姑息な私立幼稚園連告訴<本澤二郎の「日本の風景」(4050)

<安倍・清和会事件擁護に菅・官邸の杉田と警察庁・中村格の策略=森喜朗ら政治屋安泰>

 コロナ・コロナに並行して、政府与党の事件、事件で国民は、目が回るほど頭の中は忙しい。断じて無視できないのが、全日本私立幼稚園連合会と同PTA連合会の使途不明金問題である。新たな安倍・清和会事件と信じられている。昔から清和会は、史実を捻じ曲げようとしてきたため、教育・文教族が多い。森喜朗を筆頭に、過去に清和会だった河村建夫、現在の下村博文、いま文科相の萩生田も清和会である。

 

 全国の8000幼稚園を束ねるカネと票も、清和会・文教族の狙いだ。その中に、許されざる、憲法に違反する教育勅語を教えていた森友学園が存在した。タダ同然の国有地払い下げ事件が、必然的に起きるべくして起きた。安倍夫妻の事件そのものである。公文書改ざんの犯罪行為に耐えきれずに、善良な財務省の赤木さんが自害するという、悲惨な事態を引き起こした。

 

 それでも安倍夫妻と麻生太郎は、現在ものうのうと生きている。後者は国民が負担する借金の山を、これでもかこれでもかと構築している。「安倍と麻生を火あぶりにしろ」との怨嗟の声が、大地から湧き起こっている。

 

 これら重大な犯罪者を見逃す民主主義国家が、存在していいのだろうか。法務検察の責任である。法相の上川陽子と検事総長・林真琴は、韓国の検察のように、全体の奉仕者として責任を果たす義務を負っている。果たさなければ、罷免する権利を主権者が、行使しなければならない。

 

 日本国憲法を尊重し、擁護する義務を果たさないことに対して、国民は暴力ではなく、ガンジーの非暴力抵抗運動を開始しなければならない。林を罷免するための検察官適格審査会は、市民の要求に真摯に応えているのであろうか。監視を強める義務が、国民にあるのである。

 

<東京地検特捜部案件を警視庁に格下げ=政治案件にしてうやむや?>

本来、4億円もの使途不明金を出した全日本私立幼稚園連合会は、刑事告訴を政治屋がらみの重大事件のため、東京地検特捜部にしなければならなかった。

 

 しかし、菅・官邸がまたしても、策略をめぐらせたのだ。例のTBS強姦魔事件でも悪徳ぶりを発揮した、官房副長官の杉田と警察庁の中村格が、動いたと事情通は、鋭く指摘している。ありそうなことである。杉田は日本学術会議の委員選任の場面でも、選別をした官邸の鬼として、その悪役ぶりを見せつけ、国権の最高機関による国会招致にも、いまも逃げ回っている。野党がまともであれば、こんな無様な醜態は起こりえないはずなのだが、公明党創価学会のお陰による3分の2議席に押し切られてしまっている。

 

 ともあれ、この重大な不正事件は、警視庁による政治案件として、いい加減に処理されるだろう。ご存知、犯人の前会長の香川敬という坊主は、安倍の地元の人物で、しかも山口県公安委員という要職についていた。山口県警が、悪人の公安委員に操られていたことに反吐が出る。

 

 もうこれだけで、日本の警察力の正体を、見事に浮き上がらせている。衝撃的である。悪徳坊主の公安委員と安倍の深い関係を、国民はもっと知ろうとしている。民主主義は、全然機能していないことが分かるではないか。法治は形だけなのだ。安倍の狼藉三昧ぶりも極まっている。

 

 長周新聞はガス抜き新聞かもしれない。坊主の首一つ落とせないとは、これも嘆かわしい。

 

<日本国民をなめ過ぎていないか=菅内閣も警察官僚の大暴走!>

 要するに、安倍晋三は中世に出現したような暴君だった。神道の神社本庁と統一教会と創価学会の悪馬に乗った、専制君主そのものであったのだ。バイデンが真の民主主義者ならば、理解?出来たかもしれない。無理かな?

 

 無理かもしれない。なぜなら政治的安定度のない菅を「歓待」して、自身のポケットとして活用しようとしているのだから。北朝鮮の主の方が賢いのか?それともCIA報告に信頼をおいてしまったのか。あるいは衰退した日本の新聞テレビの宣伝で、選挙に勝利して数か月後でおしまいにならない、と判断したものか?

 

 電通五輪強行に悪乗りして、自在に手綱を引き寄せて、さらなる日本属国化を狙おうというのか。目障りな二階を放逐すれば、すっきりすると思い込んでいるのだろうか。ここはバイデンのお手並み拝見といくしかないが、日本人にとって深刻なことは、コロナよりも新聞テレビの悪しき暴走によって、善良な国民の頭脳を狂わされることであろう。

 

<森筆頭に清和会文教族利権に比例して皇国史観台頭が不安>

 いま大いに反省することの一つは、自民党内に巣食う神道政治連盟なる怪しげな宗教・教団組織について、素通りしてきたことである。国家神道の後裔組織である。そこから天皇主義の、生長の家教団主体の宗教政治研究会、そして現在の「日本会議」へと冠を替えてきた、改憲軍拡のカルト教団の台頭である。安倍や森ら清和会のどす黒い流れである。

 

 森喜朗の「神の国」を、冷笑してきただけの国民でいいのだろうか。これに公明党創価学会が服従して、戦争三法が実現した。軍国主義と宗教の一体化が、戦争への流れを生み出してゆく恐怖に、人びとは無関心でいいのだろうか。

宗教利用なくして、軍国主義も戦争も成立しない?違うだろうか。

 

 そこに教育が関係する。幼児教育がきわめて重要であることが理解できる。考察するまでもなく、戦前の日本人は幼児期に、訳も分からず神道の神棚(かみだな)に拝礼させられ、長じて教育勅語を叩き込まれた。赤紙一枚で、天皇のために死ぬことを教え込まれた。

 

 戦争三法を強行した面々の野望は、幼児教育にありだ。森友学園は知っている。そのことに安倍夫妻は感動した!

 そうしてみると、幼稚園教育にテコ入れする清和会の野望は、改憲軍拡と比例していることになろう。戦争への道と違うだろうか。火事だ、火事だ、火の用心!

2021年4月10日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

「森総理に就任祝い1千万円を…」 私立幼稚園連合会の「4億円消失」、元役員が証言

4/6(火)  全国の私立幼稚園が加盟する全日本私立幼稚園連合会で、4億円超の使途不明金が見つかった。連合会は不正な資金操作をしたとして前の会長と事務局長を刑事告訴したが、前会長は「私的流用はしていない」と強弁。ならば一体、巨額の金はどこへ消えたのか――。

 異例の迅速さの裏には、香川前会長が山口県で幼稚園を経営しながら、同時に県の公安委員に就いていたことが影響しているそうである。 「NHKが報じた直後に山口県の公安委員らの働きで、3月9日には警察庁が詳細な情報を把握できていた。その結果、警視庁に刑事告訴させる方針が決定したとみられます。ここで動いたとされるのが警察庁出身の杉田和博官房副長官と警察庁ナンバー2の中村格(いたる)次長のラインです。二人は安倍政権時代から官邸の意向を汲むコンビとして知られ、中村次長は菅さんの官房長官時代の秘書官も務めた。今回も、菅政権の意向を忖度したと言われている」(同)

 

井上・歴史学が暴いた尖閣<本澤二郎の「日本の風景」(4049) : jlj0011blog (livedoor.blog)

呪われた車屋・東芝<本澤二郎の「日本の風景」(4047) : jlj0011blog (livedoor.blog)