行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第4節 福島ユナイテッドFC戦

2021-04-03 21:00:37 | カターレ富山
無念の敗戦を喫してしまった前節を引きずることなく勝利し、再び首位に返り咲くべく勝ち進まねばならないカターレ。
仕切り直しの今節、ホームで福島を迎え撃ちます。

およそどのスポーツにも共通の課題でしょうが、「負けた後の試合をどう乗り切るか」ということについて。
えてして、連勝は難しい半面、連敗は簡単にしてしまうものです。
どの試合にも緊張、プレッシャーというものはあるでしょうが、「連敗してはいけない」という枷は、殊更厄介で。
強いチームとは、それが分かっているからこそ勝つ、負けない。たとえ負けたとしても、すぐさま切り替えられる。
逆に、弱いチームほどプレッシャーにのまれて同じミスを繰り返し続ける。
前年の戦績を上回らんと気合を入れていた昨シーズン、停滞、低迷してしまったのは、ひとえにそんな同じミスの繰り返しのドツボにはまってしまったから、という面も大きいかと。
それを乗り越えるには、どうするか?
やはり、ここぞ!という試合、場面で力を出せる、結果を残せる強さを発揮せねばならない。言うまでもないことですが。
そんな力を出せるチームなのか?
今節は、今シーズンのカターレがどうなのかが問われる試合でもあるといえるかと。

昨シーズンの福島戦が、まさにチームの力が問われながら結果を残すことが果たせなかった試合でした。
第6節のアウェイ戦では、古巣対戦となった武が先制・勝ち越しという2ゴールを挙げて恩返し、勝利の立役者となるはずでしたが。
試合の最後の最後で詰めの甘さを露呈。気をつけねばならないとわかっていたはずのエース・イスマイラにしてやられ、勝ち点3を逃すドローとなってしまったのでした。
3節と4節のホーム2連戦で同じようなやられかたで0-1負けの連敗。詰めの甘さは重々気をつけねばならないとわかっていたはずなのに。
そして、せっかく凱旋試合で武をヒーローにする機会を得ながら、ここぞ!という試合で勝ちきれず。
そして、リベンジマッチとなったホームでの第27節。
先制を許して折り返しの苦しい展開も、後半早々に追いつき、またしても武が決めて逆転!・・・まではよかったのに。
ここでも、またしても。イスマイラに同点ゴールを決められたかと思うと、さらにまたしても試合最終盤で、オウンゴールで逆転負け。
ここでも、ここぞ!という試合を落とすことになってしまったのでした。

今節もまた、連敗は許されないというプレッシャーに打ち克たねばならない、ここぞ!という試合。
またそれは、福島側にとってもそうであり。
前節は鹿児島相手に0-2で敗れ、今季初敗戦。福島もまた、連敗阻止を期した試合として気合を入れて乗り込んできます。
勝利による連敗阻止が出来るのは、どちらか一方だけ。
言い方を変えるなら。
ここであっさりと連敗を喫してしまうようでは、開幕連勝の成果も無かったも同然に、いや、むしろ「昇格候補でもないチームにたまたま運よく勝てただけで、やはり昇格候補でないチームに連敗するようじゃ、所詮その程度」というネガティブな印象を与えることになってしまうことでしょう。そんなことでは、到底優勝などおぼつかない、とディスられてしまうこと請け合いかと。
そんなプレッシャーを跳ねのけ、優勝にふさわしいチームなんだ!と意地を見せるには。
勝利以外にあり得ないわけで。ここぞ!という試合を制する力をみせつけることにほかならないのです。

期待したいのは、吉平。
前節に関しても、試合を通じてずっとハードワークを続けて力を尽くしましたが。
ただ、勝利を呼び込むゴールには繋げられず。頑張りは充分に認められるものの、それだけでは足りないということを、苦い敗戦でつきつけられた格好です。
今シーズンカターレのFWの代表格として。自身の活躍がチームの勝利に直結する、という自覚は大いに見て取れるだけに。
欲しいのはやはり、得点。
ないものねだりでは決してなく。出来ると信じられるからこその、期待。
連敗してはならない、勝たねばならないというプレッシャーに打ち克つだけの強さを、ここぞ!という試合で発揮する、そんな活躍を!!

福島には昨シーズン在籍した池髙 暢希をはじめ、佐藤 和樹、服部 一樹といった元カターレ選手がいますが。
前節の代に続いて古巣対戦で勝利をプレゼント、なんてのは願い下げ。むしろ、去年の対戦で武がヒーローになれなかった逆のことをやってやるつもりで。
そして、昨季2試合ともにしてやられたイスマイラを、抑え込まねばならないことはいうまでもなく。
逆に、福島の側が富山の要注意選手にしてやられた!と歯噛みするような展開に持ち込まねばならないところ。その意味でも、吉平にかかる期待は大きいかと。

前節・第3節は、開幕第1節とは真逆に、全7試合でアウェイチームがひとつも勝てないという珍しい結果となりました。
それでも。
他のの6試合のアウェイチームはすべて無得点であったところ、敗れたながらも、1点を返して意地を見せたカターレ。
その意地が、無意味ではなかったかどうかは、今節の勝利にかかっています。
もちろん、勝つ!!!
勝って、次なる連勝への足掛かりに!!!

連勝は途絶えた。けれど、ホーム全勝は、まだ可能!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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