行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第28節 ヴァンラーレ八戸戦

2020-11-17 23:45:58 | カターレ富山
あまりにあんまりな逆転負けで痛恨の敗戦を喫した前節・福島戦より中4日。
東北勢3連戦の2戦目、アウェイでヴァンラーレ八戸と対戦します。
現在15位、4戦連続勝ちなしという八戸ですが。下位相手だから勝てる、なんて安易な理屈が通るくらいであれば、前節の福島にだって勝たねばならなかったわけで。
ここまで通算2勝1分けの負けなしという富山を相手に苦手意識など無く、むしろ前回対戦でドローどまりであったことを踏まえて、今度こそ勝つ!と燃えているのではないでしょうか。
そんな八戸に、ショックを引きずったままに安易に対することがあっては、待っているのは、良くて引き分け、敗戦でしかないでしょう。
相手だけでなく、自分たち自身との戦いでもある今節。
意地を見せて勝利をもぎ取らねばならないことは、言うまでもありません。

八戸との今シーズン3度目・・・もとい、2度目の対戦。
8月29日の第12節、雷雨の影響で試合開始直前に開催中止が決定。今にして思えば、この中止がシーズンの分水嶺であったようにも思います。
それまでは、勝つときは複数得点!というような勢いのあるサッカーを展開していたカターレですが、その中止からリズムを崩してしまったように思えてなりません。
その後は、勝ったけれど相手ペースの試合を辛勝だとか、3試合連続逆転負けを含む4連敗、1勝を挟んでまた連敗など、惨憺たる内容でした。
そして迎えた延期開催。これもまた、連敗中であった八戸にせっかく先制点をあげながらも、追いつかれてドロー。勝てず仕舞いとなってしまった試合でした。
それでも。
そこもまた分水嶺のひとつとなったということか、その後は持ち直して。
4試合連続無失点を成し遂げ、まだまだこれから!という雰囲気をつくりだしていた・・・のですが。
その雰囲気に冷や水をぶっかけるかのような、前節の痛すぎる逆転負け。
そして迎える、今節のアウェイでの八戸戦。
前節こそ不覚をとったけれど、復調の流れそのものが否定されるわけじゃない!だから、八戸に勝つのも当然なんだ!となるのか。
それとも、連続負けなしは単なるラッキー、本質的には連敗時期と大差なく、所詮はその程度だったということ。八戸に敗れるようなことがあったとして、何ら不思議はない、となるのか。
前者でなければならないことは、いうまでもありませんが。
後者の流れに引き寄せられるようなことがあれば、勝てるものも勝てなくなってしまうことでしょう。
誰に頼ることでもなく。ラッキーに期待などするものではなく。
乗り越えなければならないのは、自分たち自身。
踏ん張りどころで奮起せねば、勝利は成し遂げられません。

期待したいのは、陽次。
前回のホーム八戸戦で負傷離脱からの復帰を果たし、チームを勢いづける活躍。結果的に1ゴールしか決まらなかったものの、それでも28本ものシュートを放って攻め立てる攻撃の起点としてプレーしました。
前節も、良くない流れであった前半を受けて、それを変えるべく途中出場。あからさまにわかるレベルで攻撃が活性化されたことも記憶に新しいところです。
ならばこそ。
前節の悪いイメージを払拭する勝利を挙げるにあたり、どうしても勝たねばならない今節。
攻撃のキープレイヤーとしてかかる期待は大きく。また、力を十全に発揮することこそが勝利への道筋であるならば。やはり、期待に応える活躍を見せてもらうしかないでしょうよ。
持ち味である的確なパスはもちろんとして、自ら試合を決めに行くシュートにも、ぜひとも果敢に挑んでいってほしい。そして、勝利につなげてほしい。そう願います。

J3参戦チームのなかで、J2昇格ライセンスを持たないチームのひとつである八戸。
その大きな要因として、スタジアムの照明がナイトゲームに対応していないということが挙げられます。そのため、通常はナイトゲームであるところの平日開催である今節もまた、13時開催。
遠く青森県、それに加えて昨今のコロナ禍。ならばDAZNでのライブ中継を、といきたいところですが、仕事のある平日ではそれも叶わず。
折を見てのチョイ見、あるいは速報頼りとなってしまうことでしょうが。
それでも。
勝ってほしいと願う、応援する気持ちには、変わることはないのであって。
必勝を期して臨む試合、自分たち自身の弱さを克服せねばならない試合。
勝たねばならない理由しかない試合を、制しなければなりません。

もちろん、勝つ!
これまでの弱さを、汚名返上を期すならば、やらねばならないのは勝つこと!
そのあたりまえを、あたりまえにやり遂げる勝利を!
連敗など論外、弱い自分たちに打ち勝つ、強い自分たちを示す勝ち星を!!

勝たれ!!!富山!!!!!

無惨なる逆転負け。希望が打ち砕かれる敗戦を喫す 福島ユナイテッドFC戦

2020-11-16 22:17:40 | カターレ富山
2-3で敗戦。
4戦連続無失点、先の連敗時期を乗り越えて、さぁこれから!という試合で。
もちろん、勝負事である以上は、負けてしまうこともあるでしょう。未だ無敗の秋田などは、例外中の例外ということで。
それでも。
同じ負けるにしても、負け方ってものがあるでしょうよ。
相手のほうがなにもかもが完全に上回っていたがための完敗などではなく。
明らかに、自分たちの至らなさが招いた敗戦。
上昇ムードに水を差すどころではない、痛すぎる逆転負け。
ホームのファン・サポーターの期待に応えるどころか、最悪に近いかたちでの裏切り。
ただの1敗以上の深刻なダメージ・・・などと言っている場合ではないにもかかわらず。
この先の悪影響が懸念されます。

前半から、なかなかペースを掴めずにいたカターレ。明らかな流れの悪さを感じさせました。
相手の福島にとってみれば、富山はもっとガツガツと来るとの想定であったようで、いささかの肩透かしもあったかもしれません。
実際のところ、前回対戦時、第6節あたりでは、もっと自分たちのペースで、というスタイルで出来ていたような気がします。
シーズンも後半に入って、福島の力が向上したこともありましょうが・・・それよりも、カターレのほうが劣化した、とは言い過ぎでしょうか?
劣化、などとは言葉が悪いかもしれませんが、それでも。力を十分に発揮したならば、こんなものではないはず!それは、感じ取れます。だのに、実際には実践できていない。そのもどかしさが思うように戦績を挙げられない要因だというのに。
また、今節でも改善しないのか?
しかし、それでも。
圧倒的な力をみせて自分たちのサッカーで試合を支配、とまではいかずとも。
それでもなんとかしてきたのが、ここ4試合連続無失点につながっているわけで。
そこは粘り強くプレーし、90分戦い抜いた先に勝利があればそれでいい、と。
ただ・・・その思いとは裏腹に、先制を許してしまうことに。
飲水タイム後の24分、MF田村 亮介に決められてしまい、リードを許すことに。
完全に崩されたかたちで、福島にとっては攻撃の中心選手のひとりである田村による得点は、勢いづくにはもってこいのゴールであったかと。
5試合ぶりにビハインド状態となったカターレ。しかも、流れが悪いなかで。
まだチャンスはあると信じ、やり切るしかなかったのですが。

0-1で折り返し、勝負の後半。
ハーフタイムに陽次を投入し、攻撃の活性化を図ることに。
すると、効果てきめん。すぐさまに結果が伴いました。
中盤でボールが回るようになり、武の縦へのスルーパスに反応したのは平松!
チーム最多の8得点目となる同点ゴールが決まり、後半開始からわずか2分という良い時間帯に追いつくことに成功したのでした。
息を吹き返した感のあるカターレ、やはり陽次が効果的にパスを回し、狙っていたかたちが出来ていたように思います。
そんななか、56分。
相手のゴールキックを忍び寄っていた武が至近距離でカット、直後に無駄のないシュートで押し込み、逆転に成功!
まったく、やってくれたぜこの男!古巣対戦の武が、福島戦3ゴール目となる得点で、一気に勝利への機運が高まったのでした。
福島にとっては悔やまれるかたちの、ショックの大きい失点。
ならばこそ、気落ちする相手に遠慮などすることなく、さらなる追加点で突き放しにいかねば!!

しかし。

なにか、意地悪な脚本家がシナリオを練っていたとでもいうのでしょうか。
64分、カターレのCKからのこぼれ球を拾われ、カウンター。抜け出されたところ、飛び出してしまっていた岡の脇をシュートが通り抜け、無人のゴールへ。
GKのミスに付け込んでの逆転ゴールであったにもかかわらず、今度はGKのミスによって同点にされてしまうという。
しかも、それが警戒せねばならなかったカウンターからによるもの。
しかも、それが警戒せねばならなかた、前回対戦時にもしてやられた福島のエース・イスマイラによるもの。
どうしてこうも、筋書き通りとでも言わんばかりの展開でしてやられてしまうのかと。
無論、活気づく福島。それに対し、なかなか優勢に出られないカターレ。
冗談じゃない、せっかくの勝利のチャンスをフイにしてたまるか!

しかし。

二番底とでも言えばいいのでしょうか。
前回対戦時、勝利目前で試合最終盤に追いつかれ、ドローとなってしまった福島戦。
今回も、また。
いや、それ以上。
90分、逆転し返される3失点目。それだけで十分に痛すぎるというのに、それがオウンゴールによるものというのだから、いよいよ救いがない。
試合終了。
11月にしては温暖であったはずのスタジアムが、冷え切ってしまったことは言うまでもありません。

数字上は、まだ諦める段階ではない!と言えるのかもしれませんが。
実質的には、どうか?
正直言って・・・シーズンの1/3程に当たる、11敗もしているようなクラブが、昇格などしていいものなのか?との思いもあります。
ダメージの大きすぎる敗戦。
このままずるずると、また連敗してしまう可能性も低くはないなかで。
中4日で、次のアウェイ八戸戦。
試合は、待ってくれません。
いま、しなければならないことは何か?
落ち込むことではありません。
そんな暇があったら、勝つことだけを考えろと。
勝ってから、勝利、勝ち点3という結果を残してから。
すぐに、次の試合はやって来ます。

第27節 福島ユナイテッドFC戦

2020-11-13 13:18:05 | カターレ富山
勝たねばならない試合で勝ちきれず、連勝がストップしてしまった前節・岐阜戦。
しかし、それでも。
その結果について、“きちんと悔しがる”ことが出来ているカターレ。
少し前まで、3戦連続逆転負けを含む4連敗、1勝を挟んでまた連敗といったサイアクな時期があったことを思えば。
勝ちきれなかった結果について、きちんと悔しがれている。全力をもって挑んだ結果、勝利がついてこなかったーーーそう言えるだけの戦いを繰り広げることが、出来ている。
依然、首の皮一枚という厳しすぎる状況には違いないけれど。
それでも!と言えるだけの戦いを、今節もまたホームのファン・サポーターの前で披露し。そして、勝利を掴んで再び連勝へとつないでいくために。
福島ユナイテッドFCを迎え撃つ今節。
最後の最後で勝ち点3を獲り損ねた前回対戦のリベンジマッチでもあります。
今度こそ、文句なしの勝利で、勝ち点1ではなく3を手にせねばなりません。

ここ3試合は2分け1敗と足踏みが続いているものの、その前には、ここ最近カターレが対戦した上位につけるチーム・長野や岐阜を撃破している福島。
前節は、やはり上位につける相模原を相手にスコアレスドロー。
やはりスコアレスドローであったカターレ同様、決定力の向上、そこからいかに勝利に繋げるかを課題に、今節に望むこととなることかと。
ここまでシュート数がリーグ1位と2位の対戦ともなる、今節。あるいは、ほかのどのカードにも増して、いかに決定力を発揮するかが問われる試合と言えるかもしれません。
順位的にはカターレよりも下位ながらも、ゆめゆめ油断することなど出来ない相手。
前回対戦で勝ち点を獲こぼした原因・最終盤で決定的な仕事をさせてしまったエースのイスマイラ。ここまで既に10ゴールを挙げており、同カード連続ゴールを狙って乗り込んでくることは間違いないでしょう。
それを、返り討ちとせねばならないカターレ。
4戦連続無失点は、決して運やまぐれではないーーーそれを、今節もまた無失点を継続することでもって、証明せねば。
前節のスコアレスドローの反省を糧に勝利を掴むことができるのは、どちらか1チームのみ。それは、カターレでなくてはなりません。

カターレで期待したいのは、言うまでもないでしょう。
前所属クラブとの古巣対決であり、前回対戦で2ゴールを挙げながら勝てなかったリベンジを期す、武にほかなりません。
福島でエースを務め、現所属のカターレでも主力として存在感を発揮している彼ですが。
契約を更新して福島でプレーを続ける選択肢もあったなか、決意の富山移籍。その決断が間違っていないということを、あたりまえに警戒される今節もまた、恩返しゴールを奪い獲ることでもって証明せねば。
監督、スタッフ、そしてチームメイトたちも、武にとって特別な試合であることへの理解があるはず。ならばこそ、それに全力で乗っかることで、持てる力を全力で振るい、チームに勝利をもたらすヒーローとならなければなりません。
2点でダメなら、3点獲ればいい。ハットトリックを決めてしまえばいい。
カターレ富山の背番号9・武 颯として、真価を発揮する試合にしてほしい。そう、切に願うばかりです。

4連勝は、ならなかった。けれど、やるべきことがみつからないわけでは、決してない。
まだ、なにも終わってはいないのだから。
この先のことなど、勝ってから考えればよい。
やるべきことをやって、勝つべき時に勝って、そのうえでどうなるかは、また別の話なのだから。
無得点の反省を活かすべく臨む、両チームの対戦。
しかし、手強い相手であるからこそ。
前半のうちから先制、さらに複数得点を挙げて相手の心を折るような、そんな試合展開でもって。さらには、5試合連続無失点の継続でもって。
難しい試合であるからこその、完勝。求めるものは、まさにそれです。

もちろん、目指すはホーム戦3連勝!
ファン・サポーターの期待に応える完勝でもって、前回対戦のリベンジを!
勝つべくして勝つ!そんな強さを見せて、勝ち点3を奪取せよ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

4連勝ならず。無失点継続もスコアレスドロー決着 FC岐阜戦

2020-11-09 22:25:26 | カターレ富山
0-0でドロー。
劣勢の時間帯も我慢を続けてしのぎ、攻勢の時間帯は果敢に攻め入ったものの。
結果、無失点ながら無得点。またも、4連勝の壁に阻まれるかたちで、連勝が止まってしまったのでした。
生き残りをかけては、勝ち続ける以外にない状況での、無念のドロー。
上位が足踏み、そこに勝ち点1を加えたことで2位までの差は僅かに縮まって8となりましたが。
それよりも、3を得なければならなかったところを1どまり、試合消化をすすめてしまったぶん、より困難な状況となってしまったことには変わりなし。
それでも。
4試合連続無失点を成し遂げたことは、運やまぐれだけでは出来ないであろうこと。
もちろん課題はあるにせよ、成果は成功体験として自信とし、強さに結び付けていかねばならないところです。

6シーズンぶりとなった、アウェイ岐阜戦。晴れ時々曇り、コンディションとしては問題ないなかでの試合となりました。
昨シーズンの熊本戦でも思ったことですが。
昨シーズンまでJ2であった岐阜。その時よりも明らかに減ったであろう3000人代の観客動員は、物足りないものだったのでしょうが。
昨シーズンの熊本戦でも思ったことですが。それでも・・・なにか、“J2の残滓”とでも言えばいいのでしょうか。そんな雰囲気を感じさせました。
そう、かつてJ2であったはずのカターレが、すっかり喪ってしまっているのでは?という、ソレが。
6年ぶりにスタジアムグルメとして食した飛騨牛串の美味さを味わいながら、試合開始前から少し感傷的になってしまったりもしましたが。

カターレよりも上位の岐阜が、昇格を諦めていないことなど当然であって。
前節のYS横浜戦は、なんとか追いついてのドロー。これ以上取りこぼすわけにはいかないと、前半から気合が入っていたように見受けられました。
攻撃陣に勢いがあり、攻守の切り替えも下手にわたわたすることなく的確。
そういつもいつも上手くいくわけではないにせよ、それでも・・・やはり、カターレの側が後手に回っている展開が続きました。
同じくスタンドで観戦していたサポーター仲間とも、「これ、秋田とかの上位チームだったらやられていたぞ」とのやり取りが何度も。
それでも。
危なっかしい場面も少なからずありつつも、ゴールを献上までには至らず。
ここ最近で無失点を続けている手応えもあるのでしょう。
やれば、できる。そういった気迫が、劣勢にあっても支えとなっていた気がします。
先の長野戦でも、あからさまな劣勢を強いられたカターレですが。
それでも、耐えての無失点。
90分を通じての勝負。要所をしのいで、いかに勝ちきるか。
今節もまた、それが問われる試合展開となりました。

粘り強いプレーが奏功したということでしょう。後半はだんだんとペースを握る機会が増えたカターレ。
やや単調となってきていた岐阜の攻撃をしっかりと阻止する一方、宮城、武らがチャンスを作り出し。
特に、前節ホーム初ゴールを決めた宮城。今節もまた、ボールを持った際には積極的に仕掛けていくプレーぶり。俄然、期待が高まりました。
86分、その宮城のシュートがポストに嫌われて、思わず天を仰ぎ。
最終盤、最後まで勝利を信じて猛攻をかけるカターレ。
5分のアディショナルタイム、武の仕掛けもゴールを割るにはいたらず・・・。
そして、タイムアップ。
無念の無得点で、連勝ストップ。また、4連勝の壁に阻まれてしまったカタチです。
4試合連続無失点は、たしかに誇るべき成果とも言えますが。
それでも、相手の決定力に助けられた感も無きにしも非ず。諸手を挙げての評価とも言い切れず。
半面、攻勢を得点にまで繋げられなかった無念のほうが大きい。そんな試合でした。

2位だった熊本が鹿児島に不覚を取り、その結果、カターレと2位までの勝ち点差が1ぶんだけ縮まり、8となりました。
ただし・・・消化試合数もまた、1試合分経過したわけで。
負けては即脱落だったところを首の皮一枚つながってはいますが、どうしても勝ちたい試合を落とすことになってしまった感のほうが強いです。
6年ぶりのアウェイ岐阜戦。
通算成績でまったくの互角である対岐阜戦ですが、今節もまたシーズン初のスコアレスドローによって、決着つかずとなったのでした。

継続できなかった勝利。一方で、継続した無失点。
課題は多いなかで、成果もあったことをしっかりと認めねば。
残り試合、無失点継続で全勝---無理と端から決めつけてしまっては、無理でしょう。
けれど、今しなければならないのは、そんな決めつけなどではないはず。
いかに、勝つか。
無理だのなんだのは、結果論。
やるか、やらないか。
とうぜん、やるまでのこと。
終盤のリーグ戦。気を引き締めていかねばなりません。

第26節 FC岐阜戦

2020-11-07 12:55:35 | カターレ富山
選手たちの勝利への意志がしっかりと結果に結実、見事に今シーズン初の3連勝を3連続無失点で飾った前節・鹿児島戦。
中4日で迎える今節、アウェイでFC岐阜と対戦します。
2014年の第2節以来となる、アウェイでの岐阜戦。忘れもしない、のちに降格にまで続く転落のきっかけとなった試合でもありました。
もはや、当時を知る選手は1人もいませんが。しかし、だからこそ。
6シーズンぶりのアウェイ岐阜戦。望むのは、勝利、勝ち点3のみ。
あの頃は実現できなかった4連勝を成し遂げ、首の皮一枚つながっている昇格への道を繋ぎ留めねばなりません。

1年でのJ2復帰を目指す岐阜ですが、なかなか苦戦が続くようで。
現在5位、カターレに比べたならば、まだまだ切羽詰まった状況とまでは言えないものの。
それでもやはり。J3の難しさというものに直面している最中、というったところでしょうか。
カターレとの前回対戦は前半戦最後のカードとなった第17節。その試合で逆転勝利し、そこから4連勝を果たしたものの、翌節から3連敗。第23節・岩手戦を4-0で快勝して連敗阻止、しかし、前々節の相模原戦、前節のYS横浜戦は引き分け。
前節のYS横浜戦では前半のうちに先制される展開の中、ベテラン・前田 遼一の同点ゴールで追いついたものの、勝ち越すまでは至らず。3戦連続勝ちなしを阻止すべく臨む今節となります。
3連勝中のカターレにとっては、そんな岐阜の勝利への意志を打ち砕き、勝ち点3をもぎ取らねばならない試合。
この3連勝のあいだ、いずれもそうでした。どの試合も、相手にとっては勝てなかった前節を引きずることなく、ままならない現状を打破すべく挑まねばならなかった試合。
YS横浜しかり、長野しかり、鹿児島しかり。いずれも、そういった意志を無失点勝利で打ち砕き続けたカターレ。
もちろん、今節とて例外ではありません。
現状を打ち破らねばならない深刻度という話をするならば。5位で2位・熊本までの勝ち点差4の岐阜よりも、8位・勝ち点差9のカターレのほうが、より追い詰められていることは確かなわけで。
プレッシャーにつぶされてしまうようなことが、実力を十全に発揮できないようなことがあれば、いよいよ脱落してしまう。まさに、崖っぷち。
しかし、それでも。
この3連勝で得たポジティブな経験値というものは、しっかりとチームの力となっているはずで。
ターンオーバー編成で臨み、固定メンバーでなくとも、いずれの選手もがしっかりと勝利への役割を全うしてみせた。その成功体験。
前節より中4日、基本的には前々節・長野戦をベースにした編成となるのでは?というところですが。
どの選手が出場するにせよ。狙うは4連勝と、やるべきことは明白。ならばこそ、その意思を結果に繋げなければ。

期待したいのは、椎名。
先の長野戦で決勝ゴールを決めた、その成功体験を今節もまた活かすかたちで。得点のみならず、プレースキックやアシストでも存在感を発揮する活躍をみせてほしいです。
岐阜との前回対戦を含む4連敗中と3連勝の今とでは、なにが違うかと言えば。
中盤での競り合いで、してやられてしまうケースが大きく減ったように思います。
もちろん、うまくいくばかりではありません。しかし、そこで押し込まれて後手に回ってしまうのではなく、ポジティブに挑みかかるように。相手に余裕を与えないような、必死のプレーぶり。それを発揮できたならば、自滅で失点につながるようなまずいパターンにも陥らないことでしょう。
その意味で、大きな役割を担うことになるであろう椎名。
攻守にわたって自在なプレーぶりでもって、チームを引っ張ってほしいです。もちろん、勝利を決定づけるようなゴールが生まれたならば、言うことなしですが。

昨シーズン5連勝を達成するまで、J参入以来ずっと超えることのできなかった4連勝の壁。
今シーズン初の挑戦となりますが、ここはしっかりと乗り越えてほしい。むしろ、いままで超えられなかったのは、なぜだ?ってなくらいに、あっさりと飛び越えてくれることを期待したいところ。
運やまぐれだけでは、成し遂げられないのが4連勝以上だというのならば。
自分たちの力を信じ、さらにやり抜く意思をもって、乗り越えていかねばなりません。
チャンスは、確かにある。ならばこそ、それを確実にものにせねば!

隣県対決、今度も勝つ!
前回対戦の逆転負け、6年前のアウェイ惨敗の苦い記憶を、快勝でもって上書きしろ!!!
もちろん、4連勝!必ずや、連勝継続を!!

勝たれ!!!富山!!!!