まだ 竹の話が続きますが…
3年くらい前に 竹が枯れた山です。
うちの山ではなくても 気になります。明日は我が身の風景。
枯れた年は 田植えしたばかりの田んぼに 次々に倒れて
大変そうでした。
稲刈りを済ませて 冬の間に少しづつ 山裾あたりの竹を切っては
田んぼに運び 短くしているのを見かけたことがありました。
少しづつ焼いたのかな。
山に戻しようがないですから。
竹は20メートルはあり 枯れるとしなりを失って
お互いがからんで 冬でも 運び出すのは大変。
ここの竹の種類は真竹だそうで 孟宗竹と比べると やや細い。
エグミが強いので 筍を食べることはありません。
厚みが少ないので ザルや竹垣など 細工に向いてます。
むかしは農家のひとなら 冬のあいだに 竹を引いて帰り
支柱 籠 ザル 竹箒 などをいろいろ作れるので
重宝されたでしょうが
いまは活用できる知恵や腕を持つひとは 少ないです。
そういえば 子どものころは 男の子なら小学生高学年にでもなれば
竹トンボくらい 簡単に小刀を使って
作っていましたよね。
いまは 小刀で鉛筆も削れないんじゃないかな。
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実家には竹藪がありましたが(タケノコを沢山いただきました)我が家の屋敷には無いので助かります。
しかし、空き地にはあるので、倒れてきたような時には切ってと要請があります。
今後、そういうところにも人頼み資金がかかりますね(笑)
倒れても問題のない場所ならいいのですけどね。
一昨年、うちの近くのトヨタ系の会社の藪がこんな感じになり、常連の庭師さんが伐採してましたが、なかなか大変だったみたい。
うちにもしょっちゅう竹入りませんか?と一般の人から電話ありますが、ちゃんとご自分で切って、笹をとって真っ直ぐな状態にしてくれたら考えない事も無いですと返すと100%諦められます(笑)。意地悪ですけどね。
友人が隣にうちとの境界に壁が風情がないからと竹を植えたら
隣のうちから「竹が生えるようになった」と言われて
慌てて全部引き抜いた、というような話をしてたことがあります。
大変なのね〜
それは手先を使う仕事や鉛筆削りなどで培われたものなんですね
人の手が入らなくなるってこういう事なんですね
山があれてくると輪に輪をかけ加速してくる
そう言う事思うと
先人が自然と向き合い 共に生活をしていた時代
振り返ってみることも必要かもね
凄い繁殖力ですからねえ~。
そのままにしている竹山を覗くと他には何も生えていなくて、死んでいるように見えます。
何年もかけて整備していますが、これも大変なことです、おまけに淡竹なんです。いい竹ならいいけれど(笑)
しかし 燃料や道具類で 自分の山の竹や木を使うことがなくなってからは
邪魔になったら 持ち主でなくて 邪魔と思う人が切る時代。おかしいですね。
子供のころ 隣のおじいさんが
「あんたのところの草を うちの嫁が 間違えて刈ってしもうた。
悪気はないので許してください」とあやまりに来ているのを見たことがありました。
むかしは 鶏や牛 ヤギなどを飼っていたので 一日の農作業の終わりに
少しづつ草を刈って帰り それらの動物にエサとして与えていました。
草だって とても 大事だったんですね。
いまは 土地の境界の草はお互いに少しづつ 隣の草も余分に刈ってあげることが増えました。
かなり片付けられ これでも その結果の写真です。
枯れた年は大変そうでした。
よその田んぼに倒れないだけましです。
ほかの場所の山の竹も ひどい状態だったので 冬の間に 家族総出で
ほぼ全部切り出して 運ばれました。
相当の土地を持っているお宅なので 働きながら米作りの手広くされています。
ところが 全部切り出しても 残った竹の地下茎が更に広く伸びて行って筍が生えだし
雑木林を枯らすので 災害のもとになります。
日本中の問題ですね。
地下茎は 一年で5メートルくらい すごく伸びるんですよ。
土の下は お隣りとつながっているから大変です。
昔 うちのお隣りのおたくは 裏山の竹が伸びてきて 古い土蔵の下から
筍が生えてみるみる竹になり なんと 蔵が崩れ落ちたんです。ビックリしました。
家族でそこに暮らしているおうちですけど 土蔵は あまり入ることがなくて
気が付かなかったんでしょうね。
手先もそうだけど バリアフリーと いすやソファーにベッドの生活。
危険で大変なものがとことん見直された結果 ちょっとのことで転んだり怪我をしますね。