行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第14節 いわてグルージャ盛岡戦

2021-07-02 16:49:07 | カターレ富山
天皇杯は2回戦で敗退、リーグ戦においても2分け1敗。結局、6月は公式戦で1勝も挙げることが出来なかったカターレ。
4月、5月を無敗で進撃したのとは対照的に、勝てずに首位から陥落。やりきれない、忸怩たる思いが募ります。
7月のリーグ戦は、シーズン前半戦の残り2試合のみ。2連勝必須、勝てなかった6月を過去のものにしなければならないなかで。
前節に続き、ホームでおこなわれるナイトゲーム。引き続き夏限定ユニフォームの着用試合として、4位のカターレとは勝ち点差1で5位につけるいわてグルージャ盛岡を迎え撃ちます。

元日本代表・秋田 豊監督の就任1年目であった昨シーズンは、なかなか結果を出せずに下位に沈んでしまった岩手ですが。
早々と監督続投を発表、心機一転、気合も新たに臨んだ今シーズンは、開幕ダッシュに成功。首位にも立ちました。
ここ最近はやや停滞気味ながらも、カターレ同様、首位奪還を目指すには十分なポジションに収まっています。
勝ち点が僅差のチーム同士の直接対決。その重要度は、多くを語る必要はないでしょう。
お互いにとって、どうしても勝利が、勝ち点3が必要な試合。火花散る対決となりそうです。

前節の開始前の時点では、同勝ち点で得失点差によって岩手のほうが上位でした。長野戦の0-4惨敗が足を引っ張ったかたちで。
そんななかで、カターレは今治と、岩手はYS横浜と対戦した前節・第13節。
ここまでの順位がそのまま実力差であるとは、一概には言えないものの。
それでも、カターレにとっても岩手にとっても、自チームよりも下位の相手との対戦であったからには。きちんと勝ちきって勝ち点3を積み上げねばならない試合でした。
しかし。
結果は、両チームとも勝てず。
先制点を奪われてしまい、なんとか追いついたまでは良かったものの、逆転勝利にまでは繋げることが出来なかったカターレ。
一方の岩手もまた、0-2と不覚を取り、4試合ぶりの敗戦。
3ではなく1であったながらも勝ち点を得たカターレが、その分だけ岩手を上回ることに。
お互いに、首位返り咲きを狙ったはずの試合で、苦杯をなめることとなった前節。
その反省をふまえて、こんどこそは!との気概とともに勝利を勝ち取らねばならないことは、言うまでもありません。
ただ、それを成し遂げることができるのは、どちらか1チームのみ。
それでなくともホーム戦。カターレにとっては、どうあっても勝たねばならず、勝利を譲るわけには決していかないのです。

過去の対戦成績は6勝2分け5敗と、ほぼ互角。
ここまで勝ち点差わずかに1、19得点14失点のカターレに対し、19得点13失点の岩手。戦績の上でも互角と言えましょう。
さらに、攻撃に比重を置くアグレッシブなプレースタイルも似通っているチーム同士の対決でもあるなかで。
ドロー決着は願い下げ、ということであるならば。
相手を上回るクオリティを発揮しきることが出来るかどうか。勝負の行方というものは、いつも以上にほんの些細な部分が最後にものを言う、そんな気がします。
停滞の6月からの脱却を図らねばならないカターレにあって。
考えようによっては、願ってもない対戦相手と言うことも出来ようかと思います。
実力的に、ほぼ互角という相手。
前節に関しては、「下位の相手に取りこぼしてはならない」という要素が、あるいは足かせとなってしまったーーー絶対にないとは、言い切れないでしょう。
その意味で、今節。
上位争いを繰り広げる勝ち点差わずか1の相手に、油断・慢心というものがあって良いはずがなく。むしろ、いつにも増して研ぎ澄まされた集中力が必要な試合でさえあろうかと。
勝てなかった時期は、相手よりも自分たち自身の弱さに屈してしまっていた感があります。
もし仮に、そういった悪癖を払拭できないままに今節に臨んでしまったとしたならば。
待っているのは、ホームのファン・サポーターの期待を裏切る、無惨な敗戦でしかないことでしょう。
もちろん、そんなことはあってはならない。
例外なく、今節もまたホーム無敗を貫くために。
正念場を、いかに乗り切っていくか。カターレの真価が問われます。

前節、今治キラーっぷりを見せたユウスケの活躍によって、敗戦濃厚に思えた雰囲気を振り払ってみせたカターレですが。
その意味で言えば。
過去に同カード4戦連続でゴールを決めるなど、まさに岩手キラーと言える活躍を見せてきたのが、陽次。
今節もまた出場の可能性があることを思えば、やはり期待せざるを得ないところかと。
もちろん、彼に限ったことではなく。勝つためには、誰ということは無しに、とにかく得点を挙げねばならないのですが。
それでも。
陽次のポジション・攻撃的MFの頑張りが、その勝利の行方を占うにあたって、殊更大事であることを思うなら。
逆に言えば、そのあたりが上手くいかなかったから勝てなかった、その反省を改善していかねばならない、そう思うなら。
やはり、攻撃陣の躍動なくして勝利なし。
相手も攻撃的スタイルのサッカー?それがどうした。
攻めて、勝つ。勝ちきる強さを見せる。
1点で足りないなら2点、2点で足りないなら3点。
2年前のホーム岩手戦で、限界突破の5得点を挙げて勝ったように。
今節もまた、ただ勝つだけでない、ゴールラッシュでの勝利が見たいです。

ほぼ互角の両チーム、と言いましたが。
決定的に違うのは、カターレの目標が「J2復帰」であるということ。
優勝し、返り咲かねばならないということ。そこが大きく違います。
back to J2
その目標を祈念した各種プロモーションとともに迎える、このホームゲーム。
勝たねばならない理由しかありません。
シーズン前半戦残り2試合で、首位まで勝ち点差3。その差はわずか。
今だからまだそう言っていられるけれど、これがシーズン残り2試合とかで、同じ勝ち点差だったとしたら?
頑張って残り2連勝フィニッシュを決めても、勝ち点同じで得失点差で昇格ならず、という最悪のケースも、有り得ることでしょう。
幸いにして、今の段階ではまだ、そこまでの切迫感は有りません。
けれど、この先どうなるか。
6月未勝利で今の位置に居られるのは、ただのラッキーでしかない。
それでも。
そんなツキをも味方に。得難いチャンスを得たというなら、それを十二分に活かしきるまでのこと!

互角の相手を、振り払え!!
必ずや、勝ち点3の上積みを!!!
これからにつながる、価値ある勝利を奪い獲れ!!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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