あれは、高校2年生の秋。
真っ青な空の下、東京五輪の開会式が行われた。日本の選手団がメインスタンド前をしっかりと行進し、聖火が国立競技場の聖火台に点された瞬間を初め、バレーボール、体操など日本人の活躍は40年余り前のことだが、まだ、脳裏に鮮烈に残る。
2016年オリンピック招致で東京が第1位に選ばれた。
石原知事は「やっと登山口に入ったところ。“坂の上の雲”をつかむつもりで、みんなで頑張ろう」と記者会見で喜びを語っていた。
しかし、国内の盛り上がりはどうなんだろう?これが大きな課題のようだ。都市基盤が充実し、インフラの整備が出来ている東京は審査で高い評価を受けたが、国内の盛り上がりは低い上、ワールドスポンサーの多いシカゴにはややリードされていると専門家の人が話していた。南米のリオデジャネイロは初の南米での五輪を目指す。
東京でオリンピックを再度開催できるように、国ももう少しバックアップするなど、東京開催に向け国全体が盛り上がっていくように世論を形成していかないといけないのでは・・・・
オリンピックは一部関係者だけの“祭典”ではない。国民みんなの祭典なのだから。
あの感動を再び!
2016-2008=8
たった8年後のことなのだ。