行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】無失点に抑えたものの、無得点で痛み分け。5度目の挑戦も連勝ならず  ザスパクサツ群馬戦

2013-06-10 05:49:40 | カターレ富山
0-0のドロー。
それまで勝てていなかったチームが久しぶりに勝てたからといって、急激になにもかもが変わるわけではない―――わかってはいましたが、それでも。同じ引き分けにあっても、「負けなくてよかった」というものではなく、「勝ち点2ぶんを奪えなかった」というものであったかと。
気の抜けたプレーをしていたわけではないし、チャンスもなかったわけではない。
けれど、結果につなげられなかった。
やはり、勝ち慣れていないから、という影響も少なくないのではないかと思います。勝てないから慣れないというのに、慣れないから勝てないという矛盾。それでも、なんとかするしかないのですが。
連勝は、なりませんでした。しかし、負けなかった。
実に、10試合ぶりの無失点。最後の最後まで集中力を切らすことなく、守り抜きました。
決定力不足の裏で、ミスからの失点も少なくなかっただけに、この経験もまた、継続していかねばならない重要な要素かと。
とにもかくにも、1ではあっても勝ち点を積み上げた今節。
現状打破を期して反攻を続けていくために、まずは2戦連続負けなしです。



【J特】第18節  ザスパクサツ群馬戦

2013-06-08 07:04:56 | カターレ富山
8試合ぶりの勝利を飾った徳島戦から1週間。連続ホーム戦となる今節、2連勝を目指してザスパクサツ群馬と対戦します。
連続勝ちなしからの脱却にこそ成功したものの、それですべてOKというわけではありません。むしろ、これからが大事。
前節にしたところで、力の差を見せつけての完勝というわけではありません。徳島の側が力を出し切れていなかったことに加え、2点リードからPKで1点を返されてしまったという課題も。
勝って兜の緒を締めよ。勝ったことは自信にしていい一方で、、慢心していいわけではありません。
むしろ、これまでの勝てなかった時期のことを思えば、より一層の気の引き締めが必要ではないでしょうか。

ザスパ草津あらためザスパクサツ群馬ですが、開幕からなかなか振るわず、ここまで2勝5分け10敗の21位。前節も長崎に試合終了間際に決勝点を奪われ敗れています。
なかなか勝てないなか、降格への危機感も内外に漂っているとか。
とはいえ。
だから楽勝?そんなわけはありません。
今シーズンにしたところで、最下位・岐阜に2点リード、しかも優位に試合を進めながら追いつかれて危うく勝ち損ねるところだったことを忘れてはいません。同じく下位の鳥取には試合終了間際に追いつかれて勝ち点3を逃してしまいました。
なによりも・・・なかなか勝てない苦しさ、降格の影がちらつくなかでの焦燥感のようなものは、ほかならぬカターレが、昨季嫌ほど味わってきたこと。
前節こそ勝利したものの、なかなか勝てない苦しさと言うならば、現状でそれが払拭されたわけでもなんでもありません。
それだけに。
相手の苦しみを察することができるだけに。
昨季の経験が無駄でなかったことを証明するため、情け無用の全力で勝に行かねばならないのです。

群馬と言えば、カターレから内藤、コーケンの2名が移籍していったチーム。そして、所属時にはキャプテンを務めていた御厨の移籍元でもあります。
両クラブのファン・サポーターにとって、開幕前から一目置かれる対戦でもありました。ただ、出来ればこのように下位どうしの対決にはなりたくはなかったところですが。
元カターレの両名には新天地での活躍を祈念する一方で、直接対決では容赦しませんよ、というところで。
そして、御厨には・・・移籍にあたっては迷いもしたそうですが、その決断が間違っていなかったことをプレーで示してほしいです。群馬に立ちはだかる壁となって、“富山の御厨”の力を存分に見せつけてやれ!と。

前節、前半4分という時間に早々と先制し、勝利に賭ける意気込みを示したカターレ。今節もまた、先制点が重要となってくるのではないでしょうか。
群馬の2勝は、いずれも先制点を挙げてのもの。カターレが言えた義理ではないのですが、逆転勝ちがありません。
だからこそ。身につまされるからこそ。
先制点を挙げてリードする展開とし、相手に「いつもの負けパターン」をくれてやらねば、ということで。そう、ここまでアウェイ戦未勝利というならば、その意味でもいつものパターンに持ち込んで戦意を削いでやらねば。
そのためには、いかに得点するか・・・攻撃陣の奮起が欠かせません。
前節の勝利の立役者である苔口、西川のさらなる活躍を期待するのはもちろんのこと。前節は出場停止だったヨンドクも、今節に賭ける意気込みは強いことでしょう。
そしてもうひとり。木村に期待をかけたいところです。
前回対戦時、あるいはスコアレスドローかという試合終了間際に決勝ゴールを挙げてチームに勝利をもたらし、リーグ戦3連勝を挙げたこと。その木村が今節でもゴールを挙げたならば、「またあいつにやられてしまった」と、群馬側のダメージも割増しとなることかと。
順位が近い、実力差が大きくないチーム同士の対戦にあって、メンタル勝負の重要性は言わずもがなのこと。前節の勝利によって連続勝ちなしから脱却したカターレのほうが半歩ほどリードして迎えるこの対戦。ならば、そのアドバンテージを失うことなく、逆に置き去りにするくらいでなければ。
その意味においても、木村が決める価値というものは大きいでしょう。勝利に貢献し、今再び、連勝の立役者となれ!!

昨季の終盤、15試合連続勝ちなしを止めてからリーグ戦3連勝したとなっていますが、公式戦ということで言えば、愛媛戦のあと、天皇杯で岡山に敗れています。
それまでの流れを断ち切ったと言えるのは、次の千葉・草津戦での連勝から、と言えるかと。
そして、今節。再び迎えることとなった、流れを変えるために目指す連勝。
今度も、勝つ!そして、これまでの流れを変える!!
2週連続ホーム戦で、2連勝を!!
勝って、変われ!!連続勝ちなしクラブから、連続負けなしクラブへ変われ!!
勝たれ!!!富山!!!!!


【J特】勝ちたい気持ちが勝利に結実!!8戦ぶりの勝ち星に県総が沸く!  徳島ヴォルティス戦

2013-06-02 23:14:25 | カターレ富山
2-1で勝利!!
第9節・岐阜戦以来となる8試合ぶりの勝利を、見事に成し遂げました!!
6連敗中だった難敵・徳島を下しての勝ち点3。決めてほしかった苔口・西川の両FWが得点しての勝利。
3連敗中だった悪い流れを断ち切るがめにチームが一丸となって勝利を目指したその努力が、結果となって報われました。

前節と同じく試合終了後に挨拶に来た選手たちを写真に収めましたが、やはり、勝利した試合のそれは全く違います。まさに、格別!!
反攻の6月、その初戦で勝利。反撃の嚆矢は放たれました。
ここからだ!ここからリスタートだ!

雨天だの強風だの、なかなか天候に恵まれず、さらには結果にも恵まれなかったこのところのホーム戦。
13時開始で気温28度と暑いくらいでしたが、それでも久々に天気がよかったならば、結果も良いものにしなくては!という今節でした。
ヨンドクの出場停止にともなってメンバー構成も変更せざるを得ない状況でしたが、そこで監督は、舩津のMF起用を選択しました。3バック体制は変わらないものの、吉井・御厨・平出という今季初となる組み合わせ。そこに大西とのダブルボランチとして舩津がひとつポジションを上げる、といった布陣でした。
一昨年は、むしろMFとしての起用のほうが多かったくらいだった舩津。それだけにポジション的な不安こそなかったのですが、問題は、前節のショックを引きずっていないかどうか。
「一度スタメンを外して頭を冷やさせてもよかったが、彼は多くのサポーターに支えられている選手なので試合に出る義務がある。がむしゃらにプレーしてほしいと思って中盤で起用した」と、監督。
その期待に応え、結果を出さねばならない今節でした。

試合は、いきなり動きました。
試合開始からわずか4分。素早いスローインからフリーの状態で大西がクロスを上げると、試合の入りで集中し切れていなかった徳島選手は対応しきれず。そこをドンピシャのタイミングで合わせた苔口がヘッド!大西と目が合ってタイミングもばっちりだったという会心のゴールで欲しかった先制点を挙げたのでした。
これまで6連敗中だった徳島には得点を挙げることすらままならない状況が続いてきましたが、それを見事に打ち破ってみせたのでした。
苔口はここ4試合で3得点。ストライカーとしてノってきた感があります。
とはいえ。
安心は、出来ませんでした。
栃木戦にしても、そう。福岡戦にしても、そう。これまで、幸先よく先制しながらも、それを勝利につなげられずに敗れてきているから。
たとえ先制したとして、それは単に勝つ権利を得ただけに過ぎない。得点を挙げたからこそ、しっかりと集中する必要がありました。

一気に突き放せればよかったのですが、やはり、徳島もさるもの。個としての能力は、やはり相手のほうが上でした。
ボール支配率は、徳島のほうが上。技術的なところを見てもそう。
2トップの津田、キム ジョンミンに対して縦のボールを入れられ、危ない場面もありました。
一方で。
期待に応えたい舩津のプレーぶりには、見ていてはっきりわかるほどの気迫がにじみ出ていました。
隙あらば果敢にインターセプトを狙っていくような積極性がプラスとなって発揮されていることは明らかで、スタンドのサポーターからも感嘆の声が上がっていました。
その気迫がチームにも伝わっていたのでしょう。徳島にボールを支配されつつも、だれも慌てることなく、集中していたのでした。

1-0で前半を折り返し、後半戦へ。
やはり、安心はできませんでした。追加点を挙げて突き放すことができなければ、いつでも追いつき、逆転されてしまう可能性だってあったのだから。
後半開始から地元富山出身の大崎 淳矢を投入し、巻き返しを図る徳島。
前半同様、後半もボール支配率は徳島のほうが上。そのなかでも粘り強く対応しながらチャンスをうかがう時間が続きました。
そして迎えた77分。
左サイドでボールを受けた朝日が切れ込み、中央へマイナスのボール。苔口に代わって途中出場の西川に渡ると、1人をかわして左足を振りぬき、シュート!冷静に蹴りこんだボールがネットを揺らし、待望の追加点!
ここぞという場面で決めるべき選手が決めたゴールに、スタジアムはこの日一番の熱狂に包まれたのでした。

ただ、2点差としても油断などできませんでした。なにせ、徳島には2点差をひっくり返されて敗れた苦い経験もあることだし。
そんな懸念を知ってか知らずか、80分。ペナルティエリア内で吉井がキム ジョンミンを倒してしまい、PK。これを津田に決められ、1点を返されることに。
8試合ぶりの勝利を目指した今節ですが、やはり、勝つということは生易しいものではなかったようで。
それでも、勝ちたければやるしかない。この期に及んで勝ち点3を逃すことなど、ありえない。
緊迫した状況の中、気を緩めることなど許されませんでした。4分のアディショナルタイムの、長かったこと。

そして。ついに、そのときが。
試合終了。7戦連続勝ちなしをストップさせる、3連敗をストップさせる、そして対徳島戦6連敗をストップさせる、待望の勝利を手にしたのでした。
2か月以上にわたって遠ざかっていましたが、県総にまた歓喜が戻ってきました。
勝利のために、全力を尽くして戦い抜いた選手たち。その中でも人一倍この試合に賭けていた舩津。ゴール裏に挨拶に来たとき、その目には涙が。
信じて貫き、勝ち取った勝利。その重さというものを、選手・スタッフ、そしてファン・サポーター、関係者すべてで分かち合ったのでした。

徳島の側も、富山キラーとも言える衛藤がケガで欠場など、万全でなかった部分はあります。また、試合内容においても「本調子ならこんなもんじゃないだろ」と感じるものであったかと。
実力でねじ伏せて勝った、などとは、思えません。PKの献上についてもそうですが、やはり、反省すべき面も少なくない試合でした。
それでも、勝った。
これまで、内容は良かったにもかかわらず勝利という結果がついてこなかった試合も何度もあっただけに、今節、しっかりと勝ち点3を奪うことが出来たということは、自信に、力にしていかねばならないところです。
やればできるということを、再確認。そして、勝利の味を再確認。
ここがまた、スタートライン。
この勝利を、まぐれ勝ちで終わらせないために。巻き返しの起点とするために。
1週間後、また県総で迎えることになる次節。狙うは、連勝。
勝って兜の緒を締めよ。
この試合で得た手ごたえを、次なる勝利につなげなければ。