教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

新しい信仰:TOEFL 。山内康一 の「蟷螂(とうろう)の斧」

2013年03月25日 21時15分30秒 | 国際・政治

自民党の教育再生実行本部の頓珍漢な提言が、
いろんな分野で続々と出ていて心配です。

同本部は、理数科教育の充実策として、文系を含む
すべての大学入試で理数科目を必須にする方針です。

教育では次の二つの区別がとても大切です。

 「すべての人に必要な知識」

 「一部の人に必要な知識」

当然ながら基礎的な読み書きや計算の能力といった、
社会人として自立して生きていくために必要な知識は、
「すべての人に必要な知識」のカテゴリーに入ります。

他方、特定の業務に必要な知識や、専門分野の知識は、
「一部の人に必要な知識」のカテゴリーに入ります。

高校卒業後に職人を目指す人や介護士を目指す人に
高度な英語力が必要だと思いません。

そういう人には、会計や公民、保健医療の知識の方が、
より必要なのかもしれません。

外交官になりたい人は高度な英語力が必要だろうし、
政治や経済の相当なレベルの知識も必要でしょう。
さらに中国語や仏語、特殊言語も必要でしょう。
その分、より長時間の教育期間が必要になります。

いろんな職業分野や専門分野に必要な知識のレベルは、
その分野の大学に任せればよいと思います。

社会人として必要最低限の理数科の知識があれば、
それ以上の高度な理数科の知識を求めるか否かは、
各大学が決めればよいことだと思います。

国家が統一的に大学入試の基準を定めることが、
果たして正しいことなのか、大いに疑問です。

また、自民党の教育再生実行本部は、大学入試にも、
米国の教育機関が実施するTOEFL受験を導入し、
一部の大学では卒業要件にするそうです。

いわば「TOEFL信仰」が生まれているようです。

米国の大学や院の入学選考で使われるTOEFLは、
そもそもアカデミックな英語力を計る基準です。
大学入試に向いているかは、大いに疑問です。

例えば、英語教師を目指す人を選考する手段としては、
TOEFLは悪くない指標になるでしょう。

しかし、実際の英語のコミュニケーション力を計るには、
それでも不十分と言わざるを得ません。
英国のIELTSの方が適しているでしょう。

また、大学受験する全高校生に米国大学入学レベルの
英語力をつけさせようという発想は、愚かです。

英語は不得意だけど、理数科は得意な高校生には、
大きなハンディキャップになり、機会を奪います。

何かを得ることは、何かをあきらめることです。
英語の時間を増やせば、国語や理数科の時間は減り、
英語以外の教科がおろそかになるのは当然です。

自民党の教育再生実行本部は「あれもこれも」と
いい加減な選挙公約のように、何でも盛り込んで、
実行不可能だったり、相互に矛盾する提言を出し、
またしても教育現場に混乱を招きそうです。

選挙公約も教育政策も「あれもこれも」はムリです。
何かを得るためには、何かをあきらめる、という視点で、
教育改革を進めるのが、常識ある態度だと思います。

*ご参考:2012年4月26日付ブログ
「英語公用語化論への抵抗:二言語使用の悲劇」
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-a21b.html

引用元http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog

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?悪しきNPO法人を許すな new!!

2013年03月25日 21時05分30秒 | 国際・政治

新刊発売のお知らせ

2013年1月19日発売KKベストセラーズから、
田母神元航空幕僚長との共著を発売します。

new release

天木直人
天木 直人

  •  きょう3月25日の毎日新聞は一面トップでスクープ報道した。

     すなわち原子力委員会委員の秋庭悦子氏(64)が設立したNPO法人に、東電や電気事業連などが毎年多額の事業資金を提供していたことが分かったと。

     まだこんなことが行われているのか。原子力ムラはまったく反省がない。

     私が驚いたのは原発事故が起きた後の2011年度も、電気事業連合会から600万円余を受領し、さらに東電から163万円余、日本原子力文化振興財団から約250万円受け取っていたという厚顔さだ。

     原発に反対する者たちは、このNPO法人とその設立者である秋庭悦子という人物に怒りをぶつけなければいけない。

     しかし、私がここで言いたいのはそのことではない。

     実はNPO法人の中には、このNPO法人のようにNPO法人という立場を巧みに利用して権力側から資金や情報を受け取り、権力側の手先のような役割をしているものが少なからず存在するという現実である。

     NPO法人は非営利法人だ、非営利法人だからは悪いことをしない、という思い込みに騙されて、すべてのNPO法人は善意の法人と思いがちだ大きな勘違いだ。

     政府からの補助金や予算目当てに作られたNPO法人はあまたある。

     最初から権力側の手先となって事業資金を得ようとするNPO法人すら存在する。

     いったん法人格を認められ、いったん予算が承認されれば、後は自動的に予算を受け取れるという安易なお役所仕事ぶりの現実に便乗し、どんどんと予算を手にするNPO法人がある。

     この記事で指摘された「あすかエネルギーフォーラム」というNPO法人がそこまで悪質かどうかは知らない。

     しかし全国にあまたある善良なNPO法人はこの「あすかエネルギーフォーラム」というNPO法人に怒りをぶつけなければならない。

     毎日新聞のスクープ記事は、はらかずもこの国のNPO法人の抱える闇をあばいてくれたということだ(了)

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    ?一人相撲の外交に明け暮れる日本 new!!

    2013年03月25日 20時54分01秒 | 国際・政治

    新刊発売のお知らせ

    2013年1月19日発売KKベストセラーズから、
    田母神元航空幕僚長との共著を発売します。

    new release

    天木直人
    天木 直人

  • 動き出したばかりの習近平体制の中国が最初の公式訪問先としてロシアを選んだ。

     そして共同声明では米国のミサイル防衛計画を牽制し、習近平主席はモスクワ国立大学で講演し、戦勝国として中露で戦後秩序を守ると公言した。

     米国主催の軍事演習である環太平洋合同演習(リムパック)に中国軍が初めて招待された。

     26日から日本を訪問するインドのサルマン・クルシード外相が日本記者を前に語った。日本が唱える日・米・印・豪による戦略的協力を批判し、インドは中国包囲網は築かないと明言した。

     これらはいずれも報道されている現実だ。

     極めつけはきょう3月24日の日経新聞が報じている次の事実だ。

     知日派の王毅元中国駐日大使が外相になった時、我が国はこれは日中関係改善のメッセージだ、いや知日派であるからこそ日本に対して厳しい態度を取らざるをえない、などと独りよがりの解説に明け暮れた。

     その王毅外相は現実にはどう動いてのか。

     日経新聞のその記事はこう書いている。

     王毅外相は16日の就任以降、すでにケリー米国務長官はじめ韓国や、独仏両国の外相らと相次いで電話で協議したが、岸田外相には電話をかけなかった・・・

     かかってこなければなぜ岸田外相のほうから祝いの電話をなぜかけないのか。

     その岸田外相はきょう24日の朝のNHK政治討論番組に出演し、御用解説委員と御用学者を相手に日本外交を語っていた。

     国際政治の現状から遊離した、外交責任者と言論人の言葉の遊びである。

     それお垂れ流して外交をしていると錯覚させるNHKである(了)

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    男性教諭、中1女子を殴打…顔骨折 奈良・大和高田

    2013年03月25日 20時28分53秒 | 受験・学校

    産経新聞 3月25日(月)15時24分配信 『 奈良県大和高田市の市立中学校の男性教諭(30)が、1年の女子生徒(13)の顔を殴る体罰を加え、目の下を骨折するけがをさせたと、市教委が25日、発表した。奈良県教委は処分を検討している。
     市教委によると、男性教諭は3月18日午前11時ごろ、担任するクラスの女子生徒が登校しなかったため自宅を訪問。指導したが聞かなかったため、玄関で生徒の顔を平手で4回たたいたほか、拳で左目下の頬を殴り、全治1週間のけがをさせた。
     教諭が学校に報告。「女子生徒の遅刻が多く、生活指導で学校に連れ戻そうとした。行き過ぎたことをした」と反省し、19日から自宅謹慎しているという。
     土谷尚敬(ひさのり)教育長は「同様の行為が起こらないよう厳しく指導する」としている。』

    男性教諭は3月18日午前11時ごろ、担任するクラスの女子生徒が登校しなかったため自宅を訪問。指導したが聞かなかったため、玄関で生徒の顔を平手で4回たたいたほか、拳で左目下の頬を殴り、全治1週間、目の下を骨折する怪我をさせたのは行き過ぎです。治るまで二週間はかかると思います。学校教育法第11条の『体罰の禁止』規程に当たりますが、不登校の女子生徒をビンタと拳で叩いて、不登校が治ると思うとのは大きな間違いです。間違った指導法と思います。体罰を受けたことで、恐怖心から精神が萎縮し、不登校が益々治らなくなる可能性も有ります。

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    安倍晋三首相は、TPP交渉を官僚に丸投げし、米国に中央官庁を乗っ取られる

    2013年03月25日 20時04分09秒 | 国際・政治

    2013年03月25日 04時23分07秒 | 政治
    ◆安倍晋三政権は3月22日、TPPに関する閣僚会議の下に甘利明TPP担当相を本部長とする約100人体制の政府対策本部を設置、対外交渉を担当する「首席交渉官」(鶴岡公二外務審議官=経済担当=約70人のチーム)と国内調整に当たる「国内調整官」(佐々木豊成=官房副長官補=約30人)を置くことを決めている。
     「官僚依存型」である安倍晋三政権は、経済外交の交渉役を「官僚に丸投げ」した形だ。「政」から実権を奪い取った「官」は、外交交渉の中でその実力のほどが試される。だが、「結果」が思わしくなければ、国民から不評を買うのは、あくまで「官」となり、国会議員は甘利明本部長を含めて、責任を問われることはない。「官」は元々、「無責任」なので、最後は、責任回避しようと逃げ切るのは目に見えている。結局、TPPの交渉で不利益を蒙るのは日本国民ということになりかねない。
    ◆それでなくても日本のTPP交渉参加に照準を合わせて、米国から顔つきが日本人そのものである日系3世、4世が大勢送り込まれてきて、中央省庁に入り込み、すでにさまざまな圧力をかけているという。米国オバマ政権が最大の目的としているのは、各省庁が握っている各種の許認可権限を根拠とする「非関税障壁」を打ち破ることである。米国は日本の各省庁の官僚が抵抗の姿勢を示すと、ありとあらゆる手段を駆使して脅しをかけ、聞き入れない場合は、「命の保証はしない」と丸で「暴力団」や「ギャング」さながらだ。実にすさまじい。
     米国オバマ政権は、TPPを大義名分として日本の中央省庁に日系3世、4世を送り込み、これをキッカケに「中央省庁の乗っ取り」を図ろうとしているとも言われている。TPPを盾に各省庁が握っている許認可権限を取り払い、「無力化」して、米国の意のままに操ろうとしているのだ。
     従って安倍晋三首相が「日本の国益を守る」と断言しているのとは裏腹に、交渉が終わってみると、国益のほとんどが米国に奪われていたという結果になっている危険性が極めて高いのである。もちろん、この結末を見て、TPP参加から手を引き、足を抜こうとしても「後の祭り」である。
     かくして日本は、「米国の完全植民地」と成り下がってしまう。これが交渉力の弱い官僚に任せっ切りになっている安倍晋三政権が導く「結果」ということだ。

    ※Yahoo!ニュース個人


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    『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)


    目次

    第8章 小泉政権の誕生 ③

    ●小泉政権にとっての「最大の敵」は、「利権集団」


     小泉首相が、「あらゆる低抗」を打ち破って改革しようとしていた対象の「正体」は、一口で言えば、「政・官・財・学の癒着」により「テトラ構造」で結びついた組織とそこに巣くう「利権集団」である。これこそが、日本の経済を停滞させている元凶そのものであり、小泉政権にとっての「最大の敵」であった。

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    ※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
    『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊)
    『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
    『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊)
    『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊)
    『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)
    『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
    『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
    『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊
    『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊
    『政治家の交渉術』2006年5月刊
    『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊
    「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊
    引用元http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/

    板垣英憲マスコミ事務所
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    文系入試も理数必須 自民提言 技術立国に不可欠

    2013年03月25日 17時31分46秒 | 受験・学校

    産経新聞 3月25日(月)7時55分配信『 自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)が理数教育の充実策として、文系を含むすべての大学入試で理数科目を必須とすることや、小学校の理科の授業をすべて理科専門の教師が行うことを提言することが24日、分かった。日本経済を復活させ、技術立国として「イノベーション(技術革新)」を進めていくには、将来世代に対する理数教育の充実が不可欠と判断した。安倍晋三首相に提出する第1次報告案に盛り込み、夏の参院選公約の目玉の一つにする方針だ。
     文系の大学入試では、特に私立大の試験科目は英語・国語・社会の3科目が中心となっている。同本部は、文系の入試に理数科目が加われば中学、高校での理数科目の時間が増え、科学技術系分野に関心を持つ生徒が増えるとの期待をしている。
     同時に、高校で理数科目に重点を置く文部科学省指定の「スーパー・サイエンス・ハイスクール」(SSH)の生徒を倍増する。特に優れた生徒を対象とした「超SSH制度」の導入も図る。
     小学校では、理科の授業について、中学・高校の理科の教員免許を持つ教諭に限定する。
     平成25年度の大学入試では、経済不況の影響からか学費の安い国公立大の理系に人気が集まる傾向があった。ただ、同本部は若者の「理科離れ」の傾向が止まったわけではないとみている。小学校教と諭には文系学部出身者が多く、児童に対して理科の魅力をうまく伝えられていないのではないかと分析。観察や実験の知識や技術を持つ専科教師が指導することで、児童の理科に対する興味が伸びると期待している。
     同本部は、第1次報告案で、大学入試・卒業時に英語運用能力テスト「TOEFL(トーフル)」を活用する英語教育の抜本改革や、27年をめどに全小中高生に情報端末(タブレットPC)を配ることを盛り込むことにしている。これらに理数教育の充実を合わせ「教育再生の3本の矢」として、今後1兆円規模の集中投資を図る。』

     「自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)が理数教育の充実策として、文系を含むすべての大学入試で理数科目を必須とすることや、小学校の理科の授業をすべて理科専門の教師が行うことを提言することが24日、分かった。日本経済を復活させ、技術立国として「イノベーション(技術革新)」を目指すのは結構ですが、知識詰め込みの注入主義教育では、日本の未来を背負って立つ、科学技術立国、産業立国としての物真似ではない日本の独創性と想像力豊かな人材、人財の養成は出来ません。文系の大学入試を難解すれば数学のレベルアップと理科離れを防ぐことにはなりません。理系に向く子供達、文系に向く子供達、芸術分野、スポーツに向く子供達がいます。画一的な受験教育を今以上に煽る教育よりも多様性と子供達との個性を伸ばすべきです。日本の理科離れは受験戦争による受験勉強の知識偏重教育の弊害の結果です。自然から学び、自然の中に入り、観察し体験学習を軽視し小学校から理科の実験、理科は実験に始まり実験を終ると言う理科の基礎教育の理念をおろそかにして来た結果です。自然観察や理科間実験より、教科書の中の知識を重視して学び受験技術を習得し良い私立の中高一貫校入ることが、主たる目標では理科離れも起きて当然です。世界の子供達の中で、日常生活の中で学ぶ体験学習がないがしろにされているのも今の日本の教育の現状では有りませんか。ゆとり学習に急ハンドルを切り、教科書の学ぶ内容と授業内容増やせば学力は向上すると思いこみが強いと言うことです。教えて貰う事、注入主義教育の妄信は、自学自習の自主性、自ら学ぶ意欲と習慣を損ない、小学校から大学生まで家庭教師に依存することになります。学校の先生に沢山の知識教えて貰えば、学力が向上すると言う戦前の日本から乃連続性を持つ保護者や大人の頭に染み付いた教育観で、戦前戦後にかけて経済的に高等教育を受けれなかった大人の人達にも根強い傾向があります。手足や体を使って覚えこんだことは習慣化し年を取っても忘れません。頭でっかちの、蟹の横歩きでは自由な発想と独創的な発明は生まれません。学と言うことは、自然科学、社会科学、人文科学を問わずに『真実を探求』する基礎を作ることで、学校に競争原理を持ち込み学力テストの成績を上げたり、偏差値による区分をする為では有りません。

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    Subject: ●新119日目▲斎藤一人365日語録■

    2013年03月25日 15時19分56秒 | 悩み

    ■考え方を変えよう

    ☆苦労と成功は別なんだよ

    苦労の先になんか、苦労しかないよ。
    我慢からは、恨みしか生まれないんだよ。

    苦労は止められるんだ、そうしたら、幸せになるんだよ。

    ずっと苦労する考え方をしているからね。

    苦労の先に幸せが待ってる、だから、がんばって苦労しようなんて
    思っていたら、苦労して、苦労して、苦労したまま死んじゃうよ。

    苦労して、しんどい思いをするというのは
    「それは間違いですよ」っていう、神様の教えなの。

    うまくいかないってことは、神様が「早くやめなさい」と言ってる
    お知らせなんだよ。

    つまり、考え方を変えようってことなんだ。

     

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