教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「はやく・高く」に抗し10年 小学校教諭編集の雑誌

2008年11月27日 05時50分34秒 | 受験・学校

『 名古屋市立小学校の教諭、岡崎勝さん(56)=が編集人を務める教育雑誌「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)が創刊10年を迎えた。創刊の辞は「学校をすみずみまで支配している『はやくて高いことが良きこと』という価値観をいちど凍結してみませんか」。学力や生きる力が「はやく高く」なくても大丈夫、と悩める親子に説いてきた。  創刊は98年。第1号では「学校でつまずく人生」と題して、学校のシステムにうまく乗れない子どもたちのエピソードを特集した。保護者が校長に出す要望書の書式など、ノウハウも掲載した。  岡崎さんは90年代に管理教育を問う親たちの集会に参加して保護者と教員が手をつなぐことの大切さを感じ、雑誌を「全国の教師・親・子の語り合いの場にしたい」と考えた。小中学校の現役の教諭や養護教諭、親たちの生の声を連載形式で載せ続けた。少数派の親子でも学校に立ち向かえるよう、「教員のロジックや弱み、本音をさらけだそう」とも心がけた。 01年ごろから「自由と自己責任」を掲げた教育改革が始まると、岡崎さんは「僕らが、学校に自由の風を、と言ってきたのを逆手に取られた」と感じた。選択と競争が行き過ぎると、公教育の柱だった平等がないがしろにされる。「学校にとって自由ってなんだろう」。答えは今も出ない。 03年ごろからは、教育改革に翻弄(ほんろう)されている親や教員への情報提供を中心に据えた。教師向けには労働環境の改善や学年・教科別のポイントを特集。親向けには、「思春期の子どもとのつきあい方」「女の子グループって悩ましい!?」など人間関係にまつわる悩みを多く取りあげた。  「今、親の不安は人間関係にある。自分の子どもであっても、どうコミュニケーションを取っていいのかわからない。でも、子育ての困難さは親だけでは解決できない。確実に社会や政治とつながっていると示したい」という。  岡崎さんの意気込みは「新しい教育基本法への備え方」(07年1月)、「憲法入門! 子どもと暮らす人に」(07年7月)などの特集に表れた。平均発行部数は2万部だが、この2冊は1万5千部。売れなかった。「余裕がないんでしょうね。自分の子だけでいっぱいいっぱいでカリカリしちゃう。その分、教員がもう少し価値観を広く持たないと」と岡崎さん。  現役教師を退くまでの数年間は編集人を続ける予定だ。「十年一日、圧倒的多数の子どもが過ごす普通の学校の、変わらぬものを出していきたい」』アサヒコム

「賢明にそしてゆっくりと、早く走る奴は転ぶ。」のシェイクスピアの名言通りかも分かりません。岡崎先生の長年に渡る教育現場のご経験からの御自分の教育実践を生かされた雑誌と思います。これからも先生や保護者、子供達の為に定年まで頑張って良い本を作って下さい。子供達は、それぞれ能力も体力も違いますし、子供達同士を比較しても駄目だと思います。一人一人の個性や能力が違うのですから、学校に競争原理を持ち出したら子供達は学校生活が楽しくなくなると思います。私の大好きなシンガーソング・ライターの岡村孝子さんの名曲『虹を追いかけて』の歌詞『人と争うことばかり、知らず覚えているうちに、いつか感じる心さえ失くかけてた、素直なやさしさで、あの日の私取り戻したい。』を私の小著「現代受験つれづれ草」、近代文芸社刊のp142に書かせて頂いています。本当の子供らしさや人間らしさを失っては、人間性豊かな心を持った大人には成長しないと思います。学校の先生も子供達も親御さんも教育の「希望の虹」を追いかけて、たどり着いてしつかり皆の手で掴んで欲しいと思います。義務教育は、人間形成の場です。知識や学力だけが、教育の目的では有りません。子供達同士が、学力や体力を競争し、競うところでは有りません。競争で。勝ち負けを付けるのが学校教育の目的では有りません。小学校から大学までの学力、体力とも優れた優等生もいますが。日本の教育には、「人間尊重の教育」が求められていると思います。学校の先生と親御さんや子供達の生の声が反映されて、お互いに話し合って、話し合いの輪の中から対話が生まれ、お互いの気持ちが通じるようになるのではないでしょうか。心と心の触れ合いの大切さを忘れている今日です。子供達が自由に伸び伸び、遊べ、運動し、学べる学校にならないでしょうか。いじめも無く子供達同士が、仲良く、楽しい学校生活が送れる様な明るい日本の学校にはならないものでしょうか。教育現場の先生方の生の声や意見が今の日本の教育生かされ、反映していないところに問題が有ると思います。教育現場の先生方を軽視したり、おろそかにしては良い学校にはなりませんし、素晴らしい教育は出来ないのではないでしょうか。大人の目高さで子供達を見下ろさないで、子供の目線に立って日本の教育を考えないと子供達を生かす学校教育になりません。総ての子供達は、マザーテレサさんの『あなたも望まれて、この世に生まれて来た大切な人なのです。」の言葉を忘れないようにして下さい。

☆ウェブサイト:http://www18.ocn.ne.jp/~abc8181

                                                                   

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