春らしい朝をむかえました。
あちらこちらで桜が咲くようになりました。
ここ数年 冬になると 母には 編みものをしてもらっています。
極太や並太の毛糸をバーゲンの時買って渡しておくと
いろいろ配色を考えて 朝の日当たりのいい縁側の椅子で 編みます。
ただまっすぐに かぎ針で てきとうな大きさに編むだけですが
寒い冬の布団の足元や ソファーでのひざかけなどに
ちょっと重みがあって 暖かいので
編みあがるたびに 姉や娘たちにもあげて
あばあちゃんのひざかけとして 喜んでもらっています。
以前は ぼつぼつでいいよ といっても
ひと冬に4枚くらいも編みましたが
去年の正月明けに脳梗塞になったときには編めず
この冬は 1枚と 次は半分のサイズのもので 糸がなくなったそうです。
暖かくなったから これでおしまいです。
縁編みも糸の始末も ようできんようになってしもうた というので
そのまま預かりました。
あう糸を買ってきて 私がふちを編みましょう。
むかしは セーターやカーディガンも手編みし
夏冬の家じゅうの布団は勿論
セーラー服まで縫ってくれました。
和裁はならったそうですが 洋裁や編み物は自己流です。
学生の時 戦争になって
兵隊さんのものを縫う軍需工場に徴用され
寮生活しながら はちまき締めて 1日中ミシンを踏んでいたそうです。
だから 日頃歌を歌わない母が
ミシンを踏むときだけ 鼻歌を歌います。
子供のころは それをみて
ミシンを踏むのが楽しいのかなと思っていましたが
きっと 若い娘たちが心を合わせて歌いながら
兵隊さんのために ミシンを踏んでいたのかなあ・・・と思います。
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