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欧米のアジア戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4660)
2022/12/20 09:135
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欧米のアジア戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4660)
<古来よりアジア(人)同士を戦わせて漁夫の利に高笑いする巧妙な作戦>より、転載させて頂きました。
日本人の頭脳は硬直している。今朝のヤフーニュースをみると、悲しいかな「支持率低下の原因は聞く力の欠如か」というとぼけた記事を先頭に掲げていた。ヤフーの黒幕を知らないが、言論界は底の底までナベツネ化が貫徹してしまった。日本の戦争準備は、アジアに緊張を巻き起こす、誰でも判っている。この流れは既に戦前に体験している。歴史の教訓として回避することが賢明だが、またしても欧米のアジア戦略にはまってしまった。
この当たり前の認識が、日本の言論界には存在しない。政界や学会にもない。忘却してゆでガエルの状態だ。フランスなどでは、人々が街頭に飛び出して政権を打倒する場面である。日本にはそれがない。野党もノーテンキをかこって恥じない。この国の終わりの鐘が鳴り響いている!
<インド太平洋を巻き込む薄氷を踏む戦争準備で墓穴掘る日本>
77年前に日本人は誓った。二度と戦争はしない。そのための不戦・戦争放棄の憲法を誕生させた。武器弾薬も放棄すると、自ら手足を縛って独立を果たした。人びとは生きるために必死になって働いた。
生活のための製品を作って、貿易で金を稼いで経済大国にのし上がった。しかし、不幸なことにA級戦犯の政権を容認した。半世紀後に彼らの亡霊そのものである岸・福田・安倍の清和会政権を相次いで誕生させてしまった。
統一教会国際勝共連合と一体化したA級戦犯の亡霊政権・清和会の極右路線が、公然とアジア・太平洋に向かって驀進している。中国と覇権を競うというのだ。極め付きの緊張政策である。
国内引き締めを狙う隣国は、受けて立つだろう。77年前の教訓をしっかりと踏まえた軍事戦略を実現してきたのだから。マッチ1本で14億人の人民は立ち上がるだろう。
日中対決を欧米諸国は、高みの見物をしている。ロシアとウクライナ戦争も同じような構造となっていることに気付く必要がある。このことで米国の軍事経済は活況を呈している。人びとはインフレで泣いているが、政権は笑いがこぼれている。
薄氷を踏むであろう安倍・菅・岸田の大軍拡政策に、三菱重工など死の商人は内心笑い転げている。子供や家族を持つ家庭や戦争しない自衛隊に家族を送り込んでいる家庭は、早くも死の宣告を受けている。
こうした非常事態に漫然と報道するだけのゆでガエル言論人に、彼ら彼女らの怒りが込み上げている。
<明治の日本は大英帝国の罠にかかって中国の清国、ついでロシア帝国と戦争して無数の人命と財産を失い国土疲弊>
明治天皇と三菱の岩崎弥太郎は、武器弾薬を購入するため、無数の婦女子を海外に性奴隷として売った、そのために日本郵船を設立した。女性哀史の第一人者の山田盟子女史の作品に取り上げられているという。
まともな図書館は、彼女の作品を購入し、市民に開放している。木更津市はヤクザ本ばかりだと聞く。関東軍の生き残り兵は皆知っているが、口を開かないまま亡くなった。武勇伝ではないし、恥の上乗りだと信じ込んでいた。従軍慰安婦は歴史的事実である。
言及するまでもない。明治の日清・日露の大戦の黒幕は、大英帝国・ロンドンのアジア戦略だ。アジア人同士を戦わせる。ロンドンは漁夫の利に預かる高等戦術だ。明治の日本も当時の清国・ロシア帝国もロンドンの罠にかかってしまった。アジア人の愚かさは、21世紀において復活する!
歴史を学んでいない言論人は「岸田の欠陥」と決めつけて、今を論じている。他の小論もこの類では話にならない。落ちるも落ちたり日本の言論界である。電通マンは笑い転げている。
<罠にはまり落とし穴に落ちた愚を21世紀も繰り返す>
岸田内閣は、A級戦犯の亡霊政権の安倍の安保戦略を「閣議決定」で強行した。議会も司法も無視した。憲法違反で容認することは出来ない。来年度予算は違憲違法である。内閣不信任案を与野党の議員は提出しなければならなくなった。
解散するしかないだろう。野党に覚悟を求めたい。世界一の高給を食む悪党になりたくなければ覚悟の2023年となろう。
戦前の愚を二度と繰り返すなかれ!
ベトナム華僑から日本会議に潜り込んだという反共右翼の女性狐に化かされるな、とも指摘しておきたい。
<アジアの白人至上主義に警鐘を乱打=民族・人種差別をなくせ!>
アジア人最大の欠点は、白人至上主義にある。人種差別を受け入れる外務省の役人を選別する時か。
<日本人は歴史を学び憲法を読もう=帆船日本丸が最善の航路>
日本人は歴史・近現代史を学ばなければならない。そしてその延長線上の憲法を読む。これが日本人たるゆえんである。帆船日本丸の航海が最善!
昨日は友人の誕生会を「君津の森」でバイキング、その後の入浴で垢を落とした。今朝も大霜、冬晴れだ。
2022年12月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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