経済協力開発機構・OECDは、12月4日に15歳を対象に06年に実施した国際的な学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。3回目となる今回は57カ国・地域が参加し、知識・技能を実生活に応用できるかどうかを主眼に合計40万人、国内は約6000人の高校1年が受けた。日本は、「読解力」で前回(03年)14位から15位、「数学的リテラシー(応用力)」では6位から10位に順位を落とした。pISAの結果を発表するOECDのアンヘル・グリア事務総長=4日午後5時55分発表した。、東京都千代田区の日本記者クラブで先行して公表された「科学的リテラシー」でも2位から6位に下がっている。参加した国や地域が16増えたことや読解力の点数は03年の前回と同じだったことなどから、日本の学力がさらに落ちたとは言い切れない。ただ、文部科学省が「世界トップレベルと言えない」と分析した前回調査からの3年間で対策は目に見えた効果をあげておらず、学力をめぐる議論が再燃しそうだ。 点数は3分野とも、OECD平均で500点になるよう調整されている。文科省は今回の日本の得点について統計的な誤差も考慮に入れたうえで、読解力は「11~21位でOECD平均と同程度」、数学的リテラシーは「6~13位で平均より高得点グループ」、科学的リテラシーは「3~9位で上位グループ」と分析している。 今回受験した生徒は現行の学習指導要領が施行された02年春に小学6年だった。文科省は順位が落ちたことを「課題として受け止める」とし、指導要領の改訂で理数の授業増や各教科で言語力の育成などを盛り込む方針。これが、調査で浮かんだ課題への対策の中心となる。 国際的にみると、読解力では韓国が1位(前回2位)、数学的リテラシーでは台湾が初参加で1位、科学的リテラシーではフィンランドが前回に引き続き1位だった。 今回最も力を入れて調べた科学的リテラシーを詳しくみると、日本は、「証拠を用いる」能力で2位だったものの、「疑問を認識する」で8位、「現象を説明する」で7位と、自ら課題を設定し説明する力に弱点があった。 PISAではアンケートも実施。科学に興味・関心や楽しさを感じている日本の生徒の割合は、さまざまな質問でOECD平均を軒並み下回った。日本の受験教育の弊害が出て要るのではないでしょうか。受験本位の教育では、暗記力と時間内に 問題を解く事は得意であっても、応用力や読解力は身に付きません。学力低下が問題になっている今日、授業時間を増やせば、生徒の学力が向上かするものでも有りません。時間を掛けて学ばなければ為らないところは、時間を掛け生徒の自主性と思考力を十分養う事が、応用力と読解力の向上に繋がるのではないでしょうか。最近記憶力を身に付けると受験有利だと言われていますが。暗記していてもそれを応用させる力が無ければ入試に合格してもそれ以後発展性は有りません。大学合格後の燃え尽き症候群でお終いになります。教科書で学んだことを実験や自然観察、実地調査や社会見学出井貸し学ぶ時間を作って行かないと、生徒の科学への興味や関心が薄れ、学ぶ楽しさも少なくなるのでは無いでしょうか。生徒の理科離れも教育の現状を表しています。教育は、理論よりも実践が大切で、学校で学んだことが実生活で現在も将来も生かされないと「仏作って魂入れず」に為るのでは有りませんか。各教科の基礎に当たる国語教育の充実を図り、日本語が正しく書け、話せ、読めるように国語教育も見直して欲しいと思います。
経済協力開発機構・OECDは、12月4日に15歳を対象に06年に実施した国際的な学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。3回目となる今回は57カ国・地域が参加し、知識・技能を実生活に応用できるかどうかを主眼に合計40万人、国内は約6000人の高校1年が受けた。日本は、「読解力」で前回(03年)14位から15位、「数学的リテラシー(応用力)」では6位から10位に順位を落とした。pISAの結果を発表するOECDのアンヘル・グリア事務総長=4日午後5時55分発表した。、東京都千代田区の日本記者クラブで<先行して公表された「科学的リテラシー」でも2位から6位に下がっている。参加した国や地域が16増えたことや読解力の点数は03年の前回と同じだったことなどから、日本の学力がさらに落ちたとは言い切れない。ただ、文部科学省が「世界トップレベルと言えない」と分析した前回調査からの3年間で対策は目に見えた効果をあげておらず、学力をめぐる議論が再燃しそうだ。 点数は3分野とも、OECD平均で500点になるよう調整されている。文科省は今回の日本の得点について統計的な誤差も考慮に入れたうえで、読解力は「11~21位でOECD平均と同程度」、数学的リテラシーは「6~13位で平均より高得点グループ」、科学的リテラシーは「3~9位で上位グループ」と分析している。 今回受験した生徒は現行の学習指導要領が施行された02年春に小学6年だった。文科省は順位が落ちたことを「課題として受け止める」とし、指導要領の改訂で理数の授業増や各教科で言語力の育成などを盛り込む方針。これが、調査で浮かんだ課題への対策の中心となる。 国際的にみると、読解力では韓国が1位(前回2位)、数学的リテラシーでは台湾が初参加で1位、科学的リテラシーではフィンランドが前回に引き続き1位だった。 今回最も力を入れて調べた科学的リテラシーを詳しくみると、日本は、「証拠を用いる」能力で2位だったものの、「疑問を認識する」で8位、「現象を説明する」で7位と、自ら課題を設定し説明する力に弱点があった。 PISAではアンケートも実施。科学に興味・関心や楽しさを感じている日本の生徒の割合は、さまざまな質問でOECD平均を軒並み下回った。日本の受験教育の弊害が出て要るのではないでしょうか。受験本位の教育では、暗記力と時間内に 問題を解く事は得意であっても、応用力や読解力は身に付きません。学力低下が問題になっている今日、授業時間を増やせば、生徒の学力が向上かするものでも有りません。時間を掛けて学ばなければ為らないところは、時間を掛け生徒の自主性と思考力を十分養う事が、応用力と読解力の向上に繋がるのではないでしょうか。最近記憶力を身に付けると受験有利だと言われていますが。暗記していてもそれを応用させる力が無ければ入試に合格してもそれ以後発展性は有りません。大学合格後の燃え尽き症候群でお終いになります。教科書で学んだことを実験や自然観察、実地調査や社会見学出井貸し学ぶ時間を作って行かないと、生徒の科学への興味や関心が薄れ、学ぶ楽しさも少なくなるのでは無いでしょうか。生徒の理科離れも教育の現状を表しています。教育は、理論よりも実践が大切で、学校で学んだことが実生活で現在も将来も生かされないと「仏作って魂入れず」に為るのでは有りませんか。各教科の基礎に当たる国語教育の充実を図り、日本語が正しく書け、話せ、読めるように国語教育も見直して欲しいと思います。