こんばんは、八月最終日、残暑厳しいまま、夜を迎えようとしています。
今日を最後に、ホテルのダイニングを離れるシェフに、八月半ばに誂えていただいた食を、記録します。
海外にでる前夜の夜中の食(!)でしたのに、書くのが切なくて、半月以上、下書きにおいてありました(苦笑)。今夜はウェットなことを書きます。
さて。我が家の週末の寛ぎと元気補給の場所に選んでいる、シェラトン・グランデ東京ベイ。実に永いお付き合いになります。ホスピタリティー溢れる歴代のスタッフ、特に料飲のスタッフを、懐かしく思い出します。沢山の魅力的な方が、ホテルを卒業されて行かれました。
その中でも、それぞれのレストランの顔であるメイン・シェフ、ソムリエないしバーテンダーの方には、特に感慨深いものがあります。この人達がチームの指向性を定めるからです。
私達の好き嫌いだけでなく、私達がどんな物事を大事に思い、どんな価値観をもっているか、それを理解してくれなければ、安心して委ねて、サーブを受けることは難しいです。それを解り合うために、時間と会話を重ねて、時には否定の言葉も使って、お互いが努力していると、私は考えています。
五年近く、私達に豊かな週末時間を誂えて下さった、斎藤シェフが、シェラトンの籍を去られます。レストラン「舞浜・鉄板焼+」のメインシェフを勤め、サミット無き後、メインダイニング無きホテルを支えた方と思います。
前身の庭園内鉄板焼き店から、お付き合いは始まりました。その頃、私達は長らく愛してやまなかった、荻原副総料理長がホテルを去られて、気持ちの難民(笑)をしていました。そこから始まった試行錯誤の日々に、よくお付き合い下さったと、感謝しています。
高い&有名なブランド牛を出しておけば安心、という客ではなく、いつでも創造性を求め、ストーリィやコンセプトのある食卓を求める客の要請に、レストラン全体を見ながら応えて下さるのは、大変なことであったと思います。
地産地消の食材、新しい食材、新しい調理法、私達はたくさん、斎藤シェフに教えていただきました。子供のように晴れやかな、いたずらっぽい笑顔(笑)で、ちょい自慢しては照れるシャイなお人柄でした。
料理は時間制約のあるなかで、いつも緻密に考えていらした。そして、ゲストである我が家を、いつでも思ってくれている暖かさが、お皿に乗っていたと思っています。
その方が籍を離れられるのは、我が家には大きな痛手です。くらくらしました(笑)。ですが、この先の再会を祈念して、今日はこの記事を書きました。
この記事は、飲食の世界でこれからも活躍されるであろう、斎藤正一シェフ(舞浜・鉄板焼+)へのはなむけであり、お節介な客からの「推薦状」です(笑)。
また貴方のお料理をいただく日が、早く来ることを待っています。
■写真は冷菜三点です。ムースが喉に優しかったことを、振り返りました(苦笑)。
■舞浜・鉄板焼+(シェラトン・グランデ東京ベイ)
今日を最後に、ホテルのダイニングを離れるシェフに、八月半ばに誂えていただいた食を、記録します。
海外にでる前夜の夜中の食(!)でしたのに、書くのが切なくて、半月以上、下書きにおいてありました(苦笑)。今夜はウェットなことを書きます。
さて。我が家の週末の寛ぎと元気補給の場所に選んでいる、シェラトン・グランデ東京ベイ。実に永いお付き合いになります。ホスピタリティー溢れる歴代のスタッフ、特に料飲のスタッフを、懐かしく思い出します。沢山の魅力的な方が、ホテルを卒業されて行かれました。
その中でも、それぞれのレストランの顔であるメイン・シェフ、ソムリエないしバーテンダーの方には、特に感慨深いものがあります。この人達がチームの指向性を定めるからです。
私達の好き嫌いだけでなく、私達がどんな物事を大事に思い、どんな価値観をもっているか、それを理解してくれなければ、安心して委ねて、サーブを受けることは難しいです。それを解り合うために、時間と会話を重ねて、時には否定の言葉も使って、お互いが努力していると、私は考えています。
五年近く、私達に豊かな週末時間を誂えて下さった、斎藤シェフが、シェラトンの籍を去られます。レストラン「舞浜・鉄板焼+」のメインシェフを勤め、サミット無き後、メインダイニング無きホテルを支えた方と思います。
前身の庭園内鉄板焼き店から、お付き合いは始まりました。その頃、私達は長らく愛してやまなかった、荻原副総料理長がホテルを去られて、気持ちの難民(笑)をしていました。そこから始まった試行錯誤の日々に、よくお付き合い下さったと、感謝しています。
高い&有名なブランド牛を出しておけば安心、という客ではなく、いつでも創造性を求め、ストーリィやコンセプトのある食卓を求める客の要請に、レストラン全体を見ながら応えて下さるのは、大変なことであったと思います。
地産地消の食材、新しい食材、新しい調理法、私達はたくさん、斎藤シェフに教えていただきました。子供のように晴れやかな、いたずらっぽい笑顔(笑)で、ちょい自慢しては照れるシャイなお人柄でした。
料理は時間制約のあるなかで、いつも緻密に考えていらした。そして、ゲストである我が家を、いつでも思ってくれている暖かさが、お皿に乗っていたと思っています。
その方が籍を離れられるのは、我が家には大きな痛手です。くらくらしました(笑)。ですが、この先の再会を祈念して、今日はこの記事を書きました。
この記事は、飲食の世界でこれからも活躍されるであろう、斎藤正一シェフ(舞浜・鉄板焼+)へのはなむけであり、お節介な客からの「推薦状」です(笑)。
また貴方のお料理をいただく日が、早く来ることを待っています。
■写真は冷菜三点です。ムースが喉に優しかったことを、振り返りました(苦笑)。
■舞浜・鉄板焼+(シェラトン・グランデ東京ベイ)