あまりにあんまりな逆転負けで痛恨の敗戦を喫した前節・福島戦より中4日。
東北勢3連戦の2戦目、アウェイでヴァンラーレ八戸と対戦します。
現在15位、4戦連続勝ちなしという八戸ですが。下位相手だから勝てる、なんて安易な理屈が通るくらいであれば、前節の福島にだって勝たねばならなかったわけで。
ここまで通算2勝1分けの負けなしという富山を相手に苦手意識など無く、むしろ前回対戦でドローどまりであったことを踏まえて、今度こそ勝つ!と燃えているのではないでしょうか。
そんな八戸に、ショックを引きずったままに安易に対することがあっては、待っているのは、良くて引き分け、敗戦でしかないでしょう。
相手だけでなく、自分たち自身との戦いでもある今節。
意地を見せて勝利をもぎ取らねばならないことは、言うまでもありません。
八戸との今シーズン3度目・・・もとい、2度目の対戦。
8月29日の第12節、雷雨の影響で試合開始直前に開催中止が決定。今にして思えば、この中止がシーズンの分水嶺であったようにも思います。
それまでは、勝つときは複数得点!というような勢いのあるサッカーを展開していたカターレですが、その中止からリズムを崩してしまったように思えてなりません。
その後は、勝ったけれど相手ペースの試合を辛勝だとか、3試合連続逆転負けを含む4連敗、1勝を挟んでまた連敗など、惨憺たる内容でした。
そして迎えた延期開催。これもまた、連敗中であった八戸にせっかく先制点をあげながらも、追いつかれてドロー。勝てず仕舞いとなってしまった試合でした。
それでも。
そこもまた分水嶺のひとつとなったということか、その後は持ち直して。
4試合連続無失点を成し遂げ、まだまだこれから!という雰囲気をつくりだしていた・・・のですが。
その雰囲気に冷や水をぶっかけるかのような、前節の痛すぎる逆転負け。
そして迎える、今節のアウェイでの八戸戦。
前節こそ不覚をとったけれど、復調の流れそのものが否定されるわけじゃない!だから、八戸に勝つのも当然なんだ!となるのか。
それとも、連続負けなしは単なるラッキー、本質的には連敗時期と大差なく、所詮はその程度だったということ。八戸に敗れるようなことがあったとして、何ら不思議はない、となるのか。
前者でなければならないことは、いうまでもありませんが。
後者の流れに引き寄せられるようなことがあれば、勝てるものも勝てなくなってしまうことでしょう。
誰に頼ることでもなく。ラッキーに期待などするものではなく。
乗り越えなければならないのは、自分たち自身。
踏ん張りどころで奮起せねば、勝利は成し遂げられません。
期待したいのは、陽次。
前回のホーム八戸戦で負傷離脱からの復帰を果たし、チームを勢いづける活躍。結果的に1ゴールしか決まらなかったものの、それでも28本ものシュートを放って攻め立てる攻撃の起点としてプレーしました。
前節も、良くない流れであった前半を受けて、それを変えるべく途中出場。あからさまにわかるレベルで攻撃が活性化されたことも記憶に新しいところです。
ならばこそ。
前節の悪いイメージを払拭する勝利を挙げるにあたり、どうしても勝たねばならない今節。
攻撃のキープレイヤーとしてかかる期待は大きく。また、力を十全に発揮することこそが勝利への道筋であるならば。やはり、期待に応える活躍を見せてもらうしかないでしょうよ。
持ち味である的確なパスはもちろんとして、自ら試合を決めに行くシュートにも、ぜひとも果敢に挑んでいってほしい。そして、勝利につなげてほしい。そう願います。
J3参戦チームのなかで、J2昇格ライセンスを持たないチームのひとつである八戸。
その大きな要因として、スタジアムの照明がナイトゲームに対応していないということが挙げられます。そのため、通常はナイトゲームであるところの平日開催である今節もまた、13時開催。
遠く青森県、それに加えて昨今のコロナ禍。ならばDAZNでのライブ中継を、といきたいところですが、仕事のある平日ではそれも叶わず。
折を見てのチョイ見、あるいは速報頼りとなってしまうことでしょうが。
それでも。
勝ってほしいと願う、応援する気持ちには、変わることはないのであって。
必勝を期して臨む試合、自分たち自身の弱さを克服せねばならない試合。
勝たねばならない理由しかない試合を、制しなければなりません。
もちろん、勝つ!
これまでの弱さを、汚名返上を期すならば、やらねばならないのは勝つこと!
そのあたりまえを、あたりまえにやり遂げる勝利を!
連敗など論外、弱い自分たちに打ち勝つ、強い自分たちを示す勝ち星を!!
勝たれ!!!富山!!!!!