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本日の通勤BGMは米津玄師の「stray sheep」。ここしばらくパワープレイしていた。「感電」に代表されるハネる16分音符のリズムが心地よい。このジャックシャッフルって、和製R&Bの人々がクネクネ声震わせて歌う楽曲でよく聴くけれど、あれには何故か心が躍らない。米津玄師のテクニカルな打ち込みシャッフルのグルーブには、ところどころにトリッキーな仕掛けが用意されていて楽しい。16ビートだと何気なく聴いてると、細かい三連符を感じさせる裏打ちがオッと思わせる。ボカロPから世に出た人だから、さんざんあれこれ試してここまでたどり着いたんだろな、と思う。
文学的な歌詞にも惹かれる。どの曲にも惹かれるけど、例えば2曲目の「Flamingo」の粋な言葉選び。それを和の節回しに乗せるボーカルもお見事。
御目通り/有難し/宵闇に舞い上がり/上滑り
氷雨に打たれて鼻垂らし/あたしは右手に猫じゃらし
粋だねぇ。
ロック色の強い「Teenage Riot」の、声にならない叫びめいた歌詞も好き。
誰も興味がないそのGコードを/君はひどく愛していたんだ
悶々とした気持ちを持て余してギターを抱きしめるティーンの姿が浮かんでくる。
裏の拍を感じろ、歌詞に身を任せろ。
久々に流行りものに手を出したけど、ただの流行りものじゃない。