局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

C型肝炎からの生還

2006-09-09 20:15:15 | 家族あれこれ(犬も含めて)
半月くらい前 実家の母から弾んだ声で電話があった。

「OO子 私、無罪放免になったのよ」

別に母が刑事事件の被告になっていたわけではない。
母は1983年に胃潰瘍で胃の2/3を取る手術をして、その時の輸血が原因でC型肝炎のキャリアだった。
10年くらい前にそれがわかり、ウイルスを抱えながら だましだましの日々を送ってきた。しかし去年の四月から、インターフェロンの治療を開始し、一年を経てウイルスがなくなったようだ。それから半年過ぎて血中にウイルスが検出されなければ、完治したと言えるらしい。それがその「無罪放免」だった。

私も随分ほっとした。母はいつも表面は元気でいたが、やはり無理すると肝機能の数値が上がってしまっていたし、じわじわ悪くなって肝硬変、肝癌という経緯をたどってしまうのではないかととても怖かった。
それに、やはりインターフェロンの治療は随分身体に応えたようで、食欲も低下し、時には発熱して元々細かった人が更に細くなり、ふさふさしていた髪も見るたびに薄くなってしまってこの一年でずいぶん年を取ってしまったような気がしたし、こんな思いをして効果がなかったらつらい思いをするだけ可哀想な気がしたから。

それで、この結果である。人によって効果も違うだろうし、副作用がきつくてやめてしまう人もいるらしい(以前に比べて副作用は軽減されたようだけど)
信頼できる医師と巡り合えたのもよかったんだと思う。病気っていうのはかかるのも治るのも運不運があるんだなとつくづく思った。

そして 今日 9月9日は母の誕生日

お誕生日おめでとう ママ! いつまでも若く元気でいてね

かなり口うるさいあなたに時には反発を感じたけれど あなたの子供に生まれてきたことを誇りに思います。そして感謝しています。

しかし、完治というお墨付きをもらったとたんに かなりパワフルに飛び回っている。髪もこの半年でふさふさで元通り。お稽古や旅行も再開しているようだ。
ほどほどにお楽しみくだされ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする