【J特】待ち望んだ１６試合ぶりの勝利！集中を切らさず、我慢の試合を制す 愛媛FC戦

１－０で勝利！！

長かった。本当に長かった。
約３ヶ月ぶり、ホームでは約４ヶ月ぶりとなる勝利。試合後に打ち上げられた花火とともに、スタジアムは歓喜に包まれました。

１０戦連続勝ちなしのなか、主力も欠いていた愛媛の拙攻に助けられた部分もありました。好調のクラブが相手では、どうなっていたか。
前半シュート０、後半もわずか３本と、課題であった攻撃面も、とても褒められた内容ではありません。
しかし、それでも勝った。
勝ちさえすれば内容はどうでもいい、などとは言いませんが・・・それでも。その勝つということが、どれだけ難しかったのか、という。
これまで、内容が良くても勝てませんでした。悪かったなら、当然のように負けました。
勝たなければならない試合でさえ、落としてきました。
今節にしても、愛媛のペースで試合が進行。これまで通りであったなら、良くてスコアレスドロー、あるいは決勝点を挙げていたのは愛媛の側であったかと。
だが、そうはならなかった。
得点どころかシュートすら満足に放てず、チャンスらしいチャンスさえほとんど作れない状況でした。
しかし、それでも、諦めなかった。
これまでであれば、途中でぽっかりと集中力を欠き、およそ獲られなくていい失点をしていたところ。そこを、体を張ったプレーで耐えしのぎました。
後半の３５分という試合中で最も苦しいような時間帯にあって、ワンチャンスをものにするかたちでゴール。
まさに、勝利への執念が実を結んだ瞬間でした。

長い長い連続勝ちなしからの脱却。
とはいえ、依然として最下位のまま。厳しい現状に変わりはありません。
ですが。試合後、足助が語ったように、この１勝はただの１勝ではありません。
苦しいなかにあってもあがき続け、その果てにつかみ取った勝利。
まだ、なにも成し遂げていない。だからこそ、ここからまた始めなければ。
忘れかけていた、勝利の味。
それを思い出した今、もはや低迷している意味など全くないことが明らかとなったことでしょう。
まずは、次なる勝利。
久々に呼び起こされた勝利の感慨を戦う力に変え、戦い抜いていかねばなりません。