日々遊遊!!

散歩道や日々の出来事を・・・

複雑な生態を持つ、ヤツデの花です

2011年11月26日 | 散歩(花)

花が少なくなり、写真に困ったころにヤツデの花が咲きだします。ヤツデと言いますが、葉は七つか九つの切れ込みがあり、八つでは無いのです。
何故、ヤツデなのでしょうね。ネットによると「ヤツデの名は八手に基づくが、葉の切れ込みは7、9、11と通常奇数で、9が多い。それを八としたのは、縁起を担いだと思われる」と言う説があるようです。
さらに、昨年も書きましたが、不思議な生態を持っているのです。
この植物は雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)と言うことです。これは、雄として成熟して繁殖に参加した後、雌に性転換して繁殖に参加することを言います。
開花時は雄しべが成熟して花粉を供給し、その後、雄しべは散ってしまい、こんどは雌しべが成熟して他の花の花粉を受け入れると言うシステムをとっているのです。同じ花の雄しべと雌しべで授粉する同花授粉を避け、近親交配を防ぐシステムが明確に出来上がってる植物です。
今日は天気がよさそうです。何か良い写真が撮れれば良いのですが。
カメラにはまだまだ慣れず、その機能を発揮出来ません。
最近買った2台、ソニーとキャノンの両方を覚えるのは不可能に近い、ソニーは旅行、お出かけ用ですから、オートと最低限の機能を使うことにして、キャノンの方はなんとかフルに使いこなせるようにしたいものです。(無理かもね!!)

雄として成熟期であり、細く伸びているのは雄しべで花粉を提供中、黄色い部分の真中に未発達の雌しべがあります。
この後、雄しべは落ちてしまい、雌しべが発達して雌に性転換し受粉をして繁殖に参加すします。