私のプリモが到着。旅先で日本食を摂らない私が、意を決して注文したのは、「シェフは日本の寿司と酒をオマージュしたが、日本の寿司ではない。インスパイアされて、キアニーナのために、これを作った」という、不思議な説明でした(笑)。
■il sushi di chianina, piccolo Sushi rolls, 8pcs.
■Special summer dish, Chianina sushi
■小さいキアニーナ巻き
夏の間、金曜日だけのシェフのスペシャリテとあり、注文してみました(ニッコリ)。
2cm長程の、小さなロールが三種類。まさにピッコロ(笑)。
黒いのは、海苔かな? 赤いのは薄切り肉かな?
白は何だろう? 指で触れたら、あ、ラルドだ! トスカナの伝統食材にあった!
緑の高台つきの杯には、醤油の淡い香り。お皿のベースには、バルサミコを使ったソースが引かれています。
わさびが、点々とおかれ、がりのように見えるピンクは、甘い香りがほのかにしました。
この黒いロールが、一番、日本の巻物に近いと思いました。ちなみに海苔は、藻類をあらわすalgaeと呼ばれていました。
マリネードしたキアニーナの薄切り肉と、茹でた米を、ごく薄の海苔で巻いてあって、トップには、ボッコンチーニと認識される、柔らかいムース・クリーム。ほんのり、わさび味が!
食すと、お肉にクリームをあわせた味が拡がります。
お、これ、美味しい! 酢飯にしないことで、全体に米感がひけています。海苔が紙のように薄いから、香りが強調されません。確かに寿司ではない。やるな!(ニッコリ)
後から、お米について尋ねると、スタッフは、rice noodles だといいます。が、米麺を刻んだのでも、大麦のリゾーニでもない。イタリア語では、riso lavorati だというので、なんらかの加工をした米であるのかと、推測に留まりました(苦笑)。
赤いロールと白いロール。赤は米を含まず。
赤は、prosciutto crudo 生ハムでした。アボカド、バジルと一緒に巻いてありました。生ハムの味がふかい。
白は、口に含むと溶ける。うん、これはラルドです! 後から聞いたら、"lardo di colonnata コロンナータのラルド"とのこと。背油の生ハム、とも紹介される、トスカナの伝統食材です。
こちらはスモークしたような苦味のある薄切り肉とバジルと米を巻いて、それをラルドで巻いたように思いました。わさびと醤油をトップして食すと、素敵な存在感でした。
やるな! これは素敵だ! 寿司ではない。だが、シェフのアイディアの源にSushi roll があったのです。
こういう素敵な驚きは、大好きです。偽物ではない、本当の仕事!(微笑)
あ、ピンクの物体は、がりというより、生姜のコンフィチュールみたいでした。うふふ。不思議なり。
近江牛の握りを、かつて長浜で食したことがあります。あれは日本の寿司でした。同じように、牛肉を活かすための料理でも、まったくスタンスが違うのです。その違いが愛しいと、改めて思いました(ニッコリ)。
この調理には深く感動したけれど、キアニーナ牛である特性は、明確にはつかめず。薄切りなのに、美味しい赤身肉だな、と思っただけでした。
二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 今日食べたもの
■il sushi di chianina, piccolo Sushi rolls, 8pcs.
■Special summer dish, Chianina sushi
■小さいキアニーナ巻き
夏の間、金曜日だけのシェフのスペシャリテとあり、注文してみました(ニッコリ)。
2cm長程の、小さなロールが三種類。まさにピッコロ(笑)。
黒いのは、海苔かな? 赤いのは薄切り肉かな?
白は何だろう? 指で触れたら、あ、ラルドだ! トスカナの伝統食材にあった!
緑の高台つきの杯には、醤油の淡い香り。お皿のベースには、バルサミコを使ったソースが引かれています。
わさびが、点々とおかれ、がりのように見えるピンクは、甘い香りがほのかにしました。
この黒いロールが、一番、日本の巻物に近いと思いました。ちなみに海苔は、藻類をあらわすalgaeと呼ばれていました。
マリネードしたキアニーナの薄切り肉と、茹でた米を、ごく薄の海苔で巻いてあって、トップには、ボッコンチーニと認識される、柔らかいムース・クリーム。ほんのり、わさび味が!
食すと、お肉にクリームをあわせた味が拡がります。
お、これ、美味しい! 酢飯にしないことで、全体に米感がひけています。海苔が紙のように薄いから、香りが強調されません。確かに寿司ではない。やるな!(ニッコリ)
後から、お米について尋ねると、スタッフは、rice noodles だといいます。が、米麺を刻んだのでも、大麦のリゾーニでもない。イタリア語では、riso lavorati だというので、なんらかの加工をした米であるのかと、推測に留まりました(苦笑)。
赤いロールと白いロール。赤は米を含まず。
赤は、prosciutto crudo 生ハムでした。アボカド、バジルと一緒に巻いてありました。生ハムの味がふかい。
白は、口に含むと溶ける。うん、これはラルドです! 後から聞いたら、"lardo di colonnata コロンナータのラルド"とのこと。背油の生ハム、とも紹介される、トスカナの伝統食材です。
こちらはスモークしたような苦味のある薄切り肉とバジルと米を巻いて、それをラルドで巻いたように思いました。わさびと醤油をトップして食すと、素敵な存在感でした。
やるな! これは素敵だ! 寿司ではない。だが、シェフのアイディアの源にSushi roll があったのです。
こういう素敵な驚きは、大好きです。偽物ではない、本当の仕事!(微笑)
あ、ピンクの物体は、がりというより、生姜のコンフィチュールみたいでした。うふふ。不思議なり。
近江牛の握りを、かつて長浜で食したことがあります。あれは日本の寿司でした。同じように、牛肉を活かすための料理でも、まったくスタンスが違うのです。その違いが愛しいと、改めて思いました(ニッコリ)。
この調理には深く感動したけれど、キアニーナ牛である特性は、明確にはつかめず。薄切りなのに、美味しい赤身肉だな、と思っただけでした。
二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 今日食べたもの