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屋根に乗って宙に浮いている乗用車=大分県別府市北鉄輪で2018年10月7日午後5時37分、尾形有菜撮影
(毎日新聞)
7日午後3時40分ごろ、大分県別府市北鉄輪の民家の駐車場で、女性(80)運転の乗用車がブロック塀を壊し、駐車場下にある民家の屋根に落ちた。助手席に80代の夫が同乗。屋根の瓦の一部が壊れたが、この夫婦と車を受け止めた民家にいた住民3人に、けがはなかった。
別府署などによると、現場は鉄輪温泉街そばで、斜面地に住宅が並ぶ。駐車場の端にはブロック塀(高さ約50センチ)の上に金網(同約80センチ)がある。ブロック塀の先は崖になっており、その約1メートル先のほぼ同じ高さに転落した民家の屋根がある。女性はバックで駐車しようとした際、操作を誤ったとみられる。車の前輪の片方は駐車場に残り、車の後部が屋根にぶつかった。車は前部と後部で駐車場と屋根に支えられ、宙に浮いた状態となった。
民家は2階建て。事故当時、1階にいた女性(70)は「巨大地震かと思った。恐怖で体が震えた」。別府署は「屋根が奇跡的にも、5人の命を救った」としている。【尾形有菜、田畠広景】
高齢化社会により、高齢者の事故が今後も増加しますので、国も警察も対策を立てるべきです。