東京電力や関西電力が大都市の大企業に対し節電要請をしたことを受け、企業はすんなりこれを受け入れた。
先日、朝日新聞の記事で見たのだが、停止中の原発の運転再開ができない場合、北海道電力と中国電力を除く7社でピーク時の電力に余裕がないか、不足することが想定されるため、全国でこれまで以上の『節電』が必要になるという。
電力の安定供給というのはピーク時に必要とされる電力量の8~10%を上回る余裕がないといけないということで、東京電力はじめ7社が供給難になるという。この、ピーク時の電力消費予想は、いつの消費実績を根拠にしているのだろうか?それとも、ここ数年の平均値なのだろうか?この記事で、電力会社側から説明がないのが残念だ。電気料金の請求書には昨年同月の実績が記入されていて、今年の使用量との比較ができるが、昨年は猛暑でエアコンなどの使用が極端に増加した年だった。今年の気温を何度と想定しているのか?温度によっても大幅に使用量の増減があるはずで、天候などが大きく影響する。
例えば、いつも甲子園の全国高校野球決勝日などの電力使用料(ピーク)が報道されるが、ことしは開会式や決勝を時間をずらして行うほか、企業が個々にサマータイムを実施したり曜日をずらして休日にするなど電力会社に対しさまざまな節電協力を行う予定だ。当然、机上での試算はしてのことであろうが・・・・・・・・。
電力使用量が激増するのを防ぐには(節電)は従業員を、企業活動を休むのが一番!とあって、夏季休暇を拡大する大企業が増えている。7月は“海の日”の休日しか国民の休日がない。また、8月はお盆休みが恒例になっているものの、日曜以外に休日がないのだが、企業が夏季休暇を拡大していこうというのだ。
帝人がこれまで数日だった休暇を最大で16連休に増やしたり、三菱重工業が7月と8月に2回に分けて計22日間の取得可能にする。また川崎重工業が7月の平日に4日間の“特別電力休暇”を新しく設けるなど企業努力をするが、私個人としては大いに賛成だ。
しかし5月で10連休を体験した後、何か手に付かない日々が数日続いた。休みすぎると元に戻すのが大変なようだ。
働きぐせ?がついている私には、長期休暇はその期間はよいが後のリハビリが厳しいのでどちらかというと“苦手”な部類に入るということになりそうだ(笑)。