日本の名司会者が逝った。
http://www.news24.jp/articles/2010/02/12/07153440.html
私たちの青春時代、テレビの歌謡番組草分けだった『歌のアルバム』で名司会を務めた玉置宏さん。
明るく歯切れのよい声、歌手よりはけっして前に出ることなく、歌番組を大いに盛り上げた。
ネット記事などで検索をしていると、玉置さんは文化放送を退社後、故三橋美智也さんの専属司会を務め、19年間『歌のアルバム』の司会を担当したということだった。画面から伺う彼の喋りは、歌手の特徴をよくつかんでいて、長くなく短くない前振りの紹介で聴いていて心地よい爽やかな流麗さがあった。
天性の声に加え、日ごろの努力で、歳をとってもその声は衰えなかった。
テレビ草創期で培った司会術は、後輩に玉置氏を越える人は出てきていない。
今後、彼を越える歌謡番組司会者は、いないのではないだろうか。
『1週間のごぶさたでした。司会の玉置でございます』の名文句を生で聞くことはできない。
ご冥福を祈る。