行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第7節 藤枝MYFC戦

2021-05-01 00:00:36 | カターレ富山
暫定ながらも首位の座に返り咲き、その座を明け渡すことなく勝つことが求められる、言わば防衛戦。今季2度目の2連勝から、前回は成し遂げられなかった3連勝をかけて、アウェイ・藤枝総合運動公園サッカー場にて藤枝MYFCと対戦します。

ここまで5試合を消化し、1勝3分け1敗で10位の藤枝。
敗戦をひとつにとどめている一方で、勝利もまたひとつというのは、なかなかにやきもきさせられている状況にあるのではないかと。
前節は沼津との静岡ダービーに臨み、1-1のドロー。
67分に先制されてしまったなか、78分に押谷 佑樹のゴールによって追いつき、勝利こそならなかったものの、アウェイで勝ち点1を得たのでした。
今季新加入の押谷ですが、彼のイメージとしては・・・もう10年余りも前になりますが、岐阜のイキの良い若手として現沼津の染矢 一樹、後にカターレの一員となる西川 優大らとともにブイブイ言わせていた頃が思い出されます。そんな彼も、今やベテランと呼ばれる年代に。
藤枝にはほかにも、一昨年の3位躍進の立役者となったデカモリシこと森島 康仁、
藤枝でブレイクし、その後他クラブへの移籍を経て再び戻ってきた大石 治寿、同じく復帰を果たした枝本 雄一郎。
今シーズンから加入の鈴木 淳なども、かつて福岡でユウスケとともに切磋琢磨した盟友でもあり。
千葉で長らく中心選手としてならした谷澤 達也、元カターレのチーム最年長・秋本 倫孝などなど、カターレのサポーターにもおなじみと言える実績のある選手たちが揃っています。
戦い方というものを知っている選手が多く、やらねばならないことをしっかりと見据えることが出来る、ということで言えば。
このタイミングでやって来た、首位・富山との対戦。勝つことで得られるリターンの大きさを踏まえ、勝たねばならない試合として待ち受けていることは明らかでしょう。

それでなくとも、因縁の対決。
なにせ、カターレを率いるのが前年まで3年にわたって藤枝で指揮をとっていた石﨑監督なのだから。
そして・・・強奪、と言われても「そうかも」と納得せざるを得ないかもしれません。昨季の藤枝で中心選手として活躍していた吉平、安藤、姫野の3名がカターレに。
本当は契約継続してほしかった選手が引き抜かれるやるせなさ、という意味においては。昨シーズンオフに武や平松、大谷、稲葉らを抜かれてしまっただけに、カターレサポーターとしてもその心情は察するものがあります。
ただ、薫陶を受けていた監督が敵将となり、主力だった選手が直接自分たちに牙を剥く、となれば、話はさらに深刻でしょう。
今となっては直接指導を受けていた選手がいなくとも、それでも特別であった前節の岐阜戦。それが、かつての指揮官・安間監督との対戦だったことを思えば。
石﨑監督に対する思いが藤枝にとって特別なものであることは、想像に難くありません。
だからこそ奮起してくる、そう考えて間違いないかと。
実績ある選手が多くいる藤枝にあって、こんなシチュエーションでどう臨むかのすり合わせは、きちんと行われることでしょう。
乗り込む側のカターレとしても、褌を締めて挑まねばなりません。

期待したいのは、言わずもがな。凱旋試合となる元藤枝3人衆にほかなりません。
中でも特に期待したいのは、姫野でしょうか。
昨シーズン、過密日程にあっても全試合出場という大車輪の活躍ぶりで藤枝を支えてきた彼ですが。
ここまで、移籍先であるカターレにおいてもまた、不動のスタメンとしてガッツリと活躍中。
勝手知ったるかつてのホーム・藤枝サッカー場で、気合が入らないわけがありません。
昨シーズン終了時、引き続き藤枝でプレーを続けるという選択肢もあったはず。
けれど、そうしなかった。カターレ富山への移籍を決断した。
その背景には、石﨑監督の下、J3優勝を目指すチームの選手として力を尽くしたい、という思いがあったことでしょう。
そして、今。まだ序盤戦ながら、それでも。
思いに近しい状況に居る、その手ごたえも感じていることかと。
それが思い過ごしでもなんでもなく、歴とした事実であることを証明するために。
自分のプレーを熟知したかつてのチームメイトらが相手ですが、だからこそ、なおさら。
今の自分、カターレ富山背番号17・姫野 宥弥ここにあり!その力を存分に発揮し、優勝を狙うにふさわしいチームの主力としての力を、見せつけてほしいです。
先の福島戦では池髙が、前節の岐阜戦では舩津が、試合後にカターレのファン・サポーターに対して挨拶に来てくれました。
同じように、吉平、安藤、姫野は3人連れ立って藤枝サポーターに挨拶に向かうこととなるのでしょう。
古巣を相手に、遠慮呵責は無用。むしろ、ここまでただ1チーム4勝を挙げている首位クラブの主力としてふさわしいだけの存在感でもって、健在ぶりを藤枝ファン・サポーターに示してほしいです。昨年の自分たちと同じであって、同じでないと。

J通算300勝を達成した石﨑監督の、301勝目を目指す戦い。
勝利を追い求める気概に、ブレは無し。それが、昨季までの所属チーム相手であっても。
己が信念をぶつけ、勝ち点3を奪い獲るのみ!
連敗中の最下位相手にも鬼となれ!とした讃岐戦。
コロナ禍の影響で不利な条件での連戦となった相手にも鬼となれ!とした岐阜戦。
そして、今節。
強奪上等!優勝を目指すクラブとしての気概を示し、首位のプライドをかけ、古巣・藤枝相手に鬼となれ!!!
立場が人をつくる。優勝に近いクラブとしての力を、勝利でもって見せつけろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

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