◾️「ヤマトよ永遠にREBEL3199 第1章黒の侵略」(2024年・日本)
監督=ヤマトタケシ
声の出演=小野大輔 桑島法子 大塚芳忠 鈴村健一
「ヤマトよ永遠に」のオリジナルが公開された頃、僕は初期のヤマトに思い入れが深い中学生だった。「永遠に」での人物設定に納得できず、続編を連発する製作陣をよく思っていなかったのだ。当時は完全にスルーしていたのだが、大人になってようやく「永遠に」を観た。メロドラマのような愛憎劇とクライマックスの艦隊戦に感動😭。特にサーシャ(潘恵子)の「おじさまっ♪」にキュンキュンきてしまった🥹。大人になったからこそわかることもあるw
さて。リメイク「ヤマト」も遂に「永遠に」までたどり着いた。全7章で公開されるとのことだが、オリジナルにどんなアレンジが加えられているのか楽しみ。「3199」が意味するのは最初の「2199」から1000年後?前作のラストに登場した朽ち果てたアンドロメダ艦は何?そして古代と雪の運命は?そしてサーシャのCVはいったい誰が担当?どんな「おじさまの心には雪さんがいるのね(泣)」が聞けるのか?w
ヤマトシリーズを愛してやまない友達と今回も公開最初の週末に参戦。冒頭からいきなり不穏な空気が漂っている。地球に迫る新たな危機。しかし軍上層部や政府関係者は襲来するのを知っていたかのような態度を示す。地球現れた巨大な黒い物体、ウェルズの「宇宙戦争」を思わせる脚長の巨大メカ。街が破壊される中、政府からは「敵ではありません」というメッセージが流され続ける。一体彼らは何者なのか?そんな中でヤマトの元乗組員たちに集結を促す知らせが届く。
雪が地球に取り残される場面は、オリジナル同様に悲壮感でいっぱい。二人はどうなる!?
それにしても、今回の第1章は冒頭20分くらいが森雪を語り部とした過去作のダイジェストになっている。雪の目線でヤマトのこれまでの航海、そして古代とのこれまでを語ること、さらに本篇最初にプロポーズの練習をする古代を示すことで二人が結ばれることを強く望むように、映画は僕ら観客をリードしていく。
しかし、振り返りまで含む70分の上映時間では、ほんとにプロローグでしかない。せめてヤマトが新たな敵に向けて発進するところまでは…と思わずにはいられなかった。だが「永遠に」は基本メロドラマだと思えば、愛する二人が引き裂かれるところまでで観客を焦らすのは効果的ではあるのかも。
次は11月か…長いなぁ。アルフォン少尉はどんなキャラクターになっているのだろう。ともかく第2章を待つ。