局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

深まる秋にたまには思索する時もあるの

2006-09-25 21:09:36 | 様々な思い
今朝は着物で出かけた。
まだ単衣の季節だけど、夏帯と絽の半襟だと季節に乗り遅れて野暮ったい気がした。こういう季節の変わり目の着物は本当に難しい。

昼間は思ったより暑かったけど、夕方家に帰って着替えたらちょっと汗ばんでいた肌に家の中の空気がひんやりと寄り添った。
朝干した洗濯物も冷えて湿気をもってしまいそうだからあわてて取り込んだ。暮れていく空の雲はもう完全に秋の雲だった。

一日中置いてけぼりにしていた犬と散歩に出かけるときにはジャケットが必要だった。
散歩の途中、この前までうるさかった蝉の声が色々な種類の虫の声に替わっていたのに気づいた。金木犀の香りがあちこちの庭から漂ってきた。

毎年、同じように季節が過ぎる。
地球だっていつまでもあるわけじゃないだろうけど、私達が生きられる期間においては変わらず存在しているだろう。

その中で私達は変わっていく。
なんにせよ人間って無常であるって事を最近よく思う。
身体も・・・心も・・・

だけど、だからこそ もがいたり、苦しんだり、ささやかな幸せを感じたりしてる人間たちと、その営みを 自分をも含めて愛おしいと思う。
コメント (2)
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