無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

イチゴの収穫 【梅雨はじめの野良仕事】

2016-06-11 18:07:38 | 日々の自然菜園
本日、の予報。


昨日は、久々にまとまった雨が降りました。

梅雨入り宣言があってからも畑がひび割れるような乾燥と高温の日々が続きました。
2時間に程度でしたが、60mmの大雨。1時間20~30mmにも及ぶゲリラ豪雨並みの夕立でした。
カラカラの大地には有難いお湿り(雨)でした。

ちなみに、長野県北部のみでしたので、50km離れた安曇野では雨は観測されておりませんでした。




連日乾燥が続いており、収穫時のタマネギを雨が降る前に掘り上げ、長期保存用に収穫できました。





収穫といえば、この時期限定のフルーツ野菜「イチゴ」の収穫も真っ最中です。

雨が降ると、甘味が落ち、傷みやすくなるイチゴ。


雨が降る前に、真っ赤に完熟した(右)実を収穫。


収穫のタイミングが大切なのは、トマトだけでなくイチゴも同じ。


昨日のおやつは、超豪華!!
昨日収穫したイチゴや家で採れた去年のベリー類の冷凍など(ブルーベリーは、友人の安曇野地球宿さんのもの)をトッピングしたベリータルトでした。

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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育苗の考察

2016-06-11 13:17:49 | 日々の自然菜園
本日、
最高気温31℃と異常な暑さ。

お恥ずかしい限りですが、ここ数日、取材、育苗、田植えの合間の野良仕事となり、過労で寝込むという養生しておりました。
1人で、菜園教室、育苗、連載の取材などをこなすのは、さすがにアラフォーの心身には応えたようで、もう少し生活にゆとりと充実をもたらしたいです。

その一つの工夫として、育苗もほぼ終わり連日朝5~20時というハードワークを改めて、6月に入って日中暑いこともあり、朝夕のみの野良仕事で、日中室内でデスクワークをしながらリハビリ(養生)しております。


育苗期間中は、毎年1000ポットを超える苗の水やりだけで、3~6時間は1日かかりますので、その期間は取材をお断りしておりましたが、
今年大変だったことの一つに、育苗期間に取材が重なったことと、育苗そのものを取材するというハードワークがありました。


無農薬・無化学肥料の自然育苗は、課題でした。
ここ10年位どうしたら、家庭菜園でも、良い苗が育てられるようになるのか、試行錯誤してきました。

農業の世界には「苗半作」という言葉があり、苗がうまくいけば、栽培の半分は成功したものといえます。
実際に、育苗がうまくいくと、植えてからも育ちが良く、実つきもよくなりますが、
逆に、育苗に失敗すると、よほど良い畑でない限り、生育不全もしくは、収量が落ちてしまい、自家採種どころではなくなります。

今回、取材にからませて、いつか面白い比較実験を行いました。
その一つが、


育苗ポットの比較実験です。

右は、通常市販されている苗でおなじみの3寸ポット(9cm)です。
左は、一回り大きい3.5寸ポット(10.5cm)です。

その差は、たった直径でいうと1.5cmだけです。

品種は、真黒早生ナスを同じ育苗方法で、65日間育苗したものです。


最初の写真だけでは分かりにくいのですが、違いが、横に倒すと分かりやすくなります。


ポットを除くとこんな感じに根を張っております。


3.5寸ポットのアップです。


3寸ポットのアップです。


根を洗ってみると、その根の長さや分布に違いが出ました。


実際には、さらに良く洗って、根を広げてみた写真です。


  土の量 総量 土の重さ 植物体の重さ 地上部の重さ 地下部の重さ 地上部/地下部
3寸 300cc 312g 277g     35g     14g     21g     0.67
3.5寸 650cc 462g 418g     44g     16g     28g     0.57


この結果から、ポットサイズを一回り大きくするだけで、土の量は、300ccから650ccと倍近くなり、土の重さは生育後で141g重くなりますが、
それだけで、苗そのもののは、1.25倍大きく育ち、根は、地上部(茎葉)に比べて10%増えていました。

つまり、ポットを1.5cm大きな3.5寸にしただけで、根がより育つ大きな苗が育つようになったといえます。

家庭菜園で、夏野菜の育苗する際に、ポットを3.5寸にすると土はたくさんいりますが、
養分や水分のキープが簡単になり、育てやすい上に、結果的により根張りの良い苗が育つという結果です。


ちなみに、

今月の最新の「野菜だより」(学研)では、1㎡の自然菜園の連載とは別に、


おまけの小冊子が、自然菜園の育苗特集になりました。


秋の育苗特集ということで、黒寒冷紗のトンネルの仕方や


育苗土のブレンドなど、基本


水やりの仕方など、

育苗の取材をしていただ際に、結果的に別冊の付録扱いになり恐縮しておりますが、自然育苗の基本になる育苗の基本が上手にまとまっているので、参考にしてみてください。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートします。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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