Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

今日のBGM:今年の夏はモア★ベター/森高千里

2020-06-27 | 今日のBGM






本日の通勤BGMは、森高千里「今年の夏はモア★ベター」。夏になると無性に聴きたくなるお気に入り。僕ら世代が夏の定番アルバムを選ぶと、ギターはカッティング、ベースはスラップかシンセベース、キメがカッコいい、カーオーディオ向け…となりがちなのだが、このアルバムにはそんな要素は皆無なのだ。

このアルバムのプロデュースは細野晴臣。世間が考える夏のワクワク感はこのアルバムにはない。歌詞には「ゴミだらけの砂浜」「湘南の海は好きだけどなんか違う」とか出てくるし、エキゾチックなスチールドラム、細野楽曲のハイセンスなカバー。

楽曲から感じるのは海沿いに続くハイウェイではなく、かげろうが立ち込め、犬が吠える暑苦しい夏の風景。そうか、これは細野晴臣が在籍したはっぴいえんどの「夏なんです」で歌われた夏のイメージなのでは。コシミハル作のおサレなフレンチぽい楽曲があるが、これだってエアコンが過剰に効いたカフェの風景を思わせる。ちょっと偏りのある夏の風景たち。

写真はオープニングを飾る細野楽曲カバー、「東京ラッシュ」。オリジナルは名盤「はらいそ」に収められ、言葉遊びが楽しい曲。言葉選びに抜群のセンスがある森高が歌うことで説得力は2割増だな。

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今日のBGM:スナックJUJU 夜のRequest

2018-10-06 | 今日のBGM


年齢を重ねると、どうしてメロデイを遅らせ気味に歌ってしまうのだろう。シャンソンではそう言う歌い方をよく聴くけども、聴き慣れたメロディを崩されると、曲によっては気持ちが乗らない。

例えばうちの親父殿が五輪真弓の「恋人よ」を歌うとき。オリジナルは2拍目のウラから歌い出す(_=8分休符、_=16分休符)
♪__|_かれ|はちる〜|_ゆう|ぐれは〜|
だが、親父殿は3拍目の途中から歌い出す。まるで語りだ。
♪__|__|_かれはちる|__|_ゆうぐれは|〜_|
越路吹雪でもエディット・ピアフでも、ここまで遅らせない。でもこれって、円熟した歌手の方々でも良くやること。

一方で歌い始めの音をやや低い音から上げて歌う、いわゆる"しゃくり"。カラオケでは加点の材料でもあるが、これが多くなると"ネチッこい"歌いまわしになる。配偶者アミダラMに、「お前の歌はネチい。」とよく批判される。彼女は森川美穂のパーンと通った歌い方が理想だと思ってる人のなので仕方ない。でも、最近そのネチい歌い方が妙に心地よかったりする。最近僕がイエモンをカラオケで歌いたがるのは、そのネチッこさが気持ちよいからだ。特に「BURN」。

さて、本日の家事BGMは、JUJUのカバーアルバム「スナックJUJU 夜のRequest」。何より選曲がいい。だって「六本木心中」から始まって「夏をあきらめて」、ラストの来生たかおまで、僕がカラオケで時々無性に歌いたくなる楽曲が多数入っているんだもん(僕はアニソンばかり歌ってるという誤解があるかもしれませんが・笑)。JUJUの歌い方って、普段の曲ではそれほどネチッこくないのだが、スナックで歌うというコンセプトアルバムだけに粘度が5割増。

「ロンリーチャップリン」に至っては、文字で表現するなら、
まぁどぉべぇにぃもぉーたれぇたぁ、あーなぁたぁのかぁおっ♪
…と楽譜にしづらそうな歌いまわし。いやいや、でもなんか心地よいんです。デュエットしてる鈴木雅之までもオリジナルより歌い方がクドい。

さて、「シルエットロマンス」をバックに洗い物を片付けるとするかいww。あー、カラオケ行きたい。
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今日のBGM:アダムとイヴの林檎/various artists

2018-06-01 | 今日のBGM


本日の通勤BGMは、椎名林檎のトリビュート盤「アダムとイヴの林檎」。そもそも独自の世界を持ってる林檎さんなので、誰が何をカバーするのか興味津々だった。この人なら!と思える選曲と仕上がりに納得。

草野マサムネが歌うと「正しい街」は心優しい青春振り返りソングになってるし、木村カエラの「ここでキスして」はオリジナルの可憐さが2割増。井上陽水の「カーネーション」と松たか子の「ありきたりな女」は、アレンジの妙でオリジナルかと疑うハマり具合。そしてLisaの「NIPPON」に至っては、彼女以外に適任はない。ふざけていないレキシ先生の「幸福論」が特にお気に入り。

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今日のBGM (I Wanna Be) Your Underwear / Bryan Adams

2017-12-08 | 今日のBGM


本日の通勤BGMはブライアン・アダムス。
アルバムタイトルが”死ぬまで18歳”だなんて、
井上喜久子か田村ゆかりか・・・という思いは置いといて、
素敵なロックンロール満載の作品。

中でもお気に入りは”お前の下着になりてえ”と歌うこの一曲。
いつでもそばにいたいんだ・・・という気持ちを表したものだが、
清少納言ばりに
”オレがなりたいお前のそばにあるもの”を並べ立てた歌詞が潔くて好き

Tシャツ、
サングラス、
シーツ・・・と歌い上げ、
お前がくつろぐ椅子になりたいと江戸川乱歩みたいなことまで言い始める(笑)。

そして、
カッコいいブレイクの後で
”下着”
と言い放つ

これが歌えるブライアンは、やっぱ死ぬまで18歳だな、とぞ思ふ。

Bryan Adams - 18 'till I Die (Live At Wembley 1996)


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今日のBGM Achtung Baby/U2

2017-12-02 | 今日のBGM


本日の通勤BGMは、U2のAchtung Baby。
このアルバムがリリースされた90年代初め。
WTOの貿易交渉の中で著作権が問題視され、
洋楽のCDレンタルが発売日同時に解禁されなくなった。

思えばあの頃から、僕はしばらく洋楽離れが続き、
同僚とのカラオケネタになりそうな邦楽ばっかり聴いていたっけ。
僕がこのアルバムを手にするのは、
リリースからかなり経ってからだった。
まぁ、すぐに買えばよかったんだろうけど。

社会人なりたてだったし、深夜まで忙しく仕事してた頃。
そんな中でも、
「自分の好きなことだけは時代について行かなきゃ!」
と変なモチベーションを持つようになり、
今の自分がある。

音楽って記憶を呼び起こすキーになる。
このアルバムもそのひとつ。

U2 - Even Better Than The Real Thing


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今日のBGM ちゃんと言わなきゃ愛さない/石川さゆり

2017-11-30 | 今日のBGM


本日の通勤BGMは石川さゆり。
イタリアを舞台にした「ルパン3世」パート4のエンディングテーマである
「ちゃんと言わなきゃ愛さない」は、つんく♂と大野雄二による作品。
石川さゆりイメージとされるキャラが描かれたジャケがまたナイス。

歌詞に寄り添って、かわいく演じるような声で始まったかと思ったら、
最後で凄みをみせる歌声のバリエーションが、
ワンコーラスだけでドラマティック。

「関JAM」でも取り上げられてたけど、
一曲にストーリーを感じて、それを歌で表現できるってすごい。
カップリングにはルパンシリーズの名曲「ラブスコール」のカバー。
これがまた僕ら世代には嬉しい。

大御所や大ベテランがアニソンを歌うことが話題になるけど、
「おじゃる丸」の北島三郎や「ちびまる子ちゃん」の西城秀樹だって例がある訳で、
今に始まったことじゃない。

それはアニソンの自由さの証だし、
新旧世代を超えて様々なアーティストに触れる機会でもある。
「ドラゴンボール」や「仮面ライダー」で氷川きよしや吉井和哉やデーモン閣下をお子様が聴くなんていいことじゃん。
逆を言えばアラフィフの僕もアニソン聴かなかったら
ラックライフやらKEYTALKをカラオケで唸ることもなかったろうしWW

石川さゆり / ちゃんと言わなきゃ愛さない


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今日のBGM 遺伝/斉藤和義

2017-11-22 | 今日のBGM


大人になって気づいたことの一つ。
それは映画「ゴッドファーザー」の見方が変わったことだ。

初めて観た中高生の頃はバイオレンスや裏切りのドラマを面白いと感じていた。
だけど年齢を重ねて思うのは、
人には逆らえない血の力があるのだということ。

「ゴッドファーザー」はまさにそのドラマだ。

そんな逆らえない血の力は、
この年齢になると自分自身にも感じてしまう。

20代の頃まで、
親父のような酒呑みになるもんか、
親父の弾くギターなんかおれはやらないぞ、
社交的だかなんか知らないがとにかくあんな風になるもんか。
そう思いながら生きてきた。

だけどどうだろう。
人を笑わせようと軽口を叩き、
たまに家族に顔をしかめられる程度に酒も呑み、
近頃はギターだって弾いている。
やっぱり逃れられない血を感じずにはいられない。

斉藤和義の「遺伝」を聴くとそんな思いがますます強くなる。
歌詞に出てくる生き様の数々は、
親父が経験してきた出来事のように聞こえるし、
自分がこれまでやってきたことのようにも聞こえる。

「月光」を聴いたとき、歌詞にわが身を振り返ったけど、
「遺伝」にグッときてしまったのはおそらく血のせい。

ギターで「遺伝」のコードを弾いてみる。
配偶者アミダラMは、
「そんな曲ばっかり弾くんならアコギを買えばよかったんじゃない?」と言う。
確かにそうかも。

でもそんな僕を不器用な奴だと思うなら、
クラシックギターで三拍子しか誇らしげに弾けなかった親父の不器用さに、
実は通じているのかもしれない。

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今日のBGM Braver Than We Are / Meatloaf

2017-11-20 | 今日のBGM


本日の通勤BGMは、ミートローフの新作「Braver Than We Are」。

全曲、盟友たるソングライター、ジム・スタインマンと再び組んだ作品で、
「地獄のロックライダー」好きには嬉しい限り。

スタインマン先生は、最近アンドリュー・ロイド・ウェーバー御大と仕事していたせいか、
新曲はロックオペラと言うよりもミュージカルナンバーの印象。
それを朗々と歌い上げるミートローフのボーカルに円熟味を感じる。

スタインマン作品の旧作に光を当てることも忘れていない。
本作では、ボニー・タイラーのアルバムに収録されていた
Loving You's A Dirty Job(邦題「愛はダーティジョブ」)をカバー。
オリジナルはトッド・ラングレンとデュエットした美しいバラードなのだが、
ミディアムテンポに衣替えしている。

また、曲の途中から
ボニー・タイラーのTotal Eclipse of the Heart(邦題「愛の翳り」)のフレーズが登場する曲も。
いつか映画「ストリート・オブ・ファイヤー」のスタインマン作品をカバーして欲しいなぁ。

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