苗はなよなよ、田んぼじゃ心細げ。補植ままならず途中放棄、振り返れば心残りが押し寄せて来る田植えだった。が、いつまでもうじうじと拘泥しちゃおれぬ。終わり、終わり。時は進む。野菜は育つ。トマトは徒長する!早く畑に下ろしてやらなくっちゃ。
だったら、さっさとハウスの片付けよ。イネの育苗ハウスがトマトの住み家になるんだから。
小学校に行く苗は片隅のプール一つに片寄せて、他のお役御免のプールはすべて撤去だ。枠の丸太は運び出し、張ってあったビニールは乾かして畳む。おっと、根切り用に敷いた寒冷紗もね。
片付いたら堆肥を運んで撒き散らす。一輪車6回。自家製ボカシ肥に有機アミノ酸肥料、それにミネラル微量要素にランカルって卵の殻を砕いた肥料も散布した。美味しいトマトとメロン作りたいからね。大急ぎで耕運機掛け。ここまでで、時間終了、菜の花座にお出かけ、後は翌日。
このところトマトの出来、良くないんだよなぁ。さすがに連作の障害か?だったら、トマトとメロンの守備位置交代と行こう。植える場所変えりゃいい、って、簡単なもんじゃないんだぜ。吊り下げ用のマイカー線を、昨年までのパイプフレームからすべて外して、新しいフレームにつけ直す。これけっこうの手間。
植える4列を定めて、穴を掘り水をたっぷりやってようやく苗の移植だ。手が回らず水やりだけだったので、伸びてる伸びてる!40センチ以上ある。こりゃそのまま植えたんじゃひよろひょろとしな垂れかかっちまう。思い切って茎を曲げて根が張ったポット土を横に倒して植えた。トマトってめちゃくちゃ生命力旺盛だから、茎でも埋めてやれば根っこを出すんだ。
ミニトマトは3本もありゃ十分なので、購入したもの。中玉トマトはホーム桃太郎を種から育てた。今年は春先暖かったせいもあって、発芽も生育も順調。なん40本以上の苗ができた。ミニも含め4列各6本計24本を植え、後はお友達にお裾分け。神さんの手助けもあって、吊り下げ用マイカー線にも固定できて作業完了した。
奥の半分のスペースにはメロンを移植する。こちらは発芽が良かったのは甜瓜系のニューメロンってやつばかり、網目模様のできるレノンって品種はたった2本しか育たなかった。高かったのに!
メロンは蔓を伸ばして広がるから、2列にして16本、収穫時にゃどんどこできるから、じゃかじゃか食って、ぱっぱかくれてやらんとな。
やれやれ、育苗プールがトマト・メロンハウスに変身して、田植えの後片付けも一段落だ。あとはぁ、ああ、トラクターの代掻きローターを畑作ロータリーに交換しなくっちや。嫌んだなぁ!また、一悶着だ。でも、カボチャの苗も早く植え替えろ!って大手広げて迫ってるしなぁ。