インタファクス(Interfax)通信はロシア太平洋艦隊(Pacific Fleet)の発表として、米誘導ミサイル巡洋艦チャンセラーズビル(USS Chancellorsville)が同日朝、ロシアの対潜艦アドミラル・ビノグラドフ(Admiral Vinogradov)に接近して航行中に突然向きを変え、アドミラル・ビノグラドフの針路を横切ったと伝えた。
同艦は衝突を避けるため緊急操舵(そうだ)を強いられ、チャンセラーズビルの司令官らに抗議したと、ロシア側は訴えているという。
これに対し米第7艦隊(US 7th Fleet)は後に、両艦が危うく衝突しそうになったのは、アドミラル・ビノグラドフがチャンセラーズビルの後方から加速して約15~30メートル以内に接近したためだとして、相手側の「不安全な」行為を批判した。
ロシアと米国は頻繁に、海軍や空軍による危険行為を互いに非難し合っている。先月にも、ロシア軍機6機がアラスカ州西方沖の公海上空に入ったため米軍機が出動し、ロ軍機が同域を出るまで追跡した。【翻訳編集】 AFPBB News。』
南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島周辺で2018年9月30日に「航行の自由」作戦を実施していた米イージス駆逐艦「ディケイター」に中国海軍の駆逐艦が異常接近した出来事も有りました。
ロシア太平洋艦隊の対潜艦アドミラル・ビノグラドフの航海上での速度と操船技術性能をテストしたのでは有りませんか。
衝突し、諍いを起こすことではなく、双方の腕試しでしょうね。