3位という順位こそ変わらなかったものの。
前節、2位・今治が大宮を相手に引き分け、勝ち点1止まりであったなかで。チャンスを活かすかたちで差を詰めねばならなかったのに。
チームとしての熟練度が高まるシーズン後半戦に、いよいよ本領発揮ということだったのでしょうか。好調の福島に屈するかたちで、よもやの4失点大敗を喫してしまったカターレ。
連敗など論外というなかで迎える今節。やはりシーズン後半に勝ち星を積み上げ、目下3連勝中という鳥取と対戦することに。
リーグでも屈指の勢いを誇る鳥取ではあるものの。それに簡単に屈することとなっては、お先真っ暗と言わざるを得ないところでしょう。
なんとしても、踏みとどまり。
5試合ぶりの勝利でもって、自動昇格をあきらめない姿勢を示さねばなりません。
2位と3位との直接対決となった今治戦は、ある意味例外かもしれませんが。
このところ、讃岐にしろ宮崎にしろ福島にしろ、シーズン後半戦になって本領を発揮、上り調子となっているクラブとの対戦が続いていたカターレ。
やるか、やられるか。
「やる」側のチームの攻勢に対して、引き分けでなんとかこらえてきたけれど、ついに決壊してしまって4失点大敗を喫してしまった「やられる」側カターレという構図。
今節の鳥取も、間違いなく「やる」側のクラブ。
序盤戦の出遅れが足を引っ張るかたちで、ここまで13敗を喫している一方で。夏以降は驚異的な巻き返しを見せて、3連勝3回を含む9勝2敗。今節、3度目の正直で4連勝を狙う試合となります。
前節に関しても、松本を相手に4-3と撃ちあいを制して勝利。4失点で敗れたカターレとはまさに対照的。
ここまで13勝は、14勝のカターレとひとつしか違わず。カターレの側が13引き分けとやたらに多いドロー決着があるぶん、差がついているかたち。もし負けてしまえば、その勝利数すら並ばれるとなれば。
もしも第三者が勝敗予想を立てたとしたら。上り調子の鳥取と落ち目の富山とでは、間違いなく鳥取の勝利を推すことでしょう。
プレーオフ圏内たる6位・福島まで勝ち点差3という位置につけ、混戦の中位グループからの抜け出しを図る鳥取にとっては。4月の前回対戦では敗れている富山ではあっても、当時とは全く別のチームと言っていい状況ともなれば。勝つべき未来しか見ていないことでしょう。
大目標であったJ3優勝を、大宮にさらわれ。今治との直接対決をモノにできず、前節の差を詰めるチャンスを逃し、逆に拡大。
これまでのプライドであったリーグ戦ホーム無敗もストップし。
今度はなにか?これまで維持していたところの「たとえ負けても連敗をしない」まで失うつもりか?
直近3分け1敗は、1勝3敗も同じ。このシーズン終盤にそんな体たらくでは・・・今こそプレーオフ圏内最上位・3位だけれど、連敗によってズルズル後退、気が付けば圏外なんてことも、無いとまでは言えず。
たとえ圏内に残ったとしても、上り調子のクラブに勝てないリーグ戦を踏まえたならば、一発勝負のプレーオフで勝ち残れる道理は無いーーー。
現状を悲観してしまえば、どれだけでも悪く捉えることが出来ましょうけれども。
そんなこと、知るか!
今、大切なのは折れない心であって。
上り調子のクラブが相手?それがどうした。なんでカターレの息切れ感だけにフォーカスせねばならんのかと。
そもそもの話。
偶然やラッキーだけで3位にいられるほどに、今シーズンのJ3はヌルゲーだったのか?という話。
全く資質の無い場違いクラブが、ここまで勝ち点55を積み上げられるなんて。そんなことあり得るのか?
化けの皮が剥がれた、メッキが剥がれたなんて思うのは勝手だが。
なんで、カターレをオワコン扱いされねばならんのだ、と。
ここで踏みとどまり、4連勝を狙う鳥取を返り討ち!その力が、本当に無いのか?
そんなことないでしょう。
これまでリーグ戦33試合戦ってきたという条件は、カターレも同じ。
むしろ、カップ戦なども含めたならば、今シーズンJ3でいちばん多く公式戦を戦ってきたのがカターレとさえ言えるのであって。
その経験が無駄であってたまるかと。
ここでカターレが巻き返す余力が無いなど、認めてたまるか!
古い話になりますが。
長くJ3にいるカターレになりますが、そのなかでも一際苦しかった2018シーズン。
開幕から不振を極め、ゴールデンウイークには最下位、そして監督更迭の憂き目に。
そんなどん底の状態から。
当時の安達監督の下での再出発、そのなかでのリーグ戦初戦となったのが、アウェイでの鳥取戦でした。
当時新加入にしてキャプテンを務めていた今瀬の必死のシュートブロック、椎名の決勝ゴールなどもあり、3-2と競り勝っての白星でした。
理屈云々じゃない、とにかく勝つんだーーー気迫を前面に打ち出し、チームがただひたすらに勝利を追い求めた。そして勝った試合でした。
当時を知る選手は、前述の今瀬と椎名、そして陽次を含めた3人だけですが。
今、求められているのは、あのときのような試合ぶりにほかならないだろう、と。
ガムシャラに、勝ちにいく。
2018年が古い?ならば去年はどうなのかと。
ちょうど1年前の10月、同じくアウェイでの鳥取戦。そこでは開始早々の8分にオウンゴールでリードを許すという痛すぎる展開となりましたが。
それに屈することなく反撃の機会を伺い続け、前半のうちに末木のゴールで追いつくと。
迎えた後半、松岡が決勝ゴール。気持ちを前面に打ち出して吠えた姿が印象的でした。
ならば。
今節も、ゴールを決めて吠えてもらおうじゃないかと。チームを勝利に導いてもらおうじゃないかと。
そして、前節意地のゴールを決めてみせた吉平にも期待したいところ。
ゴール裏に挨拶に来たときに、決して折れない姿勢を強調した彼の意思。それが口先だけの方便ではないことを証明するには、やはり勝利があってこそ。
キャプテンとしての重圧というものは、プライドの重さでもあるということ。
力を、発揮してほしい。
そして、勝ってほしいです。
前節4得点を奪って勝利したクラブと4失点で敗れたクラブとの対決?それがどうした。
1試合の結果で全てが決まるトーナメントじゃあるまいし。
リーグ戦は、積み重ね。
カターレにだって、伸びしろが無いわけでは決してなく。
上り調子のクラブとの対戦?カターレがここから上り調子にならないと、どうして言えようか。
11月24日のシーズン最終戦まで、残り1カ月を切りました。
どういった結果になるにしろ、1か月後にはリーグの最終結果が出ることになります。
残り5試合で5連勝。
落ち目のクラブにそんなの無理?
そんなわけあるか。
出来るかどうかじゃない。やるかやらないか。
もちろん、やる。
まずは、今節。
流れを変えるなんて、1試合でじゅうぶんだ。
ならば、勝て!
鳥取から、勝ち点3を奪取せよ!
自動昇格圏2位を、あきらめてなどやるものか!
必ずや勝利し、歓喜の雄叫びを!
勝たれ!!!富山!!!!!
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