2月下旬にスタートした2024シーズンも、残り4試合で終了。泣いても笑っても、今月中にカタがつくことになります。
不本意極まる未勝利に終わった10月を経ての、11月。
落ち込んでいても、なにも良い方向には変わらない。勝っていくことこそが、悲願のJ2復帰への道であるならば。
ただひたすらに勝利を追い求め、邁進していくのみ。それだけです。
2週連続アウェイの2戦目として対戦するのは、7位の相模原。僅差にひしめき熾烈を極める昇格プレーオフ圏内入りを目指し、相模原にも負けられない事情はありましょうが。
それでもなお、勝たねば。
5戦連続勝ちなし?それがどうした。
今いちばんあってはならないのが、試合の勝ち負けの前に、気持ちで負けてしまうこと。
自分たちこそが昇格にふさわしいと、勝って証明せねばならないならば。
相手云々ではない。自分たちが、いかにやりきるか。
真摯に勝利のみを目指し、それを掴み取らねばなりません。
相模原との前回対戦は、6月の第19節。ホーム&アウェイ2回戦総当たりというレギュレーションであるJ3リーグの、シーズン前半戦最後の相手として対戦することとなりました。
当時、得失点差でカターレのほうがわずかに上回っていただけの、同勝ち点というまったくの互角の状況での対戦となりました。ホームかアウェイかの差はあっても、リーグの同じ相手と同じだけ試合を重ねてきたなかでの、同勝ち点。取り巻く上記右京は拮抗どころではないなかでのホームゲームとなりました。
そんななか、両チームで大きく違っていた状況も。
就任2年目として相模原の指揮を執っていた戸田 和幸監督が、6月に突如として退任。後任として、かつてYS横浜や長野で監督を務めていたシュタルフ 悠紀氏が就任。その初戦が富山戦となったのでした。
一方のカターレはと言えば。
ルヴァンカップ1stラウンドを勝ち上がったことで、6月の1カ月間に公式戦8試合をこなさねばならないという超ハードスケジュール。水曜日に延期ぶんとして開催されたホーム岩手戦を経て、6月最後の8戦目として相模原戦を迎えることとなったのでした。
試合のほうは、0-0のスコアレスドロー決着。
超ハードスケジュールを2チーム体制かというマネジメントでもって乗り切ってきたカターレであったものの・・・やはり、ホーム連戦とはいえ、水曜日に試合のあったカターレと1週ぶん休みのあった相模原とではパフォーマンスに差がでるのも、やむなし。日程的に一方的に不利な状況のなかで奮闘、もちろん勝って同勝ち点の相手を突き放したかったところ、それが出来ず。とはいえ、負けて逆に離されることもなく。
まさに、痛み分けといった結果に終わったのでした。
シーズンも残り4試合という、まさに佳境というなかで迎える今節。
前回対戦の後の相模原は・・・なんというか、勝ったり負けたり。連勝したかと思えば連敗したり。かと思えばまた連勝したり。なんともせわしない状況で、順位的にはあのときとほぼ変わらず7位につけています。
前節、夏の中断以来勝てていなかった金沢がようやく勝利を挙げた、というトピックがありましたが。その、中断前最後の勝利であったのが、相模原戦。
中断明けから1分け3敗と勝ちなしが続くも、岐阜に勝ってそれをストップ、次の試合ではそれまで長らく負けなしを続けていた2位今治に土をつける勝利を挙げています。
そのあと大宮・北九州・琉球と3連敗。それをYS横浜戦の勝利で食い止めると、前節は福島に3-2と逆転勝ちしています。
そう、前々節、カターレが4失点を喫して大敗してしまった福島を相手に、先制されながら逆転勝利。
本当に、なんと言うか、勝ったり負けたりという相模原ですが。
今治や岐阜、福島といった難敵を相手に勝利を挙げたその力、決して侮ることはできません。
そして・・・前回対戦はスコアレスドローに終わった両チーム。
わけても、毎度のことながら、富山戦に並々ならぬ情挑んでくる挑んでくるシュタルフ監督が相手ともなれば。
それでなくとも5試合連続勝ちなしという状況を打破せねばならないカターレにあって。
簡単な試合になどならないであろうことは、自明。
ならば、その難しい試合で、いかに勝つか。
カターレの真価が問われる試合となろうかと。
前節鳥取戦は、2点を先行しながら追いつかれてのドロー。勝たねばならない試合を落とした、負けにも等しい結果を突きつけられることに。
ただ、それでも。
前回対戦時に同勝ち点で差が無かったカターレと相模原が、今節の時点で3位と7位という差がついているのは、なぜか?
前節のように、勝ち試合を落とす試合もあったけれど。それでも、4失点大敗を喫した前々節を引きずらず勝ち点を得た、とも言えます。その前の宮崎戦でも、敗戦必至という状況でもあきらめることなくプレーを続け、執念で勝ち点1をもぎ取ってみせたり。
決して大型連勝などの派手さは無い。けれど一方で、ここまで1度も連敗していない。
そんなしぶとさが、カターレと相模原とを分かつ勝ち点7差となって表れているのではないかと。
今節の直接対決でーーー相模原としては、昇格プレーオフ圏内入りに向け、どうしても勝ち点3を積み上げたい試合。一方のカターレとしても、自動昇格まで残り4試合で5差をひっくり返さねばならないとあれば、勝って勝ち点3上積み以外はあり得ない。
互いにとって勝ちがマストという、ガチンコ勝負。
それでも、最後に笑うのはカターレでなければ!
前節の無念のドローを経て、あらためて勝つことの厳しさ、難しさを突きつけられたカターレですが。
不本意どころではない結果とはなったものの、それでも。
どこか消極的にすら見えた試合で大敗を喫してしまった福島戦のことを思えば。
勝てなかったことは無念にせよ、勝利への意志は、しかと見てとれました。
それを、確実に勝利に、勝ち点3に繋げるべく挑む、今節。
期待したいのは、井上。
前節は最前線のショウセイと連携をとるかたちで、久しぶりにスタメンに抜擢、奮闘しました。
その久しぶりというのが、前回の相模原戦以来という。
ならば。
あのときスコアレスドローで勝てなかった試合のリベンジマッチでもあり、前節の悔しさを晴らす試合にもなるならば。
ショウセイとの連携ももちろんとして、自身としても果敢に得点を狙っていく、そんなアグレッシブさを存分に発揮してほしいです。
そして、もうひとり。
ヨシキの奮起に期待したいです。
前節、途中出場でピッチに立ったものの、力を十分に発揮しきれていなかった印象。
もちろんスタメン出場と途中出場では勝手が違うでしょうし、ならではの難しさというものもありましょうけれど。
それにしたって・・・正直、期待を裏切られた思いでした。
掛け値なしに、ヨシキであればもっとやってくれると、そう思えるから。
出し惜しみは、無しだ。
簡単ではない試合でも、それでも。
残り全勝を果敢に狙っていかねばならないなかで、今シーズンチームを支え続けてきたヨシキの奮闘なくしてなんとするか!
期待の大きさ故に、きびしくも言います。
勝ちにいってくれ!と。
前節、2位から6位までの上位陣が総崩れ、優勝した大宮がしれっと勝ち星を積み重ねた一方で、混戦の渦中のチームが苦杯をなめる結果に。
事程左様に。
この最終盤、一筋縄ではいきません。
前節、前日の結果、今治が敗れた状況を知りながら、勝って差を詰めることが出来ませんでした。
今節は、逆のパターンで、土曜の相模原―富山戦の結果を踏まえて日曜に今治が琉球戦に臨むことに。
だったら。
勝って、勝ち点3を積み上げてプレッシャーをかける。
その一択です。
それ以上でも以下でもない。ただ、そのために全力を尽くして勝ちにいく。
プレッシャーをかけることで1%でも2位への可能性が高まるならば。
それをやらない選択肢など、ありません。
シーズン残り4試合。泣いても笑っても、この11月のあいだにリーグ戦の最終結果が出ることとなりますが。
自動昇格へ、あきらめてなどなるものか!
必ずや、やりきってみせる!
僅差に泣いた去年の繰り返しなど、冗談じゃない。
信じて、貫くのみ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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