大阪府の橋下徹知事が「大阪維新プログラム」を発表した。
(時事通信ネットニュース)は『橋下知事は、2008年度に1100億円の収支改善を目指す財政再建策の最終案を公表した。府民や議会から強い反発を受けたため、削減額を試案の計330億円から同245億円に圧縮した。・・・・・となっていて「大阪維新プログラム」では基本方針の「府債発行原則ゼロ」を撤回している。
他の府県のことをあまりとやかくは言いたくないが、橋下さんはちょっと“軽すぎる”のではないだろうか。現在は「行列の・・・」のタレント弁護士ではなく、選挙で他の候補を圧倒して当選したれっきとした府知事なのだから、そう簡単に基本方針を撤回したり、修正したりしてほしくない。
有権者は、橋下府知事の「財政改革方針」に期待しているわけで、いろいろな人の意見を聞かないで方針を出すのではなく、慎重に吟味してから基本方針は作ってほしかった。1年目から軽々に方針転換をするようでは府民との信頼関係が崩れてしまう。
『やる気』は十分に認めるが、職員や市長などに『解ってほしい』といって、涙をながしたりしては、感情論になってしまう。
確かに、我国の地方自治体は病んでしまっている。
平成の大合併で行政が肥大な組織となり、公務員は合併前の既得権主張し、例えば、住民票をもらうにしても、パソコンで直ぐ出せるようになっても、人数は昔のまま。特に工夫をするわけでなく慣例に基づいてゆっくりゆっくり仕事をやっている。だから人件費は肥大化してしまう。
仕事を変えようとしないから組織の成長はなく、負債はどんどん多くなってしまったという構図になっている。
橋下さんが就任直後、大阪府政に『民間の感覚』をと熱を込めて話していた、その気持ちを忘れないでほしい。
例えば、大相撲が開催されている大阪府立体育会館の使用料はいくらぐらいに設定されているのか?相撲協会幹部が陳情に来たとき、会館使用料値上げの話はしたのか?などなど、若い庶民感覚で、橋下さんが先頭に立って府民に説明しながら“府政改革”をやっていかないと、どんどん府民は離れていきますよ!
数年前、小泉総理が公約違反を追及され開き直ったことがあったが、府民の信任が減るような軽い言動は避けて欲しい。
全国民があなたの真摯な大阪府政建て直しに大いに注目しているのですから・・・・![](https://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)