実はね、私のパート先の会社、5年ほど前をピークとして年々実績悪化。今年は震災の影響で東北支店も被害を受けたこともあり、かなりの赤字計上らしい。
だから経費節減で社員旅行もなかったんですけどね(5年前伊豆の高級旅館で豪遊したのが最後)
ただ、今年は20周年ってことで社長がどうしても旅行したい、旅行して営業のおっさんたちを慰労してカツを入れここらで業績を上向けたい ってことで計画したらしい。
私は遠慮したかったのですけどね 「局さん、楽しみやろ 10月10日は空けといてな」なんて社長から直々に言われて、その場で断れなかったのと、事務系正社員でこき使われてる私の友人がチャマ母(以下チャママと略す)と同じ部屋になって旅行先まで気を利かせすぎて疲れ果てるのが見えてたので、彼女のためと思い、「絶対お前つまんねえに決まってるんだから行くな」と言うオットを「止めてくれるなオットよ」と振り切り、出かけたのであった。
しかし、オットよ あなたは正しかった。
会社は縮小しているから5年前よりメンバーは少ないのだが、残った人は変化のないメンバー。今回不参加のパートのおねえちゃん以外40半ばのチャマが最年少という会社である。
社長 チャマ一族以外は人の良いオジたちなのだが、共通の話題もなく(唯一の趣味がパチンコとかだし)色々ワケアリビトも多く(ある朝突然 探さないでくださいという置手紙があって奥さんがオトコと逃げてしまったとか)あまりプライベートも話題にできないのである。
そのメンバーで行く社員旅行である。5年前のバブル旅行はまだお風呂や食事が豪華な点で楽しめたのだけど今回のホテルは多分前回の三分の一ほどの宿泊料であろう。
部屋の掃除はイマイチ 大浴場のすみには黒カビ、シャワーキャップもないのであせった。食事もさもありなん。マグロの刺身がレバー色しているようなラインナップであった。
私の前にはそのお膳、更に隣はチャマである。
楽しいのに決まってるではないか・・・ やれやれ・・・・
普段はなるべく見ないようにして自分の仕事に関係する時にだけは話すようにしているが 関係する時はチャマのポカが原因でそれを追及する場合が多いので 私とチャマのコミュニケーションは殆ど私が文句を言ってチャマが言い訳するというパターンである。
急に宴席で隣同士になってもその関係はすぐには変わらず いつまでもグズグズとカラオケの曲名を探して次の人に渡さないチャマに「AKB48にしたら トモチンてのが好きなんでしょ」などとマキを入れてしまった。 「えっ 別に好きじゃないっすよ 嫌いじゃないけど・・・。それにAKBの歌なんて歌えないし」とあせるチャマ。
なぜヤツがトモチン好きなのか知っているかというと ヤツと共通で使うグーグルの検索履歴によく「板野友美」ってのが残っているからである・・ 仕事中に遊んだら履歴くらい消せっつうの。
他の社員と話すでもなく社長にお酌をするわけでもなく、お膳の前にどっかり座りただ何もしゃべらずにつまらなそうに食べているだけ。アルコールに弱くビール2杯くらいで胸まで真っ赤。ホントにウドの大木というのは君のためにある。
次の日はチェックアウトの後に近くのアウトレットモールに行った。
私と友人は二人で回りたかったが チャママが全部くっついてきてうっとおしかった。おまけにみんなに嫌われているチャマも私たちがウィンドショッピングしている後を所在なさそうに着かず離れずについてきて 店には入らずに入口付近でつまらなそうに突っ立っている体たらくである。
チャママは「あんた何か欲しいものないの? 買ってあげるわよ」と世話をやきたがっていた。
チャマはつまらなそうに「別に欲しいものないよ」と言っていたので 「あら~~ 良いですねえチャマさん。せっかくなら買ってもらえばいいのに~~ 私もチャママみたいなママが欲しいわ~」と思いっきり明るく皮肉を言ったがチャママ チャマ親子には通じなかった模様である。
しかしそれはまだよい。ここでの問題は社長であった。アウトレットモールに1時間も居たらもう飽きてしまって「こんな所にいても仕方がない。新幹線を早めて帰ろやないか」と言い出したのである。言い出したら聞かないワンマン経営者である。
「仕方がないからみんなを撤収してとにかく駅に行こう」と言うことになった。
ところが携帯にかけても出ないやつが三人。「ロッカーに預けた」「電池がなかった」などと言っていたが、こういう時こういう空間こその携帯電話じゃないか ロッカーに預ける社員がいるってところで会社の明日は暗いですのう。
仕方がないので友人とインフォメーションセンターに走り 「迷子じゃないです 大人です」と言って館内放送してもらった。 やれやれ。
そしてやっとのことでみんなを集めて新幹線の駅についたのはいいが、新幹線の時間の変更はきかず(ツアーの時って変更できないんじゃないですか と一応言ったのにさ)自由席だったらOKとのこと。連休最終日で自由席の所にはもうすでに人が並んでいるのを見て、とにかく社長とチャマ両親の70台は座らせなきゃならないと みんな分かれて席をとってとにかく社長たちの席だけは確保しましょうね と ここでも仕切ってしまった。
しかもアウトレットモールで食べる予定だった昼食も食べそこね、おなかがすいているみんなのために友人はお土産に買った温泉まんじゅうを配り、私は東京駅近くでこのメンバーが入ってすぐに食べられるレストランを検索した。 オジたちがビールくらい飲めて、たばこが吸えて、和食以外っていうリクエストを聞いてそれなりのところを八重洲口近くで探し、社長に「東京駅降りたらここにしますかね?」と言ったら なんとチャマに ダメだしされたのである「局さん 構内じゃないと・・・ せっかく山手線はこの切符で行けるんだから一度出ちゃうとまた買わなきゃだめなんですよ」 だと。
そんなこたぁわかってるわい。 ただ東京駅構内ではこの人数ですぐに座れるところなんてほぼないだろうし、たかだか200円くらい浮くって話である。
怒り心頭に達しながらもかろうじて顔には出さずに 「じゃ チャマさん探してみてくださいね~ 」と言い置いて席に戻ったが いざ駅に着いたらすごい人。社長もこれじゃ無理とわかったらしく 「局さんが探してくれたところに行こうや」と言って最後はそのビアレストランでビールを一杯ずつ飲み、好きなつまみ系を頼んでタバコもすえてオジたちは満足そうであった。
チャマはこういうささいな所に非常にケチで、今回の節電流行りの折には嬉々として二本ある蛍光灯を一本にするとかセコセコ節電につとめていた。夏の間はそれでも良かったが、暗くなるのが早くなった昨今、やっぱり夕方になると事務所が暗いのである。
それに倉庫のエアコンのリモコンをどこかに隠してつけられないようにしたのには やはり怒り心頭に達した。常時人がいるわけじゃないが、締切で酷暑の密閉空間で力仕事をするオジたちがどんなに大変かわからないのであろうか?
自分が嫌になると調査もしないで計画を変えて社員を右往左往させるワンマン経営者。そしてそれに文句も言わずに諦めきって従うワケありオジたち。そして次期社長があのチャマ。
う~~ん 前から危ないと思っていたが多分この会社の将来はないであろう。 私が専業主婦になる日も近いかも・・・
ってことで慰安旅行どころでない社員旅行が終わり、夕方オットの待つ我が家にたどりついた時にはぐったりと疲れ果てていたのだが、この日はまだ続きがあった。
オットに簡易夕食を作ってやれ片づけようとしたところにドラが婚姻届を手に家に現れたのである。
どっひゃ~~
詳細 明日・・・
だから経費節減で社員旅行もなかったんですけどね(5年前伊豆の高級旅館で豪遊したのが最後)
ただ、今年は20周年ってことで社長がどうしても旅行したい、旅行して営業のおっさんたちを慰労してカツを入れここらで業績を上向けたい ってことで計画したらしい。
私は遠慮したかったのですけどね 「局さん、楽しみやろ 10月10日は空けといてな」なんて社長から直々に言われて、その場で断れなかったのと、事務系正社員でこき使われてる私の友人がチャマ母(以下チャママと略す)と同じ部屋になって旅行先まで気を利かせすぎて疲れ果てるのが見えてたので、彼女のためと思い、「絶対お前つまんねえに決まってるんだから行くな」と言うオットを「止めてくれるなオットよ」と振り切り、出かけたのであった。
しかし、オットよ あなたは正しかった。
会社は縮小しているから5年前よりメンバーは少ないのだが、残った人は変化のないメンバー。今回不参加のパートのおねえちゃん以外40半ばのチャマが最年少という会社である。
社長 チャマ一族以外は人の良いオジたちなのだが、共通の話題もなく(唯一の趣味がパチンコとかだし)色々ワケアリビトも多く(ある朝突然 探さないでくださいという置手紙があって奥さんがオトコと逃げてしまったとか)あまりプライベートも話題にできないのである。
そのメンバーで行く社員旅行である。5年前のバブル旅行はまだお風呂や食事が豪華な点で楽しめたのだけど今回のホテルは多分前回の三分の一ほどの宿泊料であろう。
部屋の掃除はイマイチ 大浴場のすみには黒カビ、シャワーキャップもないのであせった。食事もさもありなん。マグロの刺身がレバー色しているようなラインナップであった。
私の前にはそのお膳、更に隣はチャマである。
楽しいのに決まってるではないか・・・ やれやれ・・・・
普段はなるべく見ないようにして自分の仕事に関係する時にだけは話すようにしているが 関係する時はチャマのポカが原因でそれを追及する場合が多いので 私とチャマのコミュニケーションは殆ど私が文句を言ってチャマが言い訳するというパターンである。
急に宴席で隣同士になってもその関係はすぐには変わらず いつまでもグズグズとカラオケの曲名を探して次の人に渡さないチャマに「AKB48にしたら トモチンてのが好きなんでしょ」などとマキを入れてしまった。 「えっ 別に好きじゃないっすよ 嫌いじゃないけど・・・。それにAKBの歌なんて歌えないし」とあせるチャマ。
なぜヤツがトモチン好きなのか知っているかというと ヤツと共通で使うグーグルの検索履歴によく「板野友美」ってのが残っているからである・・ 仕事中に遊んだら履歴くらい消せっつうの。
他の社員と話すでもなく社長にお酌をするわけでもなく、お膳の前にどっかり座りただ何もしゃべらずにつまらなそうに食べているだけ。アルコールに弱くビール2杯くらいで胸まで真っ赤。ホントにウドの大木というのは君のためにある。
次の日はチェックアウトの後に近くのアウトレットモールに行った。
私と友人は二人で回りたかったが チャママが全部くっついてきてうっとおしかった。おまけにみんなに嫌われているチャマも私たちがウィンドショッピングしている後を所在なさそうに着かず離れずについてきて 店には入らずに入口付近でつまらなそうに突っ立っている体たらくである。
チャママは「あんた何か欲しいものないの? 買ってあげるわよ」と世話をやきたがっていた。
チャマはつまらなそうに「別に欲しいものないよ」と言っていたので 「あら~~ 良いですねえチャマさん。せっかくなら買ってもらえばいいのに~~ 私もチャママみたいなママが欲しいわ~」と思いっきり明るく皮肉を言ったがチャママ チャマ親子には通じなかった模様である。
しかしそれはまだよい。ここでの問題は社長であった。アウトレットモールに1時間も居たらもう飽きてしまって「こんな所にいても仕方がない。新幹線を早めて帰ろやないか」と言い出したのである。言い出したら聞かないワンマン経営者である。
「仕方がないからみんなを撤収してとにかく駅に行こう」と言うことになった。
ところが携帯にかけても出ないやつが三人。「ロッカーに預けた」「電池がなかった」などと言っていたが、こういう時こういう空間こその携帯電話じゃないか ロッカーに預ける社員がいるってところで会社の明日は暗いですのう。
仕方がないので友人とインフォメーションセンターに走り 「迷子じゃないです 大人です」と言って館内放送してもらった。 やれやれ。
そしてやっとのことでみんなを集めて新幹線の駅についたのはいいが、新幹線の時間の変更はきかず(ツアーの時って変更できないんじゃないですか と一応言ったのにさ)自由席だったらOKとのこと。連休最終日で自由席の所にはもうすでに人が並んでいるのを見て、とにかく社長とチャマ両親の70台は座らせなきゃならないと みんな分かれて席をとってとにかく社長たちの席だけは確保しましょうね と ここでも仕切ってしまった。
しかもアウトレットモールで食べる予定だった昼食も食べそこね、おなかがすいているみんなのために友人はお土産に買った温泉まんじゅうを配り、私は東京駅近くでこのメンバーが入ってすぐに食べられるレストランを検索した。 オジたちがビールくらい飲めて、たばこが吸えて、和食以外っていうリクエストを聞いてそれなりのところを八重洲口近くで探し、社長に「東京駅降りたらここにしますかね?」と言ったら なんとチャマに ダメだしされたのである「局さん 構内じゃないと・・・ せっかく山手線はこの切符で行けるんだから一度出ちゃうとまた買わなきゃだめなんですよ」 だと。
そんなこたぁわかってるわい。 ただ東京駅構内ではこの人数ですぐに座れるところなんてほぼないだろうし、たかだか200円くらい浮くって話である。
怒り心頭に達しながらもかろうじて顔には出さずに 「じゃ チャマさん探してみてくださいね~ 」と言い置いて席に戻ったが いざ駅に着いたらすごい人。社長もこれじゃ無理とわかったらしく 「局さんが探してくれたところに行こうや」と言って最後はそのビアレストランでビールを一杯ずつ飲み、好きなつまみ系を頼んでタバコもすえてオジたちは満足そうであった。
チャマはこういうささいな所に非常にケチで、今回の節電流行りの折には嬉々として二本ある蛍光灯を一本にするとかセコセコ節電につとめていた。夏の間はそれでも良かったが、暗くなるのが早くなった昨今、やっぱり夕方になると事務所が暗いのである。
それに倉庫のエアコンのリモコンをどこかに隠してつけられないようにしたのには やはり怒り心頭に達した。常時人がいるわけじゃないが、締切で酷暑の密閉空間で力仕事をするオジたちがどんなに大変かわからないのであろうか?
自分が嫌になると調査もしないで計画を変えて社員を右往左往させるワンマン経営者。そしてそれに文句も言わずに諦めきって従うワケありオジたち。そして次期社長があのチャマ。
う~~ん 前から危ないと思っていたが多分この会社の将来はないであろう。 私が専業主婦になる日も近いかも・・・
ってことで慰安旅行どころでない社員旅行が終わり、夕方オットの待つ我が家にたどりついた時にはぐったりと疲れ果てていたのだが、この日はまだ続きがあった。
オットに簡易夕食を作ってやれ片づけようとしたところにドラが婚姻届を手に家に現れたのである。
どっひゃ~~
詳細 明日・・・