『 200冊の東大生のノートから見えてくる東大合格の極意をまとめた『東大合格生のノートはかならず美しい』(文芸春秋)が、発売1カ月で16万部と部数を伸ばしている。本に合わせて開発したノートも売れ行き好調。受験生に限らず大人の支持も高く、「美しいノートを書く術」が見直されている。 「東大生のノートには迫力のある美しさがあります」
著者のフリーライター、太田あやさん(32)は2年前、通信教材の会報誌の編集をしているとき、現役東大生のノートを見て「立体的ですごみのある」中身に目を奪われた。興味を抱き、200冊以上の東大生のノートを集め、「東大ノート」の法則を探った。
「書くという行為は一見非効率にみえますが、東大合格に必要なのは、膨大な情報量を体系的に整理する能力なんです」。東大の2次試験は4教科5科目で全問記述式。分析を進めるうち、「ノートをまとめる少しの手間が効率化につながり、2次試験対策になっている」ことに気づいた。受験日の“お守り”代わりに自分のノートを持っていったという受験生のエピソードなどを聞いて、自分の“作品”への自信を感じた。 本書には、ノートづくりについて太田さんが考察した「7つの法則」のほか、実際のノートの写真を使った解説や、現役東大生の体験談なども収録した。 メーンターゲットはもちろん受験生だが、30~40代が買っていくことも多いとか。「大人の反応のほうがよかったのは意外でした。知識を整理する能力は社会人にとっても必要なノウハウだからでしょうか」 また、本書に協力してくれた東大生とコクヨが共同開発した「ドット入り罫線(けいせん)ノート」も今月10日から販売が始まった。罫線に等間隔のドットを入れることで、グラフや表がきれいに書けるのが特徴だ。マーケットデザイン部の田畑幸辰(ゆきとき)さんは「10数回試作を重ねました。受験生の定番ノートに育ってほしい」と話す。本とノートをいっしょに書店に並べることで売り上げも伸び、既に追加生産するほどの売れ行きという。 文芸春秋の木俣正剛・第二出版局長も「予想以上のメガヒット。受験シーズンを控え、さらに部数が見込める」と期待を寄せている。』産経新聞
やはりバソコン時代を迎えてもノートに書く大切さ、読むだけではなく自分が学習しやすいようにノート纏め、自分が勉強しやすいように再構成したり、学習内容を書き加えた工夫をしています。一人一人が自分の学習に適したように自分専用の東大合格ノートを作り、各教科の学習に利用していると言えます。やはり手を使って書くことは脳への刺激になり、脳を活性化し記憶力や理解力を強めるのではないでしょうか。教科書を読むだけではなく手を使って学習する大切さですね。各教科の授業内容の板書を書き写したノートの内容ではなく、東大生ノートは、自分の専用の内容豊富な参考書になっていると思います。東大合格ノートは、試験勉強や東大入試の時にノートを読み返し反復学習し易い様に皆さんが知恵を絞り、いろいろと内容を書き加え、再構成した参考書以上の使いやすいノートの内容にし、充実したものでは無いでしょうか。東大受験以外の受験生にも役立つと思います。ノートを作っているコクヨは、国語科の縦書き用の現代文・古文・漢文、横書きの数学、数1A・数2B・数C、理科、生物・物理・化学の図式や図表を書き入れるのに適したノートや社会科の日本史・世界史・地理・公民、現代社会、倫理・政治経済用のノートが有っても良いと思います。小学校用には教科に適したノートが作られていましたが、なぜ大学受験用には無かったのでしょうか。ノートの整理術や活用法の教科書になると思います。ノートの使い方の上手な人は少ないと思います。ノートの内容を整理し、活用することは実際は簡単なようで難しいと思います。上手にうまくノートを活用している人は少ないと思います。これからは、ノートメーカーもいろいろなノートの用途に合わせたノート作りをして欲しいと思います。趣味の俳句や短歌専用のノートが有っても楽しいと思います。東大合格ノートは、大学受験だけではなく、皆さんの実際生活に役立つノート活用術の本になるのではないでしょうか。最近日本語能力や基礎学力の低下が問題になっていますが、ノートに書きことの大切さ意義を皆で考える良い機会だと思います。
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