教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

入学金未納の2生徒、入学式に出席させず 千葉の高校

2008年04月13日 11時36分39秒 | 受験・学校

  『千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長)が、入学金を納めなかった新入生2人を、8日に行われた入学式に出席させなかったことがわかった。同校は「入学金を納めてもらわないと入学を許可できず、苦渋の選択だった」と説明している。 同校と県教委によると、新入生159人は入学金5650円や教材費、授業料など計9万円を入学式当日に納めることになっていた。ところが2人の生徒が未納であることがわかり、保護者に連絡したところ、それぞれ「今日は払えないので、後日支払いたい」「お金を持ってきていない」と話したという。 学校側は「今日中に払ってほしい」と伝え、午前10時から始まった入学式に2人を参加させず、別々の教室に待機させた。入学式後、2人の保護者は入学金を納め、生徒はいずれも入学を許可された。  学校側によると、入学金などを式の当日に納めてもらうことは、合格証書を送付したときに説明書を同封し、3月17日に行われた入学者説明会でも連絡していた。その際、「持参するお金は一部でもいい。分納もできるので、経済的な心配があれば事前に相談してほしい」と伝えたという。説明会には2人の保護者も出席していたという。 同校は県教委に対し「学校として苦渋の選択だったが、入学金が必要なことは事前に説明しており、やむを得ない処置だった」と話している。県教委は「入学許可は学校長の判断にゆだねられている。生徒や保護者につらい思いをさせてしまったが、説明会で既に連絡済みのことだった」としている。』アサヒコム

なぜ入学金を期日までに納めなかったのか、保護者の遅れて払った本当の理由が分りません。学校側に連絡出来なかったのでしょうか。人に言えない何らかの訳が有ったのでしょうか。経済的な問題でしたら、八千代西高校の校長から千葉県の奨学金申請や就学援助を受けられると思うのですが。高校の入学式への出席停止は、入学者に取って一生の思い出に残るものですから厳しい措置ように思いました。法律論や規則で決めることも大切ですが、新入生の気持ちも大切して下さい。厳罰主義では無く、教育の場として人を生かす、「決まり」で有って欲しいと思います。新入生の心をゆがめないようにして下さい。 何か家庭の事情が有ったのでしょうか。経済的理由のある家庭の生徒には、高等学校も入学式前に、学校側も学費分納制度や千葉県への奨学金申請方法、就学援助制度の申請手続きを保護者にも十分説明し、入学式には、入学者全員が出席出来るように学校側も対処して頂きたいと思います。法律論よりも、正当な理由があり、期日まで払えなかったのか。新聞記事からは、事実を知ることが出来ません。給食費滞納問題でも、保護者の経済的問題以外の理由もかなり有り、本当に分らないことが多すぎる時代です。

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公立高、推薦入試の廃止相次ぐ 学力不足を不安視

2008年04月13日 09時22分18秒 | 受験・学校

『 公立高校入試で、推薦による選抜を廃止して筆記試験に一本化する動きが各地で相次いでいる。推薦は学力検査よりも早く実施されるため、早めに合格を決めたいと考える受験生が増えた。このため中3の3学期の授業が成り立たず、高校入学に必要な学力が本当にあるのか分からないといった不安が背景にある。埼玉県では2010年度から自己推薦(前期)をやめる。前期では5教科の学力検査を新たに始め、募集総数の8割を取る。前・後期の事実上の一本化を目指すが、後期もしばらくは残し3教科検査で残りの定員を取る方針だ。 推薦を衣替えして05年度に始まった自己推薦は、中学校からの書類が不要になり、誰でも出願できるようになった。さらに、定員割れを防ごうと推薦枠を広げる学校も相次いだ。その結果、自己推薦組は合格者全体の4割近くに増え、入学者の65%に達する学校も出てきた。 自己推薦には当初から学力検査がないことを不安視する声があった。そのため約半数の学校では総合問題というテストを課し、独自で問題を作る学校も8校ある。しかし、県教委は(1)試験が複数・長期化することで、中学校で3学期の授業が成り立ちにくくなった(2)高校側にとっても問題作成の負担が大きい――として全面廃止を決めた。  和歌山県では07年度から推薦入試(前期)をやめた。「早く合格したい」と、志望校を変えてでも前期で済ませる受験生が増えたためだ。前・後期の区別は維持しているが、前期でも5教科の学力検査が必要になった。  逆に、前・後期制を今春から一本化したのが静岡県だ。 前期では定員枠を設け、学力検査を嫌う生徒が集中するのを防いでいた。ところが、同じ学校を2回受け、最初に不合格を体験する生徒が続出。その心理的な影響や「3学期は授業にならない」という中学側からの声で、見直した。県教委は「ほとんどが5教科の試験を受けるようになるので、学力向上につながるはず」と期待する。 三重県では今春から、(1)校長推薦(2)特色化選抜(3)1教科のみで受けられる自己選択選抜(4)一般試験と4段階に分かれていた入試を、(1)~(3)を統合して前期に、(4)を後期にと簡素化した。前期では、51校中7校で最大2教科の学力検査を新たに課す。(平岡妙子)  〈公立高校入試〉 前・後期に分ける都道府県が多い。まず、主に中学校長か本人の推薦文の審査と面接を組み合わせた推薦入試が1月末から始まる。その後、2月末から3月にかけ、学力検査を課す一般入試がある。推薦入試の導入には、受験競争の過熱を懸念し「15の春を泣かすな」という世論の下、意欲や中学での生活態度を重視したいという狙いがあった。』アサヒコム

べビーブーム時代も過ぎ、少子化による18歳人口の減少期入り、大学全入時代到来の本格的な時期が近づきましたので、推薦入学を見直し一般試験に統一しても良い時期ではないでしょうか。生徒数が全国的に少なくなった今高校の入学試験の内容を工夫すれば「15の春を泣かすな」と言う事にはならないと思います。推薦入学より一般入試のほうが公正な試験と言えますし、推薦入学では、内申書の不正操作も問題になつています。大学入試の推薦入学でも起こっていることです。皆に公平で、公正さが求められるのが入学試験のも目的である筈です。入学試験は、正しい学力基準の把握と検査が必要条件です。自己推薦に類似した大学のアドミッション・オフィス、AO入試も九州大学では、一般入試に比べて入学者の成績が低下傾向にあることを理由に、2010年度から、法学部のアドミッション・オフィス、AO入試を廃止することを決めた。現在30人の募集人員は一般入試に割り振る。他の学部のAO入試は継続する。 AO入試は、面接、小論文、書類審査などを組み合わせ、受験生の能力や勉学への意欲などから合否を判定する試験。九州大学では2000年度、東北大学 、筑波大学とともに国公立大学で初めて法、薬、農の3学部で導入した。その後、理、医、歯、芸術工の4学部も加わり、現在、全11学部中7学部で導入されている。 九大によると、2005、2006年度に一般入試とAO入試で入学した法学部学生の成績を比較したところ、授業が進むに従い、AO入試の学生の成績に低下が見られたという。九大は「AO入試は早期に学生を集める手段との批判もあり、実施10年で見直しを図ることにした」としている。薬学部についても見直しを検討している。公立高校の入試も自己推薦より、従来の一般入試のほうが、正しい学力が計れ、入学試験の公正さが守られると思います。公立校の学力の低下が言われている今日、やはり学校の授業もきっちり充実すべきではありませんか。中学校で学ぶべきことは、学んで置かないと高校に進学してから学力不足にならないように考えるべきです。基礎学力の保障を忘れてはならないと思います。一般入試が見直され、推薦入試は、今後全国的に少なく無くなるのでは無いでしょうか。

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