行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第10節 ガイナーレ鳥取戦

2024-04-14 04:52:40 | カターレ富山
試合終了間際、まさかのPK献上によって連勝を逃すドロー決着。痛いどころではない結果となってしまった前節・岐阜戦。
上位撃破寸前で勝ち点3を逃し、差をほとんど詰められず。あまりにあんまりな結果を突きつけられることとなってしまいましたが。それでも、悔いている暇はありません。
その前節より中3日。カターレとは勝ち点差2で暫定7位につけるガイナーレ鳥取をホームで迎え撃ちます。
勝てば順位が入れ替わる、いわゆる6ポイントマッチ。それでなくとも、地元のファン・サポーターの期待に応えねばならないホーム戦であるならば。勝たねばならない理由しかありません。

今シーズン、自身のキャリアで初めてJクラブトップチームの監督を務めることとなった林 健太郎監督の下、ここまで上々の滑り出しを見せている鳥取。
昨シーズンからは約半数のメンバーが入れ替わったものの、残留となったメンバーと新規メンバーが上手い具合に噛み合っているようで。
7試合連続無敗(3勝4分け)中で、しかも直近3試合は連続無失点。2-0で勝利した前節・長野戦から中3日の連続アウェイとはなるものの。目下2連勝中の勢いから今節の富山戦を制して3連勝、そして4試合連続無失点を達成せんと、そのスケジュールすらもポジティブに捉えて乗り込んでくるのではなかろうかと。
そんな勢いを、まずはシャットアウトし。むしろ、ここまで無敗・2連勝中のホームゲームを制し、3連勝・なんなら3試合連続無失点とせねばならないカターレ。
前節の負けに等しい引き分けとて、決してネガティブなばかりではなかったはず。
ショックは当然のようにあったにせよ。それと、今節勝たねばならないこととは、また別の話であって。
好調の相手に勝てなければ、どんな結果につながってしまうのか?ーーーそれを、思い知らされているからには。
今度こそ、勝って相手の勢いを止めてしまわねば。自分たちの勢いに変えていかねば。

鳥取との前回対戦は、昨年10月に第32節としてアウェイで対戦したとき以来となります。
ホームとアウェイ、開催時期も違えば編成メンバーも違うし、単純に比較できるものではないかもしれませんが・・・それでも、なにか似通ったシチュエーションでの試合だ、と捉えるのは、意識しすぎなのでしょうか?
前回対戦も、前の試合で試合終了間際にアディショナルタイム被弾。そのショックを引きずることなく挑まねば!という試合でした。そのときは、ホーム沼津戦で苦手克服ならずのシーズンダブルをくらった厳しすぎる敗戦。それに比べたなら、勝ち点1ながらも積み上げた前節・岐阜戦は、マシという言い方も無くはないですが。
前回は、相手の鳥取が6戦連続負けなしと好調ななかでの対戦だった。これは、今回が7戦連続、しかも3戦連続無失点で2連勝中となれば、今回のほうが厳しいとも言えます。
前回も、勝ち点差が2の勝敗次第で順位が入れ替わる直接対決だった。そのときはカターレのほうが上位で、逆転を許さず突き放す結果となりましたが。今回は逆に、2差をカターレが追う立場。同じにしてはならず、逆転とせねばなりません。
多くの選手が入れ替わった鳥取にあっても、前回対戦を覚えている選手もやはりいるはずで。もちろん、カターレの側にも言えること。
再び連続負けなし継続を狙う相手を阻止し、鳥取のリベンジを許さず、前回同様の結果にーーーカターレの勝利とせねば。

今シーズンここまで8失点のうち、実に半数・4失点がPKがらみのもの。これがもしも、前々節・北九州戦で安光が決めたようなゴラッソによるもの、決めた相手を褒めるしかないようなゴールであったならば、あるいは、まだあきらめがついたかもしれません。いかにキッカーが絶対的に有利なPKというシチュエーションにあっても、それでも絶対ではない、阻止できた可能性もゼロではないということが、逆に無念さを増幅させてしまっている部分もあるような気がしています。
ただ、それも見方を変えたならば。
決められても仕方ないような致命的なミスを犯しての失点というものは、昨シーズンと比べても劇的に減少している、ということ。それは、間違いない。
だったら。
たしかに、前節はPKが致命的な結果を招いてしまったけれど。逆に言えば、苦戦を強いられながらもPKでしか失点しなかったということ。反省すべきところは反省せねばならないものの、なにもかもがダメであるわけでは決してないこと。それをはき違えてはなりません。

むしろ、失点よりもフォーカスせねばならないのは、得点がままならなかったばかりにドローに終わってしまった、という部分で。
開幕からチャンスはありつつもノーゴールであった松本に、待望のリーグ戦カターレ初ゴールが生まれたこと。ひとつ肩の荷が下りたこと。これは、ポジティブに捉えるべきことかと。
2022シーズン讃岐在籍時に続き、対岐阜戦でゴールを挙げてみせた松本。なんなら、当時は鳥取戦でもゴールを決めているという。
ひとつのプレー、ひとつの結果がその後に及ぼす影響を知るからには。
なかなか出なかったものが、ひとつのきっかけで勢いよく出るようになるーーーいわゆる、ケチャドバ理論。それを、実践すべきとき。
また、その気持ちが理解できるのが、松岡ではなかろうかと。
昨シーズン、なかなかゴールが遠かったなかで、シーズン初ゴールを決めたのが鳥取との前回対戦でした。シーズンも32試合目、だいぶ終盤に入ってようやくというところでしたが、その後の6試合にもう2得点を重ねたことからも。
松岡もまた、今節をきっかけとせねばならないところ。鳥取側に「またアイツにやられてしまった」というような、鳥取キラーっぷりを見せつけねば。
前節同様に、ということならば。
松本とともに途中出場し、試合の流れを変えるきっかけを作った伊藤にも期待したいところです。
鳥取との前回対戦では、伊藤が積極的なシュートを放ち、その跳ね返りを末木がゴール、同点に追いつくというシーンも。
そこで得た手応えを糧に、昨シーズンの終盤戦はレギュラーに定着、チームを支える力となりました。
2年目となる今シーズンも、前節のプレーぶりを見ても明らかなように、やはり魅力あるプレーが出来る選手です。
得点への期待、アシストへの期待。総じて、チームを勝たせる期待。
それに、是非とも応えてほしいです。
攻撃陣の奮起が相乗効果を生み、勝利への大きなうねりとなるーーーそんな展開を、願ってやみません。

似たような状況での対戦となった前回対戦。それについては前述の通りですが。
もうひとつ言えば。
前回対戦では、連続負けなし継続中の鳥取に対して、まさかのオウンゴールで前半早々にリードを許してしまうという、あってはならない展開さえありました。
しかし、そこで屈しなかった。前半のうちに追いつくと。後半の松岡のゴールが決勝点となり、逆転勝利。
それは、前の試合でのアディショナルタイム敗戦ショックを引きずっていては、とうてい得られなかった勝利でした。
ならばこそ。
今節もまた、魅せてほしい。
前節の痛恨ドローのショックを振り払うような快勝をもって、鳥取と順位逆転、上位追撃に向けての勢いがつくような、そんな試合を!

勝つことの重要性を、思い知ったからには。
為すべきことを、成し遂げるのみ!
勝つべき試合を、勝ちきるのみ!
ホームの期待に応える快勝を!

勝ち点3を、奪取せよ!

勝たれ!!!富山!!!!!
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無情なる結末。歓喜が暗転、勝利を逃す FC岐阜戦

2024-04-11 20:21:56 | カターレ富山
1-1のドロー。
「試合終了のホイッスルが鳴るまで、なにが起こるかわからない」ーーー古今東西、サッカーに限らずあらゆるスポーツで使われる常套句ですが。
好調の岐阜に苦戦を強いられ、ゴールが遠い厳しい展開。それでも必死の守備で相手に得点を許さず。
このままスコアレスドローか・・・そんななかで迎えた試合終了間際のアディショナルタイム。
途中出場の松本が、殊勲の移籍後初ゴール!平日ながらも長良川競技場に駆け付けたファン・サポーターに駆け寄り、喜びを爆発!
そのまま歓喜の勝利となるーーーはずでした。
残り時間幾ばくも無いなかで。
まさかのPK献上。
それを決められ、同点。そして、試合終了。
・・・どうにもこうにも、やりきれない。
可能性としては、負けてもおかしくない試合展開であったなかで。相手に勝利を許さず、1ながらもアウェイで勝ち点を積み上げました。
ただ、連勝必須であった状況でそれを為し得ず、またもアウェイで勝利できず。
負けてはいない、最悪ではない。けれど、それでも。
無念の結果を、どう乗り越えていくのか。
覚悟というものが、あらためて問われることとなりました。

前節から中3日。水曜開催の連戦2戦目として、カターレ側は3人、岐阜側は5人のスタメン変更。チームとしての総力が問われる試合ともなりました。
そんななかでも、岐阜には得点数目下リーグトップタイの藤岡 浩介がメンバー入り。カターレの側も、1トップとしてショウセイを起用。
連戦だから主力温存でなんとかやり過ごす、という試合ではなく。
追う立場のカターレはもちろんとして。上位につける岐阜にとってもまた、必勝を期した試合となっていたようで。
カターレが前からのプレスでボール奪取を試みるいつものスタイルで対峙するも、岐阜の鋭い寄せ、パスワークに、なかなか上手いかたちに持ち込めない。
FWの藤岡、粟飯原 尚平の圧力、そしてサイドを精力的に駆け上がるDF石田 崚真のスピードに手を焼かされ。最終的なところでは、なんとか食い止めつつも、それでも攻撃のリズムが良かったのは岐阜のほうでした。
カターレの側もショウセイにボールを集めつつ、吉平、松岡ら前線のメンバーで打開を図るも、なかなかうまくいかず。
お互いに決定的なチャンスとまでは至らずも、それでも。全体的に見れば、攻撃的な岐阜に、なんとかくらいつくカターレという構図。
33分には吉平、42分には安光がイエローをくらってしまうことで、それがプレーに影響しないか?という懸念も。先の琉球戦でもひとり減って10人での試合を強いられ、それが敗戦にもつながってしまっただけに。特に安光は、累積3枚目。この試合のみならず、次節にも影響しかねない状況にあっては。
守勢に回る展開が多かったなか、さらに降りかかるプレッシャー。
0-0で試合を折り返しつつも、どうにもこうにも厳しいな、というのが率直な感想でした。

欲を言えば、というか。
中盤でボールをコントロールするヨシキには、もうちょっと積極的な攻めの姿勢を見せてほしかった、と。
もちろん、ピッチの前後左右を問わず精力的に動き回り、ときに接触プレーで鼻血というアクシデントに晒されながらも必死にプレーする彼に、もっと頑張れよと軽々しく言うのも気が引けるところはありましたが。
それでなくとも、シーズンを通しての戦いは初めてとなる大卒ルーキー。経験不足を言っても、それはそうだろうということにしかならない面も。
ただ、それでも。
出場しているのは、プロとしての戦いの場。
そこに経験もキャリアも関係ありません。出場選手として、結果が、勝利が求められる厳しい戦場。そこに立つ以上、チームの勝利という至上命題に全力を尽くさねばならない義務があります。
相手の攻勢、プレッシャーにはキツいものがあったでしょうが、それでも。
もう少し、なにくそ!という反骨精神というか。逆襲の気概を、プレーであらわしてほしかった。それは、過大な要求だとは思いません。

ここまでホーム全勝、しかも3得点以上という結果を残している岐阜にとっては。攻勢をかけながら実らず前半無得点は、不本意なものであったでしょう。
後半、さらにギアを上げて得点を狙いに来ることに。
迂闊なプレーをしてしまったなら、即やられてしまうのではないかーーーそんな緊張感が漂うなかでの試合。やはり、劣勢の印象はぬぐい切れないものが。
しかし。
やられているばかりではない。選手交代のカードを切り、反撃を試みる小田切監督。
59分に松本と伊藤を同時投入。
前線のターゲットとして、身長のあるショウセイと松本の2人体制。守備の狙いを分散させつつ、サイドをスピードのある伊藤が駆け抜けていく。
試合も終盤にかかり、さしもの岐阜も運動量が落ち始めるなかで。徐々にカターレの側にもチャンスが巡ってくることに。
71分、伊藤のクロスからのゴール前、こぼれ球をショウセイが押し込んでゴール・・・かと思いきや。足を上げたプレーがラフプレー判定で、ノーゴール。
なんだよそれ、必死にボールに喰らいついていっただけのこと、相手を蹴ろうとしていたわけでもなんでもないだろうがよ!
その後も、CKのチャンスから下堂が折り返し、吉平がヘッドで狙うも、相手に阻まれてゴールならず。
だんだんと良いかたちも出来てきたものの、どうにもこうにも、ゴールが遠い。

このままスコアレスドローか?難敵の岐阜を相手に、アウェイで勝ち点1は決して悪い結果ではないぞ?
いや待て、違うだろう。
連勝を求めて、岐阜に乗り込んできたのではなかったか。
上位追撃のためには、好調の岐阜であろうが関係ない、必勝あるのみではなかったか。
だったら、勝つしかないだろうがよ!
接触プレーから鼻血を出したヨシキの治療などがあったはずが、アディショナルタイムはわずかに4分。たった?
それでも、最後の最後まで勝利への執念を見せねばならないなか。
90+2分でした。
相手陣内スローインの流れから、ゴールライン際まで持ち上げる安光。そこから中央のショウセイへとめがけてクロスーーーと、そこに走り込んできた松本が、ヘディング一閃!
見事としか言いようのない素晴らしいゴールが決まり、遂に均衡を破る先制点!
2022年に讃岐に在籍していた際に、岐阜戦2試合で3ゴールを挙げていた松本。その彼が、今回もまた決めるという“岐阜キラー”っぷり。
なによりも。ストライカーとしての力を求められて移籍してきた松本が、リーグ戦初ゴール。金沢とのプレシーズンマッチでの活躍を見て以来、カターレファン・サポーターにとっては待ち焦がれていたゴールとも言えましょう。
「「チームのために」と強く思い過ぎていたが、まずは「自分が点を取る」というふうに少し考え方を変えた。」とのこと。
頑張りに結果がついてこないもどかしい状況が続くなか、いろいろと思うところもあったことでしょう。
ひとつ、結果を残したこと。
ただの1得点ではない。これからにつながるゴールだーーーそんな、スペシャルなゴールであったかと。

さぁ、あとは残り僅かの時間を勝ちきるのみ!
相手スローインのタイミングで、残してあった交代枠1を使って、ヨシキに代えて坪川を投入。
時間稼ぎ?それがどうしたよ。常套手段をとっているだけのこと。
そう、あとはしっかりと守り切って、勝ちきr・・・

・・・事態が、暗転しました。

油断があったかどうかは、ひとまず置いておくとしても。
岐阜のスローインから一瞬の抜け出し、途中出場のFW田口 裕也がドリブルでペナルティーエリア内に侵入。それを倒したとして、まさかのPK。
おいおいおい、ちょっと待てよ。
ダイブじゃないのかよ。シミュレーションじゃないのかよ。
本当にPKが妥当なプレーだったのかよ。
しかし。
VARの無いJ3の試合においては、検証もなく、判定は覆らず。
またかよ。
また、PKなのかよ。
ここまでアウェイで勝てていない要因のひとつが、PKがらみの失点であることは疑いようがなく。
時計は進み、正真正銘のラストプレー。
田川のシュート阻止に賭けるよりほかなかったなかで。
無情にも、逆方向に蹴られたボールがネットを揺らし。
試合終了。
あまりにあんまりな、幕切れでした。

ほぼ負けが確定していた試合を引き分けに持ち込み、クラブタイ記録の7戦連続負けなし、ホーム負けなしの継続に成功した岐阜。
勝利こそならなかったとしながらも、「しぶとさが身についてきた」とは、岐阜の上野監督。
一方で。
カターレは、決して負けたわけではなく。敗戦も十分にありえた難敵を相手に、アウェイで勝ち点1を積み上げたことは、紛れもない事実。
ただ・・・。
連勝を期して臨みながら、それを成し遂げられなかったこと。
ここまで1勝も出来ていないアウェイ戦で、またしても勝てなかったこと。
複数得点という課題を、またクリアできなかったこと。
なによりも・・・掴みかけた勝ち点3を、逃したこと。
敗戦同然の、痛いどころではない結果。
「これがサッカー」と言われたら、そうなのかもしれませんが。
こんな理不尽を、どう受け入れたらいいのかと。

他会場では、無敗を継続中の首位大宮が勝利し、着々と首位固め。現時点での差が9にまで開きました。
ここまで9試合。シーズンのおよそ1/4を消化した段階で、この差は・・・どうにも、厳しいと言わざるを得ません。
カターレは、優勝を狙うチームであること。それは、どんな状況にあっても、どんな理不尽にさらされても、決して忘れてはなりません。
岐阜との対戦では、前回対戦に当たる昨シーズンのホームゲームでも終了間際に追いつかれて勝ち点3を逃す憂き目に遭いましたが。それが再現されてしまった格好。
ただ、それでも。
いつまでも引きずって、落ち込むわけにはいきません。
顔を上げていくしかないのだから。
確かに、1/4も消化したなかで、と言えばキツイことはキツイ。
けれども。
昨シーズンやられたときのような、シーズン終盤で今回と同じことが起こっていたら、事態はより深刻であったろうと。
岐阜とのリベンジマッチ・次回対戦は、ラス3・第36節のホームゲームとなりますが。
そのときには、優勝を目指すクラブらしいカターレとして、返り討ちにせねばならないところ。
いまは、今回の無念を記憶の引き出しにしまいつつ。
この悔しさを忘れることなく、次節以降の戦いにフィードバックしていかねばならない。それこそが、今すべきことです。

次節・ホーム鳥取戦は中3日ですぐにやって来ます。
こんな悔しさは、もう2度と御免被る。
今やるべきは、この敗戦に等しい引き分けを引きずるのではなく、勝利への燃料として燃やすことであり。
ホーム戦無敗の継続、そして、勝利を連勝への足掛かりとすべく。
1試合あたりの複数得点など、やるべきことは多いからなには。
顔を上げ、前を向いて邁進していくのみ!
戦いは、続いていくのだから。
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第9節 FC岐阜戦

2024-04-09 23:38:58 | 日記
結果を出せず苦しかった3月からの転換を図るべく臨んだ前節・北九州戦で、見事に勝利。
反転攻勢をかける4月とせねばならないなかで、勝利の余韻もそこそこに、中3日で迎えることとなる今節・FC岐阜戦。
開幕から好調ぶりを見せて、現在2位につける岐阜の本拠地・長良川競技場へと乗り込むカターレ。
自信と手応えを掴んでいる相手に立ち向かうのは容易ではないでしょうが、それでも。
やるべきことは、変わりません。
今シーズンここまでアウェイ戦5戦で未勝利・勝率0%という受け入れ難い事実を、打ち砕いていくべく臨む、今節。
好調な相手?それがどうした。
ゆくゆくは、全ての対戦クラブを抜き去って、首位の座に就かねばならないというのならば。
相手云々ではなく。自分たちのサッカーをやりきり、勝つのみ!

ここまで5勝2分け1敗、首位の大宮と並ぶ勝ち点17、総得点16はリーグトップタイという堂々の好成績を収めている岐阜。
第2節で大宮に敗戦、ルヴァンカップ1回戦でも大宮と対戦することとなり、リベンジをかけて臨むも返り討ち、ということはあったにせよ。それ以外では負けておらず、なかでもホームゲームは3戦全勝・しかもいずれも3得点以上という強さを見せつけています。
そこに乗り込むこととなる、カターレ。
今季ここまでの対戦相手は、ここまででは、ほとんどが下位に沈む状況。つまりは、そういったクラブにすらカターレは満足に勝ちを積み重ねられなかった、ということにもなりますが。
そうした意味で言えば、ここまで期待通り、あるいはそれ以上の好調さで上位につける相手とは、今シーズン初の対戦とも言えるかもしれません。
岐阜に“いつも通りに”やらせてしまったのでは、順位相応の「知ってた」という結果にしかならないことでしょう。
前節は相模原と引き分け、4連勝こそならなかった岐阜だけれど。きちんとアウェイで勝ち点1を積み上げたからには、得意のホームで富山をねじ伏せ、更なる上積みを目指しているところかと。
エースであるFW藤岡 浩介がここまで7ゴールと、ひとりでカターレの総得点5を上回っているくらいで。しかも前回ホーム岩手戦ではハットトリックを達成。なんなら今回の富山戦でも、と意気込んでいることかと。
もちろん、そんなのは願い下げ。
現在2位の岐阜と11位のカターレ。勝ち点差7と水をあけられている状況ではありますが。
これまでの戦績が、今節の絶対的な戦力差につながるわけではない、それを教えてやる!
そんな意気込みが、なによりも必要かと。
いかに好調の岐阜とはいえ、完全無欠であるということでもなく。
順位で下回るからといって、カターレが全く歯が立たないか?そんなの、やってみなきゃわからんだろうさ。
無根拠に強がっているだけ?果たしてそうかな?
確かにここまでは、得点力では3倍以上の差をつけられていますが。それが、今節も変わらないかと言えば、そうとも限らないでしょうよ。
なぜなら、カターレのほうが総失点7で、岐阜の8よりも少ない。
1では誤差?果たしてそうかな?
ここまで8試合で無失点試合が2の岐阜に対し、倍の4あるカターレ。その差は、無視できるものでもないでしょう。
岐阜が、これまで3得点以上挙げてきたホームで、思うように得点できなかったら?そこで攻撃リズムにほころびが見られたら?
付け入る隙は、きっとある。
それに・・・いかにここまで5得点というガッカリな得点力不足を晒しているカターレとて。
この試合で、2点、3点、それ以上を挙げられないと、誰が決めた?
そうならないと、どうして言える?
つまりは。
いかにこれまで好調の岐阜とはいえ。今ひとつのカターレとはいえ。それを必要以上に卑屈になって捉える必要など、まるでない。
番狂わせなんて言わせない。勝つべくして勝つ!
そんな勝利を望みます。

前節より中3日で臨む今節。
先月の初勝利を挙げた金沢戦から中3日で臨んだ福島戦では、まさかのスタメン変更なしで挑みましたが・・・結果はスコアレスドロー。判定決着があれば負け試合、という内容でしたが。
そのときと同じく、勝利した試合からの中3日。好調の選手を積極起用する傾向のある小田切監督にしても・・・いかに移動距離の少ない隣県・岐阜での試合だとしても、ここでまた前節とまったく同じメンバーかと言えば、そうならないのでは?と。
攻撃陣に関しては。
やはり岐阜としても、ルーキーながら今やカターレのエース格となっているショウセイへの警戒は、厳としているのではなかろうかと。
前節は、ゴールこそ無かったものの、バー直撃やネットを揺らすもオフサイドなど、決まっていてもおかしくない場面は作り出しました。そして、決勝ゴールもショウセイのお膳立てがあってこそ。
スタメン出場ではなくベンチスタートの可能性もありますが・・・相手にとっての危険なプレーヤーとして、良い意味での予想通りの活躍を、期待したいところ。
一方、ショウセイだけがカターレのFWではないんだぞ!ということを見せつけねばなりません。
前節は出場のなかったマテウスの爆発に期待したいところです。
あるいは、マテウスと松本とのコンビで前線を張るのでは?と予想していますが。
恵まれた体躯を武器にボールを収められる、FWらしいFWである松本。ドリブルとテクニックで相手陣内を切り裂くマテウス。その相乗効果からの積極的な攻撃で、得点に結びつく決定的な仕事をやり遂げてほしい。そう願います。
連戦の影響ということで言えば。
不本意ながらも累積警告で出場停止、不本意ながらも休みをとれたかたちの末木。汚名返上・名誉挽回に向けて、気合を入れたいところでしょう。
いかに中盤でボールをコントロールし、試合を支配するか。
得点力に自信を持つ岐阜。好きにやらせてしまえば、ピンチが失点に直結してしまうことかと。
それをさせず、逆に自分たちのチャンスにつなげていくには。
前節、的確なボールコントロールだけでなく、ときには果敢にシュートを狙っていったりと、プレーぶりでもってチームを鼓舞していたチーム最年長・河井。その姿を見て、末木にしても、思うところはあったのではないでしょうか。
今節、出場となるならば。ぜひとも、持てる力を遺憾なく発揮してほしいです。
そして、前節スタメン復帰を果たした田川。
自分のなすべきことを成し遂げる、それを貫き通したことが、クリーンシートでの勝利につながった。数週にわたって空いたブランクもなんの、やればできるという手応え、確かにあったのではないかと。
相手の岐阜の攻撃を、いかにシャットアウトするか。
3得点がデフォルトというような岐阜に、いかに無得点という屈辱を突きつけるか。
仲間に、自分が守るからには失点の心配はしなくていい、点を獲ることに集中してくれ!という安心感を与えるような、そんなプレー。そうしてチームを引っ張っていってほしいです。

3月には、八戸やら沖縄やら、遠距離アウェイを強いられたカターレ。それだけが原因でもないでしょうが、ここまでアウェイ未勝利という、いささか以上に不本意な状況ではありますが。
現状打破を果たすのは、今でしょう。
前節、3失点敗戦のショックを引きずることなく、断ち切る勝利を挙げてみせた。
ならば。
アウェイとはいえ近距離。どうせ連戦ならば、連勝を目指すしかないでしょうよ。
必ずや勝利し、勝ち点3を、手土産に。
相手の得意なホームで黒星をつける快勝でもって、今季アウェイ初勝利を!

連勝必須!
上位追撃のためには、勝ち続けること。
出遅れを嘆くのではなく、ならばこそ、好調の上位を撃破せよと。
好調と不調は、紙一重。
いくら好調に見える岐阜でも、完全無欠ではない。不調に見えたカターレでも、やってやれないことなど、あるものか!

必ずや、勝利を!
上位撃破で、いずれ立つ首位の座への道を示せ!

勝たれ!!!富山!!!!!
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ハードワークを徹底し、ウノゼロ勝利!ホームに歓喜を届ける ギラヴァンツ北九州戦

2024-04-07 12:04:02 | カターレ富山
1-0で勝利!
不本意な戦績となった3月を経て、あるいは実際の期間以上に久しぶりのように感じた4月最初のホームゲーム。気分を一新、巻き返しを図らねば!と臨んだ今節、なかなかスコアが動かないジリジリした展開にやきもきさせられたものの。
前節、後半すぐに失点してしまったことが敗因となっていただけに、今節は改善が求められていたところ。
その後半開始直後、逆に価値ある先制ゴールを決めて、リードを奪うと。
守ってもしっかりと集中し、相手にゴールを許さず。
見事に勝ちきり、勝利。今季2勝目を挙げ、ホームの声援に応えてみせたのでした。

好天に恵まれた、土曜日のホームスタジアム・富山県総合運動公園陸上競技場。
なにか、「本当に久しぶりだ」という気持ちが沸いてきました。
先月20日の金沢戦以来、2週以上開いているという日程の間隔もそうですが・・・その金沢戦も、その前、ホーム開幕戦であった奈良戦も、雪の混じるような寒さのなかでの試合。金沢戦については、祝日とはいえ週の半ば・水曜開催というイレギュラーさもあり。「いつもの週末にホームゲームを楽しむ」という感覚では、やはり無かったので。
なかなか結果が伴わない悔しい思いをした3月を経て。
4月に入った今節を、新たな“開幕戦”とすべく。
巻き返しを誓う今節、どうあっても勝利がほしい。
相手云々ではなく、自分たち自身のチカラでそれを掴み取れるか?
奮励努力が、いつにも増して求められました。

前節からはスタメン6人を変更。戦術的な切り替えという要素のほか、このあと中3日で次節・岐阜戦に臨むこともあり、それも見据えた起用となったのではないかと。
GKは平尾に代わって田川。SBは大迫と安光の2人だったものの、開幕当初とは逆に右に大迫、左に安光というかたちとなりました。右でも対応可能ではあるものの、昨シーズンほとんどの試合で左SBだったという安光にとっては、慣れたほうのサイドでのプレーということにもなったかと。
出場停止の末木に代わって河井とボランチコンビを組むことになったのは、ヨシキ。そしてシャドーの位置には陽次が入り、この3人で中盤を預かることに。
これまでの傾向的には、ヨシキが入るなら前のほうかとも思っていましたが。
陽次にとっては、ホーム開幕戦であった奈良戦以来のスタメン。あのときは用意していたプランと相手の戦術とがミスマッチ、前半のみで交代という不本意な出場になってしまっただけに。起用に応えてしっかりプレーすべく、気合も入っていたことかと。
1トップには、ショウセイ。前回ホームゲームであった金沢戦の決勝ゴールに続き、今節もまた活躍が期待されました。
試合開始前には、河井のJ通算300試合出場記念セレモニーが。
ご家族との記念写真では、とてもいい笑顔を見せていた彼も、いざ試合に臨む頃には、仕事人の顔に。
北九州のスタメンには、FW永井 龍、MF喜山 康平といった、岡山時代のチームメイトが。
互いに所属クラブを変えて、再び相まみえるなかで。より一層、気合も入ったことでしょう。

試合は開始から、双方ともにジリジリとした鍔迫り合いという様相に。
そんななかでも、攻勢に迫力があったのは北九州のほうでした。
J1でも実績のある永井をはじめ、ここまで全試合出場のFW高 昇辰、そしてカターレファン・サポーターにもお馴染み、鹿児島や鳥取で立ちはだかってきた点取り屋・MF牛之濱 拓。それら前線の選手がガツガツと前からプレッシャーをかけてくるところを、なんとかしのぐ展開。
攻撃は前線のメンバーに任せておけばいい、守備は守備でしっかりと対応するぞ、というような割り切り。
今季J3リーグここまでの総得点で、北九州がワーストの3、カターレがそれに次ぐ4。
ただ、カターレがそうであるように、北九州もまた、きっかけが足りていないだけなのだろうな、と。
そりゃ、各クラブ間の戦術や相性の問題もあろうけれども。少なくとも、「こんな拙攻ぶりでは得点力不足も致し方なし」というほどのものでは無かったかと。
そんな北九州に対し、守勢に回る展開でしたが、それでも。
焦れることなくしっかりとチャンスを伺い続け、攻勢に出たいカターレ。
18分にはショウセイのミドルシュートがバーを叩くという惜しいシーンも。
守備にしても、スタメン復帰の田川を中心にしっかりと集中。攻め込まれはしても、失点に直結する致命的な隙は与えず。
30分ごろには北九州のDF坂本 翔が痛んで負傷退場、交代を余儀なくされるという場面も。
前半のうちに予期せぬアクシデントでプランが崩れることには同情するものの。それと勝負とは話が別。不慮の事態でプランが崩れて試合を落とす、という悔しい思いは、自分たちが1週前に味わったばかりじゃないか。
なかなかスコアが動かない展開なら、なおのこと。容赦なく、攻め立てるのみ!
そんな前半も終了間際、CKから河井がダイレクトボレーで北九州ゴールを脅かしたものの、相手GKの体を張ったセーブでゴールならず。さらに大迫がロングスローで放り込み、ゴール前で陽次がヘッドで押し込もうとするも、そこもまた阻止され。
双方ともにゴールならず、0-0で試合を折り返すことに。

「ハーフタイムには前節の反省を生かして後半の入りを大事にしようと呼び掛けた。 」という小田切監督。
せっかくリードして折り返しながら、後半開始早々のイエロー→累積退場といったバタバタでプランが崩れ、逆転負けを喫した前節の悔しさを思うならば。
押され気味であった試合展開を、一旦リセットすることができたこと。そして、再起をかける後半に向けて。
その入りこそが重要。チーム全員の共通認識であったかと。
そんななかで。
後半開始すぐに、積極果敢にショウセイが北九州ゴールを強襲。
惜しくもオフサイド判定でゴールとはならなかったものの、それでも。
その意気や良し!
そう、後半にギアを上げて点を獲りに行く、その姿勢こそが大事なんだ!
すると、その直後。
48分、自陣深くからのロングボールが、前線を走るショウセイにつながると。
タメを作って仲間の上がりを待つ中で、そこに駆け込んできたのは、本職と言える左サイドから来た安光。
ペナルティーエリア外の距離もあったなかで、迷いなく蹴り込んだシュートが見事に決まり、待望の先制点!ついに、スコアが動くことに。
開幕前の金沢とのオープニングマッチでダメ押しとなる4点目のゴールを決めていた安光。そして昨シーズンはほとんどの試合で出場していたこともあって。この得点が安光にとってのJ初ゴールというのは、意外な気もしましたが。
「後半の入りの時間帯で、仲間たちとも思い切ったプレーを心掛けようと話していた。ボールが転がってきた時はシュートを打つことしか考えていなかった。 」という、まさにしてやったりのゴール。ピッチとスタンドとの距離がある県総にして、迷わずゴール裏方向へと駆けだし、スタンドを煽ってみせました。呼応し、湧き上がるファン・サポーター。
3試合ぶりの勝利に向けて、まずはその要件を満たしてみせたのでした。

結果から言えば。この日も、追加点は奪えずじまい。得失点差は+1に留まりました。
それでも。
勝利の道筋をつけた後も、誰ひとりとして気を緩めることはなく。交代選手たちも含めて、各々がやるべきプレーをやり遂げました。
追加点こそ奪えなかったものの、足の止まってきた相手を攻め立て、アグレッシブな姿勢は失わず。
守っても、相手を上回る運動量で駆け回り、ピンチの芽を摘むプレーを貫きました。
そして、試合終了。
今シーズン2勝目をかけた対戦を制し、勝ち点3を積み上げたカターレ。
守ってもしっかりとクリーンシートを達成。ホームゲーム3試合目ながらも、3試合とも負けなしを継続することが出来たのでした。

お隣の金沢が松本を相手に6-1などというゴールラッシュ。そのせいで、勝利したにも関わらず順位で抜かされるという状況になっていたり。
課題の複数得点は、今節もまた改善されず。得失点差は、未だマイナスのまま。必ずしも満点と言える内容の試合とはなりませんでした。
しかし、それでも。
ショックの大きい敗戦を喫した前節であったものの、それを引きずることなく、連敗しなかった。
なによりも、ホームのファン・サポーターの期待に応える勝利を挙げてみせた。
まだ課題は多いけれど、それでも勝った。
勝つことこそが、不振脱却に向けてのなによりの薬であることは、疑いようがありません。
4月に入り、気持ちも新たに反転攻勢を仕掛けねば!というなかで迎えた今節。
そこでしっかりと勝ちきってみせたこと。その価値の大きさは、言うまでもなかろうと。
次は中3日でアウェイ岐阜戦、そこから中3日ホーム鳥取戦と続くことになりますが。
もちろん、狙うは連勝。
今節で再確認した、勝つことの意義。それを、連勝をもってつなげていかねば。
まだまだ、これから。
まずは、2連勝を目指して。
今節の勝利を足掛かりとして、逆襲に転じていかねば!
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第8節 ギラヴァンツ北九州戦

2024-04-05 22:12:06 | カターレ富山
リーグ戦7試合を終えた時点で、1勝4分け2敗の暫定13位ーーー正直言って、不本意どころではない戦績に甘んじてしまっているカターレですが。
前節は、せっかくの先制ゴールも実らず3失点の逆転負け。いささか以上にショックの大きい負け方を経て迎える今節、この状態からあえなく連敗となってしまったなら、いよいよもって立ち直れないのでは?との懸念も持ち上がることでしょう。
それでも。
逆に言えば、久々のホーム戦で、首尾よく勝利できたならば。これまでの流れを払拭する・切り替えていけるチャンスともなろうというもの。
もちろん、勝利あるのみ。
同じく開幕から波に乗れない状況に置かれているギラヴァンツ北九州を迎え撃つ今節。
今季カターレの真価が問われる一戦、勝ちに行くしかありません。

日程についてとやかく言うのは、言い訳にしか過ぎないし、かっこ悪いーーーわかってはいても、それでも・・・。
ルヴァンカップの影響で第3節が飛ばされているクラブもあるなかで、3月の公式戦7試合まるまる設定されている不利。あとから開催されて辻褄が合わせられると言ったところで、シーズン序盤の連戦と成熟度がある程度高まってきたなかでの連戦とでは、違うでしょう。
その連戦のなかでリーグ戦ホームゲームが2試合だけ。シーズンの基本である土日開催のフォーマットで考えたならば、ホーム土曜開催が1試合のみ。降雪地域対応でアウェイ連戦スタートとなった他クラブでも、ここまで偏ったスケジュールのところは無いことを思えば。
さらに、雨が降るやら雪が降るやら風が吹くやら、ピッチ状態にも恵まれず。
さらにさらに、7試合中5試合のアウェイも、八戸やら沖縄やらの遠いところが充てられて・・・。遠いアウェイ連戦と言えば、昨シーズンの終盤にも1か月のあいだに沖縄・八戸・宮崎なんかが充てられていたし。またかよ!しかも勝てていない!ともなれば・・・どうにも、心がささくれ立ってくるというものですが。
そんななかで、前節の琉球戦。退場者を出しながらも奮闘、と言えば聞こえは良いけれども。年に何回かはある、審判のジャッジ、相手の狡さ・荒さなどなどの要素で納得できないタイプの負け試合。それを、なかなか頑張りが結果に直結しない、もがいているこのタイミングでズドンと。
どうにもこうにも面白くない戦績のシーズンここまでに、フラストレーションもたまってきているのは確かです。

とはいえ。愚痴り続けて状態が改善するものでもなし。
4月に入ったことや、久々の週末開催ホームゲームであること。そんな要素を区切りとして、これまでの流れとの決別を果たさねばなりません。
奇しくも、今節の対戦相手・北九州もまた、今シーズンここまで、カターレと同じような悩みを抱えているクラブと言えます。
内容が悪いわけでは決してない。けれど、勝ちに結びつかずにここまで1勝止まり。
その理由も明白で、得点力不足に悩まされているが故。
総得点が4のカターレがリーグ下から2番目、3得点の北九州が最下位と・・・心無い者は、目くそ鼻くそのガッカリ対決などと馬鹿にするところでしょう。
一方で、北九州は総失点4とリーグ2位タイ、上位陣並み。いや、カターレの7だって、PKとPK関連の3があって、無失点が3試合あるし、そこまで守備崩壊というわけでもなく。
もちろん対戦相手の差異はあれ、ここまではほぼ互角の戦績。
そしてなによりも。「こんなもんじゃないはずなのに!」という思いもまた、同じ。
どちらにとっても巻き返しを期す、今節。それでも、勝って2勝目を挙げられるのはどちらか一方のみ。
もちろん、それがカターレでなくてはならないことは、言うまでもありませんが。

期待したいのは、河井。
前節のショックの大きい、嫌な負け方。ボランチコンビとしての相方・末木のイエロー2枚退場。そこからの立て直しにあたり、チーム最年長の経験がチームにもたらす影響というものは、やはり期待されているところではなかろうかと。
前節にしても、負けても仕方ない試合などではなかった。少なくとも同点にしてドローに持ち込むチャンスもあったわけで、それが出来なかった無念さ。ここまで結果を出せていないチームではあるものの、手をこまねいていては改善のないままに転落していくだけ。
前節、イエローカードが試合を壊してしまったことは、事実。けれど、その再現を怖がってプレーに積極性を欠いてしまったら、元も子もない。
そこを、食い止めるためにどうするか?
ここは、河井が率先して頑張る活躍を見せて、若い選手も多いチームを引っ張ってほしいです。
特に今節の相手・北九州もまた、得点に飢えているチームであり。ゴールを狙う相手をいかに防ぎつつ、自分たちのゴールにつなげるか。ゲームをコントロールする中盤を預かる選手としての力量が、いつにも増して問われる試合となろうかと。
そこで実力を遺憾なく発揮し、チームを勝利に導いてほしいです。

現時点で、暫定13位。今節の相手・北九州を含めて消化試合の少ないクラブもあることを思えば、実質的にはそれ以下とも言えるかもしれません。スタートダッシュ失敗は、業腹ながらも認めざるを得ないところ。
けれども。
カターレの今シーズンの目標は、あくまでも優勝であって。
それを、あきらめたつもりなど毛頭ありません。
不本意な結果に終わった3月。
なら、どうする?
当然のこと、今すぐに巻き返していくのみ。
まずは、今節の勝利から。
これまでは、これまで。ここからは、ここから。
あとから振り返った時に、「序盤戦の足踏みは、いったいなんだったんだ?」と不思議がられるくらいにならなければ。
その、第一歩。
ホーム無敗を、続けていくために。連勝のきっかけとなる勝利を!

2勝目を挙げるのは、カターレだ!
覚悟して臨み、必ずや勝ち点3を!

勝たれ!!!富山!!!!!
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