シーズン開幕からのアウェイ2連戦を2分け、3度目の挑戦でシーズン初勝利を成し遂げるべく、ホーム開幕戦に奈良クラブを迎え撃ちます。
ただでさえプレッシャーもかかるであろうシーズン開幕戦、そしてカターレにとっては鬼門とも言うべき開幕第2戦。それらを、負けなしで乗り切ったとも言えます。
冷たい雨の降り続く中で、先制しながら追いつかれたYS横浜戦。前半に主導権を握りながらも後半に巻き返された讃岐戦。いずれも、簡単な試合ではありませんでした。
去年の悪い時期のカターレであれば、引き分けではなく敗戦につながっていたとしてもおかしくはなかったであろうところ。それをさせず、踏ん張って1ながらも勝ち点を得てみせました。
一方で、やはり勝つべき試合を勝てなかった、とも言えるところで。
2試合で勝ち点2は、1勝1敗以下の数字であり。負けなしを両手放しでは喜べないところもあります。
迎える、今節のホーム開幕戦。
ここで勝って、連続負けなし継続!という評価を得るのか。
それとも、またしてもシーズン初勝利を逃すことで、1勝2敗、あるいはそれ以下の評価に堕してしまうのか。
シーズンの序盤も序盤で、目先の試合に一喜一憂すべきではない、とは言われますが、それでも。
勝利しながらも昇格を逃した、前年のシーズン最終戦。それ以来となるホームゲーム。
ここでしっかりと勝利し、あのとき成し得なかった昇格につながる新シーズンであるということを、応援するホームのファン・サポーターたちに高らかに宣言せねばなりません。
昨シーズン3位のカターレと、5位の奈良クラブ。カターレの小田切監督が就任3年目、奈良のフリアン監督が4年目と、それぞれに継続路線の下で昨シーズン戦績を上回ることを目指す新シーズン。
ただ・・・始まったばかりとはいえ、2分けで11位のカターレ、1分け1敗で13位の奈良。お互いにシーズン初勝利を挙げられておらず、不本意な順位に甘んじている現状です。
勝ち点差1は、差があって無いようなもの。アウェイ2連戦を無敗のカターレに対し、奈良はホーム2連戦で勝てず、と言える一方で。勝ち星こそないものの、どちらの試合でも得点を挙げている奈良に対し、1得点に留まっているカターレのほうが厳しいのでは?などなど。
どちらのクラブにとっても、「まだまだこんなもんじゃねぇだろ!」というなかで。
この3戦目の初勝利が、勝ち点3が意味する意義の大きさ。
お互いにとって、譲るわけにはいかない一戦となります。
奈良との昨シーズンの戦績は、1勝1敗。双方にとって、ホームで敗れアウェイで勝利したこととなります。
初対戦となった7月のアウェイ戦では、カターレの側だけ天皇杯新潟戦の再開試合から中2日、真夏の15時開始という過酷な条件のなか、さらには退場者を出して数的不利という・・・どうにも厳しい逆境に晒されましたが、それを跳ねのけて勝利を掴みました。
一方、11月のホームでの対戦は、苦い苦い敗戦となってしまいました。
シーズン大詰め、前日に2位の鹿児島が敗れていたことで、勝てば逆転という希望をもって挑んだ試合。しかし・・・一瞬の隙を突かれ、ハーフライン付近から超ロングシュートを喫して先制を許してしまうと。後半に追加点で突き放され、そのまま0-2で敗戦。
もしも、は無いのでしょうけれど・・・それでも。
もしも、あのときしっかりと勝利を挙げていたならば。その勢いを、残り3戦に繋げられたならば。
同じ結果には・・・昇格失敗につながらなかった可能性もあることを思えば。どうにも、やりきれません。
月日は流れ、シーズンホーム開幕戦として臨むこととなる、奈良クラブとの再戦。
仮にこの試合で、またしても不覚をとるようなことがあったなら。
今シーズンにかける意気込みというものが、しぼんでしまうことになりかねません。
もちろん、そんなのは願い下げ。
あのときと同じではない。勝つのはカターレだ!ーーー単なる1勝以上の価値を求める試合。必ずや、リベンジを果たすべき試合。
それでなくとも、ホーム開幕戦。勝たねばならない理由しかありません。
期待したいのは、ショウセイ。
金沢とのプレシーズンマッチで2得点1アシストと強烈な印象を植え付けると、勢いそのままにシーズン開幕戦・YS横浜戦でJ初ゴール。前節・讃岐戦でも、2試合連続ゴールこそならなかったものの、ゴールを揺らしながらもハンド判定で取り消し、バー直撃で惜しくも外れる、というような、決まっていてもおかしくなかったシーンも。
いまや、対戦相手からすれば、富山の最も警戒すべき選手となっていると見て間違いないのではなかろうかと。
当然のように、今節の相手・奈良も警戒を厳としてくることでしょう。それでなくとも、昨シーズンリーグ最少失点という堅守を誇った奈良。ツボを心得た守備でもって、封じ込めを図ってくることかと。
しかし、だからこそ。
相手の厳重警戒のさらに上を行く活躍でもって、ホーム戦初ゴールを決めてほしい。そして、駆け付けたファン・サポーターを沸かせるプレーぶりを見せつけてほしいです。
リーグ得点王を狙うという宣言、それを裏付けるゴール。是非とも、期待に応えてほしいです。
そして、守備陣ではGKの田川。
昨季ホーム奈良戦での超ロングシュート被弾の屈辱。きっと、忘れたくても忘れられない苦い経験であったかと。
けれど、それを気に病むばかりに持ち味であるところのアグレッシブな守備が委縮してしまったのでは、元も子もなくなる。
昨季の奈良のトップスコアラーであった浅川 隼人は松本山雅に引き抜かれてチームを去ったものの、跡を継ぐように北九州より実力のある岡田 優希を獲得するなど、抜かりなしのようで。
昨季の対戦で超ロングシュートを喫してしまった酒井 達磨、追加点をくらった嫁坂 翔太は今シーズンも健在。嫁坂は既に今シーズン初ゴールを決めてもいます。
そんな選手たちを相手にプレーが縮こまってしまうことなど、あってはなりません。
前節の讃岐戦では、試合途中に接触で頭を打つアクシデントに見舞われたものの、気迫のプレーによってクリーンシートを達成。
ならばこそ。目指すは2試合連続無失点!奈良のお株を奪う堅守っぷりでもって、ゴールをシャットアウトしてほしいです。
昨シーズンの最終戦以来となる、ホーム・県総でのリーグ戦。最終戦の終了後には、こらえきれず涙を見せていた田川でしたが。
あのときの悔しさ、無念を晴らすべく期限付き移籍の延長を決断し、今シーズンにかけることとしたからには。
田川がゴールを守っているからには、失点する気がしない!とホームのファン・サポーターを感心せしめるような、そんなプレーを!
毎年のように、シーズン開幕からしばらくは天候不順によって動員が伸びない、なんてことがままあったりするカターレですが。
YS横浜戦、讃岐戦だけでは飽き足らず、今節もまた悪天候が見込まれ・・・というか、3月だというのに雪になるとかなんとか。
それでも。
ファン・サポーターは、行くわけですよ。カターレ富山の勝利を願って。
好天時よりも動員は減少してしまうかもしれない。それは致し方ないところもある。
けれど、だからといって応援する気持ちに、勝利への渇望に、翳りなど無いのであって。
ひたむきに、ひたすらに応援するその意思は、悪天候などに負けるものか!
是非ともに、その意気に応えてほしい。
期待に応える快勝でもって、今シーズンも共に戦っていくぞ!その先の優勝を成し遂げるぞ!との決意表明を!
難しい相手・奈良ではありますが。それでも、相手にとって不足なし!
むしろ、難しい相手だからこそ勝利の価値が高まるとさえ言える。
ならばこそ。奈良にこそ。
勝つしかないでしょうよ!
連続引き分けの価値を決めるのは、今節の結果次第。無論、勝ってその価値を高めるのみ!
ホームで、勝つ!強いカターレを印象付ける勝利を!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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