日本郵便(株)JPから10月に発行された新郵便切手は2件(計11で種)でした。コレクターとして紹介します。併せて後段で切手豆知識を少し。
① 10月6日発行。「国際文通週間」を記念した記念切手です。
1958年から連続して毎年発行されている長期連続シリーズで、今年の題材は、葛飾北斎画・富岳三十六景中の「相州梅沢左」です。160円切手1種(10枚シート)で発行されました。
※ 昨年までは航空郵便地帯別料金で、90円、110円及び130円の3種類が発行されていましたが、地帯変更で今年は160円切手のみ発行されました。その他の地域別料金は現行普通切手で対応とのことです。
② 10月18日発行。新シリーズ「花の彩りシリーズ」第1集です。
目的は、人々の日常に。明るく華やかな気持ち「彩り」を添えてくれるような花々をデザインしたとされています。
左:63円切手5種(2組)で、題材はバラ、ヒぺリカム、ロウバイ、シンビジウム及び菊がデザインされています。
右が、84円切手5種で、題材は63円切手と同一でデザインが変わっています。
以上が10月に発行された新切手(全11種)です.
★ 次に今月(10月)の切手豆知識をまとめてみました。
今月は、国際文通週間の切手が発行されましたのでそれにちなんだ話題です。
国際文通週間は、1957(昭和52)年の万国郵便大会議において設定されたキャンペーン切手です。 日本では1958年に最初の切手・広重の東海道53次「京師(京都)」がデザインされた24円切手が発行され、今日まで連続して毎年発行されています。
最初に発行された広重画「京師」の24円切手。↑
それ以後、題材が北斎画や、浮世絵、美人画、屏風絵などに変化がありましたが、2019年に東海道53次の最後の切手が発行され、53次画の切手が完結しました。
53次画の完成を記念して、2020年に全切手(55種)を1シートに収めた記念切手シート(切手帳)も発行されました。毎年発行の額面とは違い全切手70円切手で構成されています(売価5,500円)。↓
またこの間、53次のうち、ご当地掛川市内の宿場町日坂と、掛川の2宿の切手も発行されていますのでご紹介します。
2018年発行、掛川宿の切手(額面90円)。↑
2019年発行、日坂宿の切手(額面90円)。
以上今月の切手豆知識でした。
※ 上の見出し画像は、小生が50~60年前、イギリスやアメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、ユーゴスラビアやスウェーデン等の友と文通した時(各国の切手種集が目的)、スウェーデンのペンパルから送られてきた民芸品(高さ20cm)の木製装飾馬です(今でも記念に飾ってありました)。
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