行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第15節  Y.S.C.C.横浜戦

2015-06-06 20:06:51 | カターレ富山
3連勝と好スタートを切りながら、その後は3戦連続勝ち無しと失速してしまった5月。現状打破のためにも勝つしかない6月、3試合ともホーム戦となる中で、その初戦。Y.S.C.C.横浜をホームで迎え撃ちます。

前回対戦はちょうど1ヶ月前の5月6日、2-0で勝利。今季ここまで1点差、あるいはスコアレスドローという試合内容ばかりの中にあって、唯一2点差をつけた試合。
今節で連敗阻止、連勝のきっかけにするためにも、勝利は言うまでもないとして、前回対戦に引き続き複数得点勝利試合としなければ。
前節、YS横浜は福島と対戦。30度を超える暑さの中粘り強く戦うも、後半の85分にハンドで痛恨のPK献上、それを決められ、0-1で敗れました。シュート2本に抑えられて苦しい中、それでもなんとか頑張っていたのに報われなかった、というのは前節のカターレにも通じるところがあるかと。
9戦連続勝ち無しと結果が出ていませんが、だからといって楽勝かといえば、そんなことはないでしょう。
前回対戦で勝ったクラブだから今回も勝てるとは限らないとは、遺憾ながら前節の敗戦で証明してしまったばかりだし。
前々節の福島戦もそうでしたが、「前の試合での敗戦の悔しさを胸に、今節こそ!」という相手に屈してしまうことも、今季だけで何回もあったわけだし。
そもそも、前回対戦での勝利も、とりたてて楽勝というわけでもなんでもなかったのであって。
前半7分という早い段階で先制できたのが大きかったのは間違いないでしょう。これがもし、0-0の時間がもっと多かったならば、どうなっていたか。それに、追加点となった中西のゴールも、相手GKの判断ミスにつけ込んで得たもの。そういった状況は1年に1回もあればいいほうで、ラッキーな得点であったと。
逆に言えば、3点以上獲れたところを獲れなかった、とも言えるわけで。さらに、YS横浜のほうにしても、ノーチャンスだったわけでなく。得点こそ許さなかったものの、攻撃の形をしっかり作られてしまう場面もあったのだから。
なかなか結果を残せていないなかにあって、ホームよりむしろアウェイのほうが結果を出しているYS横浜。第12節の鳥取戦では試合終盤の85分に同点に追いつくという粘りをみせたり。
決して侮って良い相手ではありません。

相手も連続勝ち無しではありますが、それよりもまず、自分たちの連続勝ちなしを止められなければ話になりません。
前節は、気合いも入っていたし勝利への意志も見せていたものの、結局のところ、長野に比べて「勝ち慣れていない」という、その差で敗れた試合でした。
勝つことでしか自信は身につかない。
勝ちたいという意志をプレーにしっかりとフィードバックすることはもちろんとして。さらにはそれを確実に勝利へと繋げること、それを力に変えていくことが、何にも増して今カターレに求められています。
前節に関しては・・・ボランチ2戦目となった三上は練度が向上。コンビを組んだヨシタクも、安易な横パスばかりでなくときに積極的に前に切り込むなど、攻めの姿勢をしっかりと見せました。前回対戦と同様に相手のキープレイヤーである勝又とマッチアップした國吉は、サイドで奮闘、決定的な仕事をさせませんでした。
そして、光っていたのは中西。身長を活かした打点の高いヘッドで空中戦を掌握、競り合いで強さを見せつけたのでした。
そんな良いところが見られた試合で敗れてしまったのは返す返すも残念ですが。だからこそ、その無念を今節の対戦で晴らさねばならないのであって。
いつものように「まるで前節がなかったかのように悪い状態に逆戻り」なんてのはもってのほか、ということ。

期待したいのは、苔口。
3戦連続勝ち無しのなか、得点は福島戦でレンペーが決めた1点のみという、あまりにも寂しい得点状況。
決定力不足が続く限り現状打破は無い―――ならばこそ。FWとしてのプライドを賭けて、ここで一念発起して結果を出さずにどうするよ?と。
エースがきっちりと得点することで試合を優位に進めるという基本中の基本を、いまいちど、しっかりと体現してほしいです。
それがひいては相手の戦意を削ぐことにもつながり、さらに勝利をたぐり寄せられる、というもの。
勝ち慣れていないことが前節の敗戦につながってしまったのならば。やはり、しっかりと「快勝」と言える勝利でもって、その経験を積むしかないでしょうよ。

6月は試合なしをはさんで3戦全てがホーム戦。
ホームのファン・サポーターが願う勝利をつかむために。連勝を成し遂げていくために。
決定力不足解消を、ゴールラッシュで!
必要なのは、勝利!快勝!!
期待に、応えろ!!!

勝たれ!!!!富山!!!!!
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奮戦むなしく零封負け。大きすぎる敗戦  AC長野パルセイロ戦

2015-06-01 23:33:16 | カターレ富山
0-1で敗戦。
第2クールからの巻き返しを、必勝を期して臨んだ試合でしたが・・・4週間前のリベンジをかけた長野に屈することに。
惨敗と言ってかまわない内容で敗れた前節・福島戦に比べたら、内容は格段に良化していました。前節では希薄とさえ感じられていた勝利への気概もきちんと感じたし、難敵相手に力を振り絞っていた様もはっきり見て取れました。
しかし。
結果は、ついてきませんでした。
リベンジを果たして5戦連続無失点の5連勝を決めた長野に対し、無得点で2連敗、3戦連続勝ち無しとなってしまったカターレ。
順位相応の結果・・・そう割り切るには、あまりにも大きく、重すぎる敗戦。
優勝が、また大きく遠のきました。
優勝のためには、このあとカターレが全勝ペースで勝ち続ける一方で、山口、長野が取りこぼしていかなければならない、という。
現実は、山口、長野が全勝ペースで勝ち続け、カターレが取りこぼしている・・・真逆と言える状態。
この試合にしても、スコア的には僅差の惜敗、カターレ側にもチャンスが無かった訳ではなく、負けが当然という内容では決してなかったけれど。
それでも。
やはり、これが力の差というものでしょうか。
前回対戦での敗戦から即座に立ち直り、無失点を続けて来た長野。今節も、先制点を奪った時点で「勝てる!」という確信を得たことでしょう。
一方で、相変わらずの決定力不足を克服できず、無得点で敗れたカターレ。試合開始直後のチャンスを決めていれば、あるいは・・・という意見もあるでしょうが、それは今季初の敗戦となった鳥取戦でも言えたこと。そこからの成長が決定的に足りなかった、とも言えます。
勝ち方を知っていてそれを実践できるチームと、それが足りずに屈してしまうチームとの、差。それすなわち、山口と16差、長野と14差という勝ち点差。
気持ちの入った試合をしたことそのものは評価したい一方で、それを結果に繋げられない脆弱性を引きずったまま、という点は・・・やはり、甘いと。
J2にいた時ならばいざ知らず、上位クラブを相手に善戦した、では済まされない。
自分たちの弱さを乗り越える強さを発揮し、それを勝利という結果に繋げられなければ、この先の成長も見込めないでしょう。
敗戦をバネに、ということを呑気に言っていられる状況ではないという気構え。
好内容の試合をしっかりと勝利に結びつけるための、問答無用の力を。
課題は重く大きいですが、それでもやるしかない。
勝ちながら成長し続けるというミッションを確実に遂行していくことでしか、未来はないのです。
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