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お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE

2023-08-06 | 映画(ま行)

◾️「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」(2023年・アメリカ)

監督=クリストファー・マッカリー
主演=トム・クルーズ サイモン・ペッグ レベッカ・ファーガソン ヘイリー・アトウェル

この「デッドレコニングPART ONE」を観る前に、たまたまなのだが「キートンの大列車追跡」を観ていた。1926年の蒸気機関車のアクション映画と、2023年のオリエント急行で繰り広げられるアクションシーン。キートンは特殊撮影技術もない時代にこれを撮ったのか!!と、とにかく感激する。思えばイーサン・ハントのシリーズ第1作ではTGVが登場したし、鉄道を使った名作は数知れず。鉄道と映画ってほんとうに相性がいい。

どちらも鉄橋から列車が落下するシーンがあるけれど、トム君は簡単には落とさない。ギリギリ停まってセーフ!にせずに、畳みかける見せ場に繋がっているのが実に上手い。高所恐怖症の僕には、「ミッション:インポッシブル」シリーズはマジで心臓に悪い映画だ😰。今回も映画館の椅子にへばりついておりました💧。前作「フォールアウト」でも断崖の隙間に食い込んだ飛行機が少しずつ落下していくシーンがあり、従来横の空間が縦になる面白さがあった。今回はその発展形。スピルバーグは「ジュラシックパーク」の第2作で、本作の列車と同じように断崖にぶら下がったトレーラーの中をカメラが縦に駆け抜けるという妙技をやってのけた。あれも凄かったけど、トム君はその危機場面を繰り返す波状攻撃にしたんだから、すごいよな。

さらに予告編でおなじみのバイクスタント!高所恐怖症の自分は、クライマックスの恐怖感が強烈に残ってしまう映画でございました。これを4DXで観るなんて
無理!無理!無理!😱
映画料金おごってもらっても
固辞!固辞!固辞!😱
レビュー書いてるだけなのに、手のひらに汗が…💧。更年期?ww

シリーズ毎回新たなミッションが登場するけれど、ついにAIに立ち向かう大風呂敷広げてきた。このシリーズのプロデューサーとしてのトム君は、テーマや舞台の選び方、スタッフやキャストの人選まで時代をよく読んでると思う。使い途も分からない鍵だけを追って、よくここまで人が動くよな…とも思うけれど、もはや何が脅威になるかなんて予測不能な時代になっているとも言える。

レベッカ・ファーガソン、今回もカッコよかった。ローマの街を駆け抜けるカーアクションもど迫力。黄色のフィアット≒ルパン三世をイメージしてしまう日本人にはたまらない。鍵を狙って追ってくる組織は複数あって、対立関係も複雑なのに、お話の混乱もなくむしろスッキリしてるのは娯楽映画としてよく練られているということなのだろう。スパイ映画にベネチアはよく似合うと思うのは長年の007ファンの発想だろうか。

ともかく続編!待ち遠しい!😆




コメント
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