全15クラブが参戦し、ホーム&アウェイ2回戦総当たりで争うこととなる、今季J3リーグ。その1巡目、シーズン前半戦最後の対戦として、アウェイで鹿児島ユナイテッドに挑みます。
現在暫定首位の岐阜と同勝ち点で2位につけるカターレ。一足早く前半戦日程を終えた岐阜は、今節は試合無し。勝てば問答無用で首位に躍り出ることが可能。これまでの暫定順位ではなく、前半戦終了時・シーズン中間時点での確定順位としての首位です。
さらに、この試合から次節までは7週にも渡って中断期間が入ることもあって。
勝って首位に立ち、意気揚々とそのインターバルを迎えねばならないことは、言うまでもありません。
U23チームの参戦が終了したこともあって、昨シーズン比で4減1増となった今季J3リーグ。参加15クラブのうち、シーズン中間地点のここまでのあいだに4クラブで監督の交代がありました。今節の相手・鹿児島もそのひとつ。
成績不振ぶりが顕著であったことが要因である讃岐、鳥取、今治とは、やや事情が異なると言えるでしょうか。5月末、アーサー・パパス監督が退任しましたが、それは家庭の事情によるものであるとか。
とは言うものの。
鹿児島もまた、優勝を、J2復帰を目指して戦うクラブのひとつ。不振からの解任には当たらないかもしれない一方で、ここまで5勝3分け5敗の9位に甘んじてしまっている現状には、到底納得いかないことでしょう。
カターレでもコーチを務めた経験のある大島 康明ヘッドコーチが代行で指揮をとっていたなかで、今節を前に上野 展裕氏が監督に就任。このホーム富山戦が鹿児島での初陣となります。
上野監督と言えば、かつて山口を圧倒的な戦績で1年でJ2昇格に導くなど、J3での戦いもよく知る実績ある監督。その新監督に、チームの巻き返しを託すことに。
鹿児島との通算成績は4勝2分け2敗と、カターレのほうが勝ち越していますが。
正直言って、その実感が全然ありません。むしろ、2勝2分け4敗くらいの気持ちと言っていいかもしれないところ。
2年ぶりの対戦となった昨シーズンの対戦などを見ても。
8月のアウェイでの対戦では、前半15分に先制を許し、追うかたちとなる苦しい展開。反撃を試みるもゴールには至らず、もうダメか、という試合終了間際。
アディショナルタイムにユウスケが値千金の移籍後初ゴールを決め、執念のドロー。敗戦の危機から救ってみせたのでした。
序盤戦でよもやの苦戦を強いられた長野が、富山戦を含め目下4連勝中であるように。鹿児島だって、新監督の就任から心機一転、実力がいかんなく発揮された日には、やはり苦戦は免れないのではないかと。
昨シーズンの対戦では怪我で欠場していたチームの中核選手のひとり・五領 淳樹をはじめ、去年のアウェイ戦で先制ゴールを決められ、ここまでチームトップの5ゴール・米澤 令衣、元カターレの萱沼 優聖など、各選手が真価を発揮した日には、勝つことは容易ではないでしょう。
今季初の連勝を期してホームで2位・富山を返り討ちにせんと、待ち構えています。
難敵相手なれど、首位奪還のためには勝たねばならないカターレ。
カターレにとってもまた、連勝を期した戦い。勝ちきる強さが求められます。
このところ失点が続き、ディフェンスリーダーとして忸怩たる思いを重ねていたであろう林堂。
しかし。前節は自らの芸術的なFKでもって勝利への道筋をつけ。さらには岩手の反撃も無失点に抑え込んでの勝利。
単なる1勝ではない、確かな手応えとともに得た勝利であったのではないかと。
守備で得た自信を、今節にも連続無失点として繋げねばならないことはもちろんとして。
期待したいのは、音泉。
シーズンの進行とともに、各対戦相手もカターレのことを研究・対策してくることはありましょうが、それでも。このところ、やや空回りしている感があり。
キレのあるドリブル、果敢なシュートへの意欲など、彼の持ち味が埋もれてしまっては、チームの攻撃そのものがうまくいかないことにもつながります。
開幕からここまで、チームの信頼を得てレギュラーとして戦ってきたこと。それは、彼に出場に足る力があることの証左でもあるはず。
なかなか思うような結果に繋げられず、もどかしい気持ちもあるかもしれません。
けれど、ここが踏ん張りどころ。
自分の力を信じ、勝利につながる活躍を見せた林堂のように。
音泉にもまた、勝利につながるだけの力を存分に発揮し、チームを勝利に導いてほしい。そう願います。
今週、ヴァンフォーレ甲府より育成型期限付き移籍としてMF中山 陸の加入が発表されました。
音泉にとっては、アタッカーとしてのライバルともなりましょう。
先に加入が発表されたFWマテウスの存在もしかり。
メンバーを固定する傾向のある石﨑監督の方針にあっても、そのポジションは安泰とは言えないなかで。
ならばこそ。
ここで勝利につながる活躍を、輝きを見せて、「スタメンの座は譲らん!」との強い意志を、プレーで示してほしいところです。
そして、もうひとり。
昨年のアウェイ戦で敗戦の危機を救ったユウスケ。今回もまた、ゴールをかっさらう活躍を期待。
先の今治戦でも2シーズン連続で決めてみせたように。今節もまた決めて、鹿児島に苦手意識を植え付けるようなゴールが見たいです。
甲府時代の後輩・中山の加入は、ユウスケにとっても思うところはあることでしょう。
ベテランとして、カターレにおける先輩として。健在ぶりを、プレーでもって証明してほしいです。
現時点で勝ち点25で暫定2位のカターレ。3位熊本、4位宮崎、5位福島が、それぞれ勝ち点23で続いています。
ここでもし敗れることがあれば、一気に5位にまで転落する可能性もあり。引き分けでも、得失点差によっては抜かれることもあるでしょう。
一方で。
勝ちさえすれば、文句なしに単独首位。これは間違いなく。
ならば、それを狙わない理由がありません。勝たねばならない理由しかありません。
ここが、勝負どころ。
今節は前半戦最終試合ですが、これがシーズン最終局面で同じような僅差、というケースも、決して無いわけではないのだから。
勝つべき試合で、勝ちきる強さをみせること。
優勝を、J2復帰を目指すという目標は、相手の鹿児島にしても同じですが、それでも。
カターレこそが、それを成し遂げるのだと。
優勝し、J2復帰を成し遂げるのだと。
それに値する力のあるチームである証明を、今節の勝利でもって見せつけねば!
勝つべくして、勝て!!!
首位を奪還し、優勝への道筋を確かなものとせよ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!