、いよいよ脱落してしまう。まさに、崖っぷち。
しかし、それでも。
この3連勝で得たポジティブな経験値というものは、しっかりとチームの力となっているはずで。
ターンオーバー編成で臨み、固定メンバーでなくとも、いずれの選手もがしっかりと勝利への役割を全うしてみせた。その成功体験。
前節より中4日、基本的には前々節・長野戦をベースにした編成となるのでは?というところですが。
どの選手が出場するにせよ。狙うは4連勝と、やるべきことは明白。ならばこそ、その意思を結果に繋げなければ。
期待したいのは、椎名。
先の長野戦で決勝ゴールを決めた、その成功体験を今節もまた活かすかたちで。得点のみならず、プレースキックやアシストでも存在感を発揮する活躍をみせてほしいです。
岐阜との前回対戦を含む4連敗中と3連勝の今とでは、なにが違うかと言えば。
中盤での競り合いで、してやられてしまうケースが大きく減ったように思います。
もちろん、うまくいくばかりではありません。しかし、そこで押し込まれて後手に回ってしまうのではなく、ポジティブに挑みかかるように。相手に余裕を与えないような、必死のプレーぶり。それを発揮できたならば、自滅で失点につながるようなまずいパターンにも陥らないことでしょう。
その意味で、大きな役割を担うことになるであろう椎名。
攻守にわたって自在なプレーぶりでもって、チームを引っ張ってほしいです。もちろん、勝利を決定づけるようなゴールが生まれたならば、言うことなしですが。
昨シーズン5連勝を達成するまで、J参入以来ずっと超えることのできなかった4連勝の壁。
今シーズン初の挑戦となりますが、ここはしっかりと乗り越えてほしい。むしろ、いままで超えられなかったのは、なぜだ?ってなくらいに、あっさりと飛び越えてくれることを期待したいところ。
運やまぐれだけでは、成し遂げられないのが4連勝以上だというのならば。
自分たちの力を信じ、さらにやり抜く意思をもって、乗り越えていかねばなりません。
チャンスは、確かにある。ならばこそ、それを確実にものにせねば!
隣県対決、今度も勝つ!
前回対戦の逆転負け、6年前のアウェイ惨敗の苦い記憶を、快勝でもって上書きしろ!!!
もちろん、4連勝!必ずや、連勝継続を!!
勝たれ!!!富山!!!!