局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

リゴレット~ローマ歌劇場

2006-09-28 23:43:45 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日(9/28)のこと

先々週 約束の日にちを間違えた親友とのリベンジランチ(9/13ブログ参照)に出かけようとしたところに 声楽家の友人からメールが来た。
「急な話だけど、今日オーチャードホールでリゴレット 招待券あるよ 3枚までいいよ 行く?」
こういう時は即決するに限る。絵付けの先生を誘ってOKをもらい 2枚いただきますと返事し 新宿へ。
ランチ後(今日はちゃんと会えた 笑)帰りにデパ地下で刺身だけ買って帰り、ご飯をしかけ、筑前煮を圧力鍋で作り、味噌汁も作りおいて 家族に 「オペラで遅くなる 飯あり」とメール。その後、ネットでリゴレットについて検索、だいたいの筋書きと楽曲の説明も頭にいれておく(この辺自分でもA型だと思うわ)
ちょうど雨もやんだし、夜は晴れそうなので着物に着替えてオーチャードホールに。

オペラは超初心者である。思い起こせば むか~し短期間お付き合いをしていた5歳年上の人がクラシックファンで サントリーホールにドン・ジョヴァンニに連れて行かれたのが最初で最後であった。当時は字幕の掲示板もなかったし、予習していかなかったので筋もわからず おもしろくなかった。(彼が一生懸命説明してくれたけど)
その後、赤坂で四川料理を食べたら、彼の頭から汗が流れ落ちてきて、近い将来ハゲるのではないかという疑念がよぎり、急速に嫌になった覚えがある。当時、局24歳、要するにオペラには碌な思い出がなかったのであります。

いらん事を書いたけど、そんなこんなで、このオペラが楽しめるのかどうかちょっと自信がなかった。

だけど心配はいらなかった。行ってみたらS席が用意されていて(自腹じゃ買えないお値段 Yちゃんに感謝)着飾った人々を見るのも楽しかった。
オペラが始まったらすんなりその世界に入れて、しかもそれがとても楽しかった。
もちろん超初心者だから、一人ひとりの歌手の力量なんか比較という意味じゃわからない。だけど人間の身体が多彩な表現力のある楽器だということがとてもよくわかった。ソプラノの声も 普通あんな高域の音は耳にキンキンしそうなのに、とても馥郁というか豊かに心に響くもんだなと聴いていて思った。
あと、こちらは私が比較的慣れ親しんだ歌舞伎の世界に似ているんだもの。
現実的にはありえない設定の中で 恋愛、裏切り、ちょっとデフォルメされた人間の善悪をけれんみたっぷりに見せるところ、様式美、生のオーケストラって所も 歌舞伎で言えば 清元や常磐津に置き換えられる。

本当に面白かった。これではまったらどうしよう?貯金しておかないと。

絵付けの先生も満足してくれたようだった。

一つ気に入らなかった出来事があった。
BUNKAMURAに行く途中の事、人だかりがしてガヤガヤしている所があった。(今朝AIの路上ライブだとTVで知った)
通りぬけようとしたが人垣で歩けない。そうこうしていると整理のお兄ちゃんが
「立ち止まらないで下さい」言うではないですか。
「好きで立ち止まってるわけじゃないでしょ。そちらの都合で通るのに迷惑しているんだからそういう言い方なさらないでね」とつい言ってしまった。
断っておきますが、私は普段は平和主義です。ただ理不尽な事は黙っていられませぬ。(マスコミとか芸能関係者って特権意識を間違って持っちゃってるから特に嫌っ!)

着物の女性に切り返されてたじろぐ兄ちゃん。
おばさんをなめたらあかんぜよ!(古っ)




コメント (6)
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