無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園コンサルタントについて

2020-11-09 08:09:58 | 日々の自然菜園
オンライン自然菜園セミナーのお知らせ 
11/14(土)13:30~『自然菜園 自家採種入門セミナー』第1回もアップされました。

11/14(土)『オンライン自然菜園Q&Aセミナー』第5回19:00~
11/14(土)はオンラインセミナーWです。どちらでも直観で自分にピッタリのものを選んでくださいね。

本日、ときどき








昨日は、宮下さんの自然菜園の土壌改良コンサルに行ってきました。
宮下さんの自然菜園は理想的で、宮下さん自身も熱心に探究しながら行っている方で、私も学びが深くなるので行くたびに進化する畑を拝見するのが楽しみです。
※コンサルがメインだったので、ブログ用に菜園全体の写真がほとんどなく、その一部しか撮っていないので、実際はもっと良い野菜や景観がよく、
Facebookをやっている方はの宮下さんのFacebookで公開された菜園写真をご覧ください。

いつもは農閑期の12~2月に行う年間スクール生限定の自然菜園コンサルタントですが、たまたま別の講習会が空いたため、
今年はたまたますきまを縫って11月の野菜のまだまだある時期に伺うことができました。

元々は菜園教室を行っている家庭菜園の先生だったのですが、生徒さんがレストラン業や宿泊業などを行っており、
是非自家菜園(お店に出す野菜の菜園)を個人的に指導してほしい
ということになり、10数年前から、個人やグループ(企業など)を対象に、3年計画で自然菜園をご指導させていただいております。

現在は、自然菜園を1から指導する勉強会つきのコンサルのお時間は取れないので、基本1年以上自然菜園スクールを受講して、
自然菜園をご理解いただき、基本をマスターしている方、される方のみで限定で年間数(グループ)人程度の規模でやらせていただいております。


自然菜園コンサルメニューとしては、
1)土壌改良コンサル
主に、土壌分析結果から、圃場土壌改良に重きを置き、3年計画で理想的な環境(育土)指導(土壌改良、水脈、畝立て、緑肥mixの配置など)
2)菜園プランコンサル(土壌改良コンサルを含む)
1)の土壌改良を前提に、菜園プランを一緒に考え、3年後の理想な菜園指導
のいずれかを選んでいただき、面積や作物種類、用途(自給、業務)、個人やグループ(企業、大学)に応じて個別に対応させていただきております。

スクール生は、土壌改良の簡単なアドバイスは、スクール中の質問の時間にも行えるので、土壌分析した結果の解説、アドバイスはスクール中にも行っておりますが、
自然菜園コンサルの場合は、事前に土壌分析結果を送付していただき、アンケートにもお答えいただいた上で、
現地に赴き、
ご一緒に午前中現地確認、昼食をはさんだ3年後の理想についてヒアリング、そして午後1)2)についてご提案、1日かけてご指導させていただいております。

土の上にも3年かかるため、基本3年(1回のみでもOK)間で計画を立て、ご指導しております。
①1年目:3年後の目標を設定する
②2年目:理想と現地の差を確認、修正
③3年目:3年間を振り返り、ご自身の自然菜園の理想によりカスタマイズする

基本的には年1回。あとはスクール受講中に合間にご質問いただき、理想的には3年間行うと今までだいたいの方がご自身に合った理想的な自然菜園(育てたい野菜がほとんど自給できあとはご自身で出来るように)が展開できご満足していただいております。
10年の中で、2件ほどは、さらに理想の状態(より高級野菜を育てたい、担当者の引継ぎ)などで4年かかったことはありますが、ほとんど3年間で卒業していただいております。




宮下さんも当初は両親のやっていた菜園を継続する際に自然菜園に切り替えたいといった基本(菜園プラン)のご要望でしたが、
自然菜園にはまってしまったらしく(野菜が美味しい、菜園の変化が楽しく、育つ喜びから)、ほとんどの野菜も自家採種もしたり、
毎年土壌分析と実際に現地確認のコンサルを行い、今年で3年目になりました。

プライバシーに関することは言えませんが、前任者の方々がやっていた当初の化学肥料も使用した無農薬栽培から、自然菜園に切り替える際に、土壌塩基のアンバランスや地力が低く、生態系が崩れていたので、現在、5か所の区画をそれぞれ土壌分析しながら、実際に育ててみて最終調整に入ってきた感じです。

土壌分析は、あくまで目安なのですが、実際に数値を見ながら化学的な側面を観ることで、過剰と過少をなくし、ミネラルバランスよく、風味豊かな野菜に育つバロメーターの一つとさせていただいております。

実際には、化学性だけでなく、物理性、生物性とのバランスが何より大切になるので、化学性だけにとらわれると迷宮入りになってしまいます。
特に家庭菜園の場合、少量多品目なので、単一の野菜に合わせて土壌改良するというより、物理性と生物性が活性化するような最小限のテコ入れをしております。

自然菜園は、地域風土と野菜と生活の三位一体なので、一人一人違った理想の自然菜園があり、書籍やスクールでは、基本的なことを応用できる野良仕事を発揮できるきっかけをご指導させていただいております。

個別のコンサルは、その方の理想の自然菜園に近づけるのが特徴なので、その地域風土を教わりながら、育てたい野菜の個性を活かし、その方の生活リズムと性格に合わせていきます。

宮下さんもご多忙な方ですし、その中で、タイミングよく野菜と折り合いをつけながら本当によくお世話をしております。
だからこそ、応援したくなりますし、ご指導させていただいた内容を自問自答しながら1年間野菜を向き合っているので、素晴らしい質問力があり、こちらもとても勉強になります。
また、美食家でもあるので、好みも合うのでご一緒させていただく際のお食事やデザートが秀逸で、忙しくても合間を縫ってでもコンサルする理由(笑)かもしれせん。

今回のブログで会えて自然菜園コンサルのことを書いたのは、コンサルをしてほしいと数件お問合せがあったからということと、
なによりも、自然菜園というのは、自分自身と野菜のと間に答えがあるので、野菜がよく育たないときこそ、野菜からのメッセージがあり、3年後にどのような菜園にしたいのか、3年後の理想を目指して、土壌分析や自然観察、書籍などを参考に、ご自身の理想の自然菜園に近づけることが大切ですと伝えたかったからです。

そのきっかけになればと、自然菜園スクール、オンライン自然菜園セミナー、雑誌、書籍を手掛けております。
皆様の理想の自然菜園にお役にたてば幸いです。


無料動画「自然菜園LifeStyle」もたくさんできてきました。こちらもどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする