第３０節 ブラウブリッツ秋田戦

シーズンも最終盤、残り４試合。そのうち３戦連続でホーム戦となるなか、ブラウブリッツ秋田を迎え撃つ今節。
いろいろな要因があったかとは思いますが、それでも。絶対に勝たねばならないと臨んだはずのここ２試合で2連敗という状況は、最悪と言って良く。
もちろん、悪天候や出場停止など、言い訳もしようと思えばできるでしょう。
けれども。
言い訳抜きに、どうあっても勝たねばならない試合であったにも関わらず、それを落とし続けてきた。その影響を今節にまで引きずって3連敗、という可能性も、決して少なくはありません。
遺憾極まりないですが・・・今後カターレが逆転昇格をものにするよりも、無様を晒続けて終戦を迎える可能性のほうが、比較にならないレベルで高いです。
だからといって。
それが勝てなくて仕方ない理由になどなりません。勝たねばならない理由に、いささかの隙もあってはならないのです。
勝つ以外に無いのは、わかりきったこと。
ならば。容赦なく勝つのみです。

今シーズン前半戦の１位と２位の対戦となる今節。
ただ、ここまで後半戦に苦しんできたクラブ同士の試合でもあります。
連続勝ちなしが響き、思うように勝ち点を伸ばせない時期が続いた秋田。それでも貯金がものをいったかたちでなんとか踏みとどまり、３位につけています。
ここ最近は持ち直しの兆しを見せて、カターレとは対照的に2連勝。3連勝を成し遂げるべく乗り込んできます。
前回対戦では同点の勢いを逆転にまでは繋げずドロー。その雪辱戦ととらえている選手も多いかと。
それでなくとも、逆転優勝の可能性も残されているだけに、４位の富山を叩いて引き離し連勝継続、というモチベーションは高いに違いありません。

一方の、カターレ。
それでなくとも上位クラブより消化試合が多く、次節は座して他結果を待つのみ。勝ち点差はプラス3換算とするならば・・・正直言って、昇格の可能性は風前の灯火。ここで3連敗なら、事実上の失敗確定です。
しかし、それでも。
他クラブの結果がどうなるかはしょうがないとして。
自分たちでトドメを刺す必要など、ありはしません。
勝っても無意味？
そんなことは、勝ってから言えと。成すべきことを成し遂げてから言えと。
それでなくともホーム戦。勝たねばならない理由しか無いのだから。

期待したいのは、平出。
もちろん出場停止となったのはわざとではないし、連敗で仕方ないとも思いません。けれども、本人にとっては、やはりやりきれない気持ちが募る不本意極まりない状況かと。
覆水盆に帰らず。勝ち取れなかった勝ち点は、取り戻せません。
しかし、だからこそ。
連敗を引きずってしまうなどもってのほか。
ディフェンスリーダーとして、やらねばならないことはなにか？
言うまでもない。勝つこと。勝ちきること。
遅きに失したか？そんなことは勝ってから言うべきこと。
勝ちきる気概、それを十二分にみせつけてほしい。
無失点でもって、その思いを結果で示してほしい。切に願います。

上位クラブに軒並み勝てずにいるのが、この苦境を招いている大きな要因であることは確か。
だからこそ。
ここで勝たずして、なんとするか！
上位クラブに勝てない「ほどほどクラブ」程度の評価に甘んじるのか？
そんなことは、願い下げ。
勝ちきる強さを、ホームのファン・サポーターに届けるべく、全てをかけて戦うこと。その、言うまでもないあたりまえを、あたりまえに成し遂げること。
願うは、勝利のみ！！

プライドをかけて、全力で勝て！！

勝たれ‼富山！！！！！！