立冬が過ぎた頃から、サザンカの花があちこちで盛んに咲き始めている。
寒さが増してくるのと同じように、花がどんどん開いては落ち、咲いては落ちていく。
今は咲き始めでそんなには気にならないが、来月初めごろからは、サザンカの木の下に花弁が沢山落ちた光景を見掛けるようになる。
江戸時代以降、品種改良が加えられ、庭木として広まったというサザンカ。
もとは白い花だけだったそうだが、今では淡紅・濃紅などさまざまな色で咲き競うようになってきている。
このサザンカ、ツバキに似ている花なのだが、ツバキは花の形を保ったまま落ちるのに対し、サザンカは花びらが一枚ずつ散るといわれ、花弁がバラバラになっていることが多い。(私は実際に1枚ずつ散っているのを見たことはないが・・・)
サザンカでまず最初に思い当たる歌は童謡で小学唱歌の"たき火" ♪♪。
この中に出てくる ♪ サザンカサザンカ咲いた道 たき火だ たき火だ 落葉焚き・・・・♪ そのほか、森進一の歌で ♪さざんか♪、大川栄策で ♪さざんかの宿♪ぐらいだ。
まぁ、カラオケボックスへ行って、"さざんか"で検索すると他の曲が出て来るかもわからないが・・・(笑)
紅葉の季節が終わると、サザンカとツバキが咲き競うシーズンが到来する。
それは冬の寒さが本格的に訪れる季節でもある。