◆習近平国家主席や李克強首相ら首脳陣が日本の財界首脳陣との面会に乗り気でないのは、野田佳彦前首相が尖閣諸島を国有化して以来、日中関係が冷え込んでいるだけではない。むしろ人間関係にある。それは、言うまでもなく、日本の財界が生活の党の小沢一郎代表を軽視して、ないがしろにしているためだ。
米倉弘昌会長ら財界首脳陣は、野田佳彦政権時代は一時、この政権に寄り付き、小沢一郎代表を軽視し、ないがしろにしてきた。安倍晋三政権に交代してからは、安倍晋三首相にベッタリの姿勢に変わり、日米同盟強化路線支持を表明した。北京政府が最も嫌悪しているのは、日本財界が、こぞってTPP参加推進を求める「圧力団体」と化していることだ。TPPは、米国を中心とした環太平洋軍事力再構築を裏の目的としており、いわゆる「中国包囲網」を張りめぐらせる戦略が隠されている。日本財界がその片棒を担いでいると映っているのだ。
そんな日本財界人を北京政府首脳陣が歓迎して面会に応じるわけがない。
北京政府は、尖閣諸島領有問題をめぐる「反日デモ」発生以来、中国の貿易量が激減し、貿易赤字に加えて、中国経済全体が減速していて、相当困っているのではないかと足元を見て日本財界が関係改善を求めてきていると受け止めている。
しかし、そんなことで動じるような北京政府首脳陣ではない。「馬鹿にするな」と不快感を抱いているのである。
◆中国人は、日本人以上に「義理と人情」を重んじる民族である。孔子の言葉に「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩(さと)る」とある。中国人は、「カネ」がすべてだと思われ勝ちだが、決して「カネの亡者」ではない。人間関係を極めて大事にする。「利に喩い」のは日本人の方かもしれない。
北京政府首脳陣は、安倍晋三首相ら日本政府首脳陣と面会もしていないのに、日本財界首脳陣と会うワケがない。
それも、かねてから親交の厚い小沢一郎代表に「面会したいのなら、小沢一郎代表に仁義を切ってからにしろ」と言いたいのであろう。要するに「小沢一郎代表に敬意を払い、顔を洗って出直して来い」ということだ。
〔参考引用〕産経新聞msn産経ニュースは4月19日午後5時18分、「経団連が訪中団派遣を延期 安倍首相より先の要人面談を遠慮か」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「経団連は19日、5月8日から派遣する予定だった北京訪問団(団長・米倉弘昌会長)の派遣を延期すると発表した。5月下旬に予定されていた日中韓首脳会談の延期が濃厚になるなど、『中国側の受け入れ態勢が整っていない』と米倉会長が判断して決めた。仕切り直しの日程は7月以降になる見通しだ。経団連は毎年5月上旬に北京へ訪問団を派遣し、中国政府要人の表敬や主要経済団体との懇談を実施してきた。今年も11日まで滞在して習近平国家主席や李克強首相らとの会談を希望し中国側と調整を重ねていた。だが、日本が沖縄県尖閣諸島を国有化したのを機に日中間の対立が表面化し、例年5月に開催している日中韓の首脳会談は開催のめどが立っていない。
米倉会長ら日本の有力経済人は1日から安倍晋三首相の中東諸国歴訪に同行し、官民が協力して経済外交を展開する予定。『首相より先に中国要人と会談するのは難しい』(関係者)との判断も働いたとみられる」
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『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
目次
第3章 外交・防衛策の裏を読む ⑧
米政府の圧力により軍事大国・日本が誕生する?
小泉純一郎首相は政権樹立早々の平成十三(二〇〇一)年五月八日、首相官邸でアメリカの外交防衛政策を担当するアーミテージ国務副長官の訪問を受けた。ブッシュ政権は平成十三年一月に誕生して以来、日米関係を重視しており、安全保障について、いまタブーなき議論が始まっている。クリントン政権が経済・金融政策で対日圧力を加え続けてきたのに対し、ブッシュ政権は「軍事」に重点を置いた対日政策を展開しようとしている。そのさなかに、アーミテージ国務副長官が来日したのである。
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